「ごま」の効果をおさらいしよう
「ごま」は約50%が脂質ですが「ごまの脂質」にはコレステロールは含まれていません
「ごまの脂質」はリノール酸やオレイン酸などの不飽和脂酸(免疫力を高めたり、コレステロール値を下げる働きがある)で出来ています
「ごま」には「ゴマリグナン」という成分が含まれています
「ゴマリグナン」はビタミンEが含まれる食品と一緒にとると、ビタミンE活性がより増強されることもわかっており、老化を抑え、美容効果も期待できます。
「抗酸化作用」はオトナ女子にとって重要ポイント!また、「ごま」の20%はたんぱく質です。たんぱく質も肌には大切な成分ですね。さらに「ごま」には、食物繊維が含まれています(100g中12.6g)腸活も期待出来そうです。
「黒ごま」と「白ごま」は何がどう違うの?
ごまの原産地は熱帯アフリカ。数千年前、アフリカからごまは世界に広がっていきました。日本には中国から伝えられたとされ、奈良時代にはすでに重要な作物としてごまが栽培されていたようです。
私達の食生活でポピュラーな「黒ごま」と「白ごま」の成分には、さほど違いのないことがわかりました。食べ方や使い方・料理によって選ぶことがポイントのようですね。
「黒ごま」の特徴
種皮の黒い色にはブルーベリーと同じ、アントシアニンという色素が含まれている。種皮の割合が多く、そのぶんカルシウムなどが多く含まれているとされるが、皮がかたいので、すっていただくのが一般的。
「白ごま」の特徴
日本での生産量は「白ごま」が1位です
温帯や亜熱帯地域で栽培され、アフリカや東南アジアなど、世界各地で生産されている。黒ごまと比べると脂質が若干多く、ごま油の原料としても使われている。
「金ごま」の特徴
「金ごま」は「白ごま」や「黒ごま」と比べると脂質が高く、コクのある味わい。香りも他より抜きでて高く、そのぶん値段も高価。懐石料理などで使われてきました
トルコ産が有名だが、近年では日本国内での栽培も増えている。
毎日の美活に「ごま」を取り入れよう
スパイスコレクションの中に「ごま」もプラスして!on the table
粒・すりごま・練りごま バリエーションは豊富
「いりごま(粒状)」はフードプロセッサー・ブレンダーなどで、簡単に「すりごま」や「練りごま」にアレンジできます。
「ごまだれ」レシピを集めました。先生によって調味料の配分に微妙な違いがあることがわかります。料理に合わせて色々な「ごまだれ」レシピにチャレンジしたいですね
ごまだれ➀(栗原はるみ先生) 調理時間 /5分
つくり方
1ボウルに練りごまを入れ、しょうゆ、砂糖、みりん、だしを順に加えながらよく混ぜ合わせる。
《保存》冷蔵庫で5日間保存可能。
◆このレシピにおすすめのメニューはこちら◆お好みそうめん
ごまだれ②(栗原はるみ先生) 調理時間 /5分
つくり方
1ボウルに材料をすべて入れ、混ぜる。
2保存容器に入れ、冷蔵庫で2週間保存可能。
このレシピをつかったおすすめの料理はこちら
ほうれんそうのごまあえ
ごまだれ(大原 千鶴先生)
つくり方
1【A】を砂糖が溶けるまでよく混ぜ合わせる。
2水を少しずつ加えて溶きのばし、最後に米酢を加えて混ぜる。
【用途】あえ物や鍋物のつけだれ、煮物のベースに。
【保存期間】冷蔵庫で2週間。
このレシピをつかったおすすめの料理はこちら
牛肉とせりのしゃぶしゃぶ・さやいんげんのごまあえ・かぶと厚揚げのごま煮
辛みごまだれ 白と黒(藤野 嘉子先生)
ごま特有のコクたっぷり。和・洋・エスニックとどんな料理にも使える万能調味料です。
材料(つくりやすい分量/約カップ1/2)
・練りごま (白または黒)大さじ3・しょうゆ大さじ1・砂糖大さじ1
・酢大さじ1・ラーユ適量・水大さじ1~2
・練りごま (白または黒)大さじ3・しょうゆ大さじ1・砂糖大さじ1
・酢大さじ1・ラーユ適量・水大さじ1~2
つくり方
1すべての材料を混ぜ合わせる。
【保存】密封できる保存瓶に入れて冷蔵庫で約2週間。
◆藤野さんの「辛みごまだれ 白と黒」使い◆
わたしはふだん、残った練りごまを使い切る手段として「辛みごまだれ」をよくつくります。ごま特有のコクが強く、一見中国風の味わいですが、和・洋・エスニックと、どんな料理にも万能に使えて便利。焼きなすや焼いた厚揚げにかけたり、ほうれんそう、にら、もやしなどをゆでてあえたりなど、あと1品欲しいときの副菜づくりに特に活躍します。めんつゆ、好みの薬味と合わせれば、鍋料理やうどん、そうめんなどのつけだれにもなります。ごまの栄養もたっぷりとれるので健康のためにもおすすめです。
※辛みごまだれを使った料理例
ツナサラダ・さけの包み焼き・おかず棒棒鶏(バンバンジー)・秋野菜の煮物・簡単ごまマーボー
ゆで野菜のごまあえ・お急ぎ丼
万能ごまだれ(吉田 勝彦先生)調理時間 /5分
つくり方
1しょうゆ、酢、砂糖、ごま油を小さめのボウルに入れて混ぜ合わせ、砂糖を溶かす。
2別のボウルに練りごまを入れ、1を少しずつ加えながら、泡立て器でしっかり混ぜ合わせる。
! ポイント
もったりと濃厚な練りごまは、水分と混ざりにくく、ほかの調味料と一気に混ぜ合わせようとすると、分離した状態に。むらなく、滑らかに仕上げるには、少量ずつゆっくりと混ぜ合わせていくことが大事。
【保存】保存容器に入れて冷蔵庫で約2週間保存可能。
【ごまだれにひと味プラス】
ここで紹介している万能ごまだれは、練りごま、しょうゆ、酢、砂糖、ごま油だけでつくるシンプルなもの。使う料理によって、「ラー油」「しょうが」「粒マスタード」を少量加えてアクセントにするのもおすすめ。
【こちらのレシピも参考に!】
蒸し鶏・ごまだれ冷ややっこ・水菜のごまだれサラダ・しらたきのごまだれサラダ
インスタで見つけてた美味しそうな「ゴマだれ」
我が家の簡単旨 ゴマだれ
ささ身のごまだれかけ(牧野 直子先生) 調理時間 /10分
ささ身はヘルシーですが、パサつきが気になることも。しっとりと食べやすく調理しましょう。
材料(2人分)
・鶏ささ身2本・ねぎ (青い部分)少々・しょうが (薄切り)少々
・きゅうり1/2本
【ごまだれ】
・ポン酢しょうゆ大さじ1*市販。・練りごま (白)大さじ1
・ささ身のゆで汁大さじ1/2・酒・塩少々・かたくり粉大さじ1
・鶏ささ身2本・ねぎ (青い部分)少々・しょうが (薄切り)少々
・きゅうり1/2本
【ごまだれ】
・ポン酢しょうゆ大さじ1*市販。・練りごま (白)大さじ1
・ささ身のゆで汁大さじ1/2・酒・塩少々・かたくり粉大さじ1
つくり方
1ささ身は筋を取って、薄いそぎ切りにする。ボウルに入れ、酒大さじ1、塩少々で下味をつける。かたくり粉大さじ1を加え、全体にもみ込む。
! ポイント
かたくり粉がささ身の水分を閉じ込めるので、ゆでてもパサつかずに仕上がる。
2鍋に、水1リットルとねぎ、しょうが、酒カップ1/4を入れて煮立て、1を加える。周囲が透き通ったら、ざるに取り出し、冷ます。ゆで汁は大さじ1/2をとっておく。
3きゅうりはせん切りにする。
4【ごまだれ】の材料をすべてボウルに入れ、混ぜ合わせておく。
ささ身は美的生活の必須品。加えてごまだれ。魅了満載レシピです。