タイ料理とは
タイ料理では、ひとつの料理に辛味、酸味、甘味などが混ざり合い、複雑な味覚を醸し出している状態が美味とされている。このため食堂には砂糖(น้ำตาล ナームターン)、ナンプラー(น้ำปลา)、唐辛子の酢漬け(พริกน้ำส้ม プリッナームソム)、粉唐辛子(พริกป่น プリックポン)を入れた容器のセット(เครื่องปรุง クルアンプルン)が必ず置かれ、各自が供された料理を好みの味付けに整えてから食べるのが普通である。
5つの魅力
タイ料理の味を一言で言うと「複雑」。その味を作っているのは5つの味覚です。まずは「辛味」。唐辛子や胡椒が味にピリッと刺激を加えます。そして「酸味」。ライムやタマリンドでさっぱりとした風味になります。「甘み」は、ココナッツミルクやパームシュガーなどのまろやかさ、「塩味」は、ナンプラーや塩で味を引き締めます。そしてなんと言っても欠かせないのが「旨味」。エビ味噌やナンプラーなどが、味にコクを加えま す。さらに、レモングラス、コブミカン、パクチーなどで「香り」を添えるのがタイ料理の特徴です。
タイの自然
この美しい自然をイメージしながら、タイ料理にチャレンジしてみたいです。
タイ料理に美容効果が期待出来るって本当?
バリエーションに富んだ野菜の食べ方が嬉しい!
辛い!インパクトある食材は代謝を活発にし、デトックス効果を促す?
トムヤムクン、タイカレー、ヤムウンセン(春雨の和え物)など、タイ料理には辛いものが多いですが、辛さの元となっている唐辛子には、代謝を高め、脂肪燃焼に役立ちます。発汗作用もあるので、暑い夏に食べれば体の表面温度を下げることができます。
酸っぱい!が体の中でフル回転?
さっそくチャレンジ!オトナ女子のタイ料理
「エスニックソース」&「エスニックドレッシング」はいろいろな料理に使えそうです。
エスニックソース(栗原はるみさん)
春巻にぴったりなエスニックソースです。ナンプラーの風味がグッとエスニック風味にしてくれますよ。
材料(つくりやすい分量)
・みりんカップ1/2・ナムプラー大さじ1+1/2・しょうゆ大さじ1/2
・酢大さじ2・コーンスターチ大さじ2・にんにく (すりおろす)小さじ1
・しょうが (すりおろす)小さじ1・赤とうがらし (小口切り)2本分
・ごま油小さじ1・レモン汁少々
つくり方
1みりんは弱火で半量に煮詰める。これにナムプラー、しょうゆ、酢を入れて煮立て、同量の水で溶いたコーンスターチを加えてとろみをつけ、冷ます。粗熱が取れたら、にんにく・しょうがのすりおろし、赤とうがらしの小口切り、ごま油、レモン汁少々を加えて混ぜ合わせる。
・みりんカップ1/2・ナムプラー大さじ1+1/2・しょうゆ大さじ1/2
・酢大さじ2・コーンスターチ大さじ2・にんにく (すりおろす)小さじ1
・しょうが (すりおろす)小さじ1・赤とうがらし (小口切り)2本分
・ごま油小さじ1・レモン汁少々
つくり方
1みりんは弱火で半量に煮詰める。これにナムプラー、しょうゆ、酢を入れて煮立て、同量の水で溶いたコーンスターチを加えてとろみをつけ、冷ます。粗熱が取れたら、にんにく・しょうがのすりおろし、赤とうがらしの小口切り、ごま油、レモン汁少々を加えて混ぜ合わせる。
エスニックドレッシング(川上 文代 さん)調理時間 /5分
ひとふりでアジアの味。ノンオイルであっさりなのも、夏にうれしい。
材料(でき上がり約120ml分)
・ニョクマム大さじ2+1/3*ベトナムの魚醤(ぎょしょう)。タイの同様の調味料、ナムプラーでも。・酢大さじ1・水大さじ2+2/3・レモン汁小さじ1
・砂糖大さじ1+2/3・赤とうがらし1/2本・にんにく1かけ
つくり方
1赤とうがらしは分量の水に浸して柔らかくし、種ごと輪切りにする(辛さが苦手な場合は種を抜く)。にんにくはみじん切りにする。
2すべての材料を混ぜ合わせ、砂糖が溶けたら密封容器に移す。
全体備考
冷蔵庫で約2週間保存可能。
・ニョクマム大さじ2+1/3*ベトナムの魚醤(ぎょしょう)。タイの同様の調味料、ナムプラーでも。・酢大さじ1・水大さじ2+2/3・レモン汁小さじ1
・砂糖大さじ1+2/3・赤とうがらし1/2本・にんにく1かけ
つくり方
1赤とうがらしは分量の水に浸して柔らかくし、種ごと輪切りにする(辛さが苦手な場合は種を抜く)。にんにくはみじん切りにする。
2すべての材料を混ぜ合わせ、砂糖が溶けたら密封容器に移す。
全体備考
冷蔵庫で約2週間保存可能。
タイ風春雨サラダ(栗原はるみさん)調理時間 /20分
酢とライムで、さっぱり味の春雨サラダ・ヤムウンセンです。暑い国ならではの元気が出るメニュー。
材料(4人分)
・えび (小/無頭/殻付き/冷凍)12匹(150g)
・春雨 (乾)100g
*今回は緑豆春雨を使用。
・紫たまねぎ1/4コ(50g)
・きゅうり1本
・香菜(シャンツァイ)の軸1本分
・しょうが (薄切り)3~4枚
【A】・酢大さじ5・ナムプラー大さじ1・砂糖大さじ2・ライムの搾り汁大さじ3~4・香菜の葉適量・ライム適量・塩少々・こしょう少々・ごま油大さじ1~2
つくり方
1紫たまねぎは薄切りにする。きゅうりは縦半分に切ってスプーンで種を取り除き、斜め薄切りにする。
2えびは流水で洗いながら解凍し、殻付きのまま竹串で背ワタを取る。鍋にえびがヒタヒタになるぐらいの湯を沸かし、香菜の軸、しょうが、えびを入れて、すぐに火を止める。ふたをしてそのまま10分間ほど蒸らし、えびに火が通ったらざるに上げ、殻と尾を取り除き、水けをよくきる。
! ポイント
香菜は、葉も軸も根も全部使えます。香菜の軸としょうがを加えた湯でゆでて、えびのくせを取り、すっきりした味に。
3春雨はほぐしながら熱湯で2~3分間ゆでる。ざるに上げ、水けをよくきってボウルに入れ、ラップをして1~2分間蒸らす。ラップを外してボウルごと氷水に当て、箸でかき混ぜながら春雨を冷やす。食べやすい長さに切る。
! ポイント
春雨はゆですぎず蒸らすことで、程よい堅さになります。ボウルごと氷水で冷やすから、水っぽくなりません。
4小さいボウルに【A】を合わせ、よく混ぜる。
5ボウルに春雨、えび、紫たまねぎ、きゅうりを入れて混ぜ、4を加えてさらに混ぜる。塩・こしょう各少々で味を調え、ごま油を加えてあえる。器に盛り、香菜の葉をザク切りにして加え、ライムを搾りかける。
・えび (小/無頭/殻付き/冷凍)12匹(150g)
・春雨 (乾)100g
*今回は緑豆春雨を使用。
・紫たまねぎ1/4コ(50g)
・きゅうり1本
・香菜(シャンツァイ)の軸1本分
・しょうが (薄切り)3~4枚
【A】・酢大さじ5・ナムプラー大さじ1・砂糖大さじ2・ライムの搾り汁大さじ3~4・香菜の葉適量・ライム適量・塩少々・こしょう少々・ごま油大さじ1~2
つくり方
1紫たまねぎは薄切りにする。きゅうりは縦半分に切ってスプーンで種を取り除き、斜め薄切りにする。
2えびは流水で洗いながら解凍し、殻付きのまま竹串で背ワタを取る。鍋にえびがヒタヒタになるぐらいの湯を沸かし、香菜の軸、しょうが、えびを入れて、すぐに火を止める。ふたをしてそのまま10分間ほど蒸らし、えびに火が通ったらざるに上げ、殻と尾を取り除き、水けをよくきる。
! ポイント
香菜は、葉も軸も根も全部使えます。香菜の軸としょうがを加えた湯でゆでて、えびのくせを取り、すっきりした味に。
3春雨はほぐしながら熱湯で2~3分間ゆでる。ざるに上げ、水けをよくきってボウルに入れ、ラップをして1~2分間蒸らす。ラップを外してボウルごと氷水に当て、箸でかき混ぜながら春雨を冷やす。食べやすい長さに切る。
! ポイント
春雨はゆですぎず蒸らすことで、程よい堅さになります。ボウルごと氷水で冷やすから、水っぽくなりません。
4小さいボウルに【A】を合わせ、よく混ぜる。
5ボウルに春雨、えび、紫たまねぎ、きゅうりを入れて混ぜ、4を加えてさらに混ぜる。塩・こしょう各少々で味を調え、ごま油を加えてあえる。器に盛り、香菜の葉をザク切りにして加え、ライムを搾りかける。
パッタイ(ジャンタ・キッティサック さん )
東南アジアのエスニックなめん料理をご紹介します。タイの焼きそば「パッタイ」もご自宅で!
材料(1人分)
・米粉めん (乾めん)100g・むきえび30g・たくあん (粗みじん切り)15g
・溶き卵1コ分・タマリンドペースト小さじ2・ナムプラー小さじ2
・オイスターソース大さじ1・砂糖大さじ1・干しえび (50mlの水で戻したもの)10g・ピーナツ (粗くつぶす)10g・もやし50g・にら15g・レモン適宜
・サラダ油
つくり方
1米粉めんは水に1時間ほどつけて戻す。
2フライパンにサラダ油大さじ2を入れて、むきえび、たくあん、溶き卵を炒める。
31のめんを入れて、サラダ油大さじ1を足して炒める。
4タマリンドペースト、ナムプラー、オイスターソース、砂糖を混ぜたものを加える。
5干しえび、ピーナツ、もやし、にらを入れて炒める。
6器に盛り、好みでレモンを添える。
・米粉めん (乾めん)100g・むきえび30g・たくあん (粗みじん切り)15g
・溶き卵1コ分・タマリンドペースト小さじ2・ナムプラー小さじ2
・オイスターソース大さじ1・砂糖大さじ1・干しえび (50mlの水で戻したもの)10g・ピーナツ (粗くつぶす)10g・もやし50g・にら15g・レモン適宜
・サラダ油
つくり方
1米粉めんは水に1時間ほどつけて戻す。
2フライパンにサラダ油大さじ2を入れて、むきえび、たくあん、溶き卵を炒める。
31のめんを入れて、サラダ油大さじ1を足して炒める。
4タマリンドペースト、ナムプラー、オイスターソース、砂糖を混ぜたものを加える。
5干しえび、ピーナツ、もやし、にらを入れて炒める。
6器に盛り、好みでレモンを添える。
パッタイは米粉めんと干しエビを戻す準備さえ手間を惜しまなければ、後は炒めるだけのシンプルレシピ。本場の味を存分楽しむことが出来そうですね。