はるか昔は、人々は生活の中に月のリズムを自然に取り入れていました。

また、体には、胸、腕、脳、腸、膣など、月がつく漢字がたくさんあります。 そのことからも、昔の人は、月と人には深い関係があると思っていたことが伺えます。

特に、女性は月経があるため、月と密接な関係があると言われています。

月が地球の周りを一周するのにかかる日数は、28~29日ですが、これは女性の月経周期と重なり、新月・上弦の月・満月・下弦の月という月の4つの相は、女性の月経周期である月経期・卵胞期・排卵期・黄体期に置き換えることができます。
特徴が重なる「月のサイクル」と「月経のサイクル」
月が満ちて欠けるサイクルには、4つの相[新月]→[上弦の月]→[満月]→[下弦の月]が登場します。そして、それぞれの相が持つ自然現象などに見られる特徴は、以下のように女性の月経サイクルの4つ時期の特徴と不思議なことに共鳴しています。
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月の影響が弱まる新月は、女性のサイクルで言えば、月経期と重なるため、家でゆっくり休息し、次の時期に備えます。

満月の影響が強くなる上弦の月は、卵胞期に当てはまり、代謝が高まり、気分も上々です。

月の影響が減少していく下弦の月は、デトックスの時期で、黄体期に当てはまります。 代謝機能が低下し、心も不安定になります。

新月]再生・浄化
…月経期(体は冷えやすく、心はネガティブ、肌は乾燥傾向)

[上弦の月]満ちていく、吸収
…卵胞期(体は代謝アップ、心はポジティブ、肌はツヤツヤ期)

[満月]活性・パワー
…排卵期(体は女性力が最高潮、心は安定、肌は混合傾向)

[下弦の月]欠けていく、排出
…黄体期(体は代謝停滞、心は波乱、肌はトラブル期)
このように、女性は月のリズムに大きな影響を受けていますが、心と体のバランスを整えるために、月のリズムを取り入れたケアを行うことを提唱しているのが、ムーンヨガです。
ムーンヨガでは、それぞれの月の相に合わせたヨガを呼吸と共に行いますが、体が柔軟ではない人でも無理なく行うことができるような動きですし、呼吸も意識しながら行うので、リラックス効果も高まります。

ヨガは体の巡りを良くするため、月経不順や月経痛などの改善効果が期待できます。

また、ムーンヨガでは基礎体温表をつけることが推奨されていますが、基礎体温表から体の調子や変化を知ることができ、妊娠やダイエットに最適な時期が分かります。

また、月経不順に悩む人は、原因を知ることができるため、それに合わせて改善対策を立てることができます。
ムーンヨガでは、心と体の日々の変化に気づき、その日の体の状態に合わせてケア方法を決めますが、無理をしないように、体の声を聞きながら行うことが大切です。

そして、1日10分でも時間を作り、継続するようにしましょう。

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