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「いわし」というFishの個性を探る

「まいわし」、「かたくちいわし」、「うるめいわし」

「まいわし」、「かたくちいわし」、「うるめいわし」。私達が耳にする「いわし」の主な種類はこの三種でしょうか?また、「目刺し」「丸干し」「みりん干し」「煮干し」は、「いわし」を加工したものです。この他、稚魚は「しらす干し」「ちりめん」など、「いわし」は、私たちの食生活の中で身近に存在している魚のようですね。

「いわし」の成分の魅力は?

「いわし」の脂分には、脳の働きをよくするといわれるDHA、血中コレステロール値を下げ、中性脂肪を減らして、動脈硬化や脳血栓に有効なEPAが豊富に含まれています。ビタミンB群では、中でもビタミンB2とビタミンB6が豊富。ビタミンB2は成長に欠かせない成分で、成長を促進し動脈硬化や老化を進行させる原因となる過酸化脂質の害を防ぎます。ビタミンB6はたんぱく質の代謝にも大切で、健康な皮膚や髪、歯をつくり、成長を促進、抗アレルギー作用もあり、神経伝達物質の合成にも関わります。そのほか、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、たんぱく質、鉄分、カルシウムなども豊富。

和バージョン・洋バージョン。缶詰の「アンチョビ」含め、一瞬「私、お魚料理はちょっぴり苦手かも?」と思っているオトナ女子にも「いわし」は案外気軽に取り入れることが出来る食材のひとつかもしれませんね。

インスタで見つけた「いわし」

美味しい恋愛レシピをピックアップ

いわしのソテー(栗原はるみ先生)

にんにくチップを作ることで油にも香りがうつり、ソテーが...

にんにくチップを作ることで油にも香りがうつり、ソテーがおいしくなります。 紫玉ねぎは辛味・香りがやわらかいので、水にさらさずに使えて手軽。

材料(4人分)
いわし(3枚おろし)…4尾分塩…小さじ1/2黒こしょう…適量オリーブ油…大さじ1にんにく…1片タイム…2枝紫玉ねぎ…適宜カッテージチーズ…適宜
作り方
1いわしは塩、黒こしょうで下味をつけて5分おく。にんにくは横に薄切りに、紫玉ねぎはみじん切りにする。
2にんにくチップを作る。フライパンにオリーブ油を熱し、にんにくを加えて弱火で揚げ焼きにする。きつね色になったら、取り出しておく。
3[2]のフライパンにタイムといわしを皮目から加えて焼く。焼き色がついたら、返して両面に焼き色をつける。
4半分に切って器に盛り、にんにくチップをくだいてちらし、紫玉ねぎ、カッテージチーズをのせる。
『恋愛マジック』カッテージチーズが斬新です。「魚より肉の方がいいや!」と言いそうな彼には、こんなトッピングで気持ちチェンジ!

いわしのつみれ汁(藤井恵先生)キューピー3分クッキングより

ふわふわのつみれを楽しんで

ふわふわのつみれを楽しんで

材料 (4人分)
▼つみれ
いわし4尾(正味 200g)・みそ大さじ1・しょうが汁大さじ1・酒大さじ1・水大さじ1・片栗粉大さじ1・だし昆布10cm・水5カップ・しめじ1パック(100g)長ねぎ1/2本・塩小さじ1/2・しょうゆ小さじ2・粉山椒少々
作り方
1鍋にだし昆布と分量の水を入れて1時間ほどおく。
2しめじは1本ずつにほぐす。長ねぎは5cm長さに切って芯を除き、せん切りにして水にさらし、水気を絞る(白髪ねぎ)。芯の部分はみじん切りにする。
3いわしは頭を切り落とし、腹ワタを除いてきれいに水洗いし、手開きにして骨を除く。背ビレを除いてぶつ切りにする。
4フードプロセッサーに(3)のいわし、みそ、しょうが汁、酒、水、片栗粉を入れてすり身状になるまでまわし、(2)のねぎの芯を加えて軽く混ぜる。
5(1)を火にかけ、煮立ってきたら昆布をとり出す。手水をつけ、(4)のすり身を一口大に形作って落とし入れ、煮立ったらアクを除く。しめじを加えて中火で3~4分煮、塩としょうゆで調味する。
6器に盛って白髪ねぎをのせ、粉山椒をふる。
藤井恵先生のアドバイス
・つみれだねは弾力が出るまで攪拌します。
・フードプロセッサーがない場合は、細かく刻んでからすり鉢ですりましょう。

「つみれ」って懐かしい響きがありませんか?彼の疲れた心にほっとしたぬくもりを・・・
あらかじめの昆布だしは時短のために筆者は市販のパック入りを使いました。
いわしは、新鮮度をお店の方に確認した上で身を開いていたものを購入しました。

美味しい・時短レシピのピックアップ

いわしの梅干し煮(西川 治先生)調理時間 /10分

新鮮ないわしに梅の風味が絶品。強火でサッとにるのがこつです。

新鮮ないわしに梅の風味が絶品。強火でサッとにるのがこつです。

材料(4人分)
・いわし (大)6~8匹
*新鮮な小いわしなら、頭と内臓は取らなくてもよい。
【A】・酒大さじ3・しょうゆカップ1・砂糖大さ1+1/2
・水カップ1/2・梅干し (大)6コ
つくり方
1いわしは頭と内臓を除く。
2【A】をなべに入れ、火にかける。沸いたら1を入れる。梅干しを入れ、ふたをして強火にする。
3いわしに八分ほど火が通ったら火から下ろし、ふたをしたまま室温になるまでおく。
全体備考
いわしの大きさや梅干しの塩けの強さにより、味が濃くなる場合があります。
お好みでしょうゆの量を加減してください。

いわしのフリット(メイコ イワモト先生)調理時間 /10分

オリーブ油で揚げるからあっさり。青魚を手軽にいただきま...

オリーブ油で揚げるからあっさり。青魚を手軽にいただきましょう。

材料(2人分)
・いわし (小さめのもの)2匹・小麦粉 (強力粉)カップ1/3・レモン1/2コ
・オリーブ油・塩・こしょう
つくり方
1レモンをくし形に切り、皿に盛る。
2紙をまな板に敷き、いわしを手開きにした後、縦2等分にする。
『! ポイント1.紙をまな板に敷き、いわしをのせる。腹ビレと一緒に頭を垂直に切り落とし、尾も切り落とす。2.腹に切り込みを入れ、包丁の先で内臓をかき出す。奥にある血の塊なども取り除く。下に敷いた紙でそのまま内臓をくるみ、捨てる。3.いわしを水で洗い、水けをふいたら、親指を身と中骨の間に差し込み、骨に沿って指を動かす。最後に身を押さえながら、中骨を身から引きはがす。4.背の堅い部分を細く切り取り、縦2等分にする。腹骨もすき取る』
3小さめのフライパンにオリーブ油カップ1/3を入れて火にかけ、いわしに塩、こしょうをふり、強力粉をまぶしつける。
43のオリーブ油にはしの先を入れて泡が立つようになったら中火にし、3のいわしをじっくり揚げる。
5きつね色に揚がったら、皿に盛りつける。好みで塩を添えても。

インスタで見つけた衝撃映像!美味しそうですね!

いわしのハーブマリネ(堀 知佐子先生) 調理時間 /10分

【健脳レシピ】酢とハーブの効果で、さっぱりいただけます。

【健脳レシピ】酢とハーブの効果で、さっぱりいただけます。

材料(2人分)
・いわし2匹
【マリネ液】・酢大さじ3・ごま油大さじ3・ローズマリー (生)1枝・しょうゆ大さじ1・レモン汁大さじ1・紫たまねぎ20g・パセリ (みじん切り)少々
・塩大さじ1・白こしょう (粗びき)適量
つくり方
1いわしは三枚におろして骨を除き、全体に塩大さじ1をふり、30分間ほどおく。
2鍋に【マリネ液】の酢・ごま油・ローズマリーを入れて火にかけ、全体が温まったら火を止める。粗熱が取れたら残りのしょうゆとレモン汁を加える。
32にいわしを入れ、20分間ほどつける。たまねぎは薄切りにする。
4いわしを器に盛り、たまねぎを【マリネ液】にサッとくぐらせていわしの上にのせる。パセリを散らし、ローズマリーを飾り、白こしょう適量をふる。
【健脳ポイント】
・青背の魚の代表格、いわしは、生で食べてDHA・EPAをまるごと摂取。
・フィトケミカル豊富なたまねぎも一緒に。
・ローズマリーの香り成分、シネオールには、集中力を高める効果や抗炎症作用も。
・抗酸化作用が高いごま油をマリネ液に使って。

アンチョビをストックしておこう!

自分流ブルスケッタ

バーニャカウダソース(栗原はるみ先生)調理時間 /10分

イタリアのにんにくベースの温かいソースです。ご飯にも意...

イタリアのにんにくベースの温かいソースです。ご飯にも意外なほどによく合います。

材料
・アンチョビ6枚・オリーブ油大さじ2・にんにく (みじん切り)2かけ
・生クリームカップ1・コーンスターチ小さじ1・塩適宜・こしょう適宜
つくり方
1アンチョビは細かくたたく。
2なべを中火にかけ、オリーブ油を熱し、にんにくを焦がさないようにいためる。香りが出たら、1を加えて軽くいためる。
32に生クリームカップ1を加え、コーンスターチ小さじ1を同量の水で溶いて加え、とろみをつける。塩・こしょう各適宜で味を調える。

オクラのアンチョビあえ(山内 けい子先生)調理時間 /10分

アンチョビを和風に。塩付けはアンチョビの塩分だけなので...

アンチョビを和風に。塩付けはアンチョビの塩分だけなので、好みで加減を。

材料(4人分)
・オクラ10本・アンチョビ (フィレ)2~3枚・卵黄1コ分・塩
つくり方
1オクラは塩適量でもんでから洗い、色よくゆでる。冷水にとり、水けをふき取って薄切りにする。
2アンチョビはみじん切りにし、卵黄と混ぜる。
3オクラを加え、粘りが出るまでよく混ぜて器に盛る。

キャベツのアンチョビ炒め(大庭 英子先生)調理時間 /10分

ササッとつくれるシンプルなキャベツ炒め。おいしさの決め...

ササッとつくれるシンプルなキャベツ炒め。おいしさの決め手はアンチョビの塩けとうまみ、にんにくの風味です。

材料(2人分)
・春キャベツ1/4コ(250g)・アンチョビ6枚(20g)・にんにく1かけ
・オリーブ油大さじ2
【A】・酒大さじ1・塩少々・こしょう少々
つくり方
1キャベツは芯を切り落とし、4~5cm四方に切る。にんにくは縦に3~4等分に切り、アンチョビは1cm幅に切る。
炒める
2フライパンにオリーブ油、にんにくを入れて弱火で炒める。香りがたったら、キャベツ、アンチョビを入れて強火で1~2分間炒める。【A】を順にふって混ぜる。
この他、サラダのトッピングやボイルポテト・フライドポテトと和えたり、パスタソースに加えたり、トーストに薄くのばしたり。万能素材のアンチョビは、ストックしておくと便利ですね。

『アンチョビとアイルサーデン』
アンチョビは「カタクチイワシを塩漬けにして熟成させた油漬け」オイルサーディンは「マイワシやウルメイワシなどの調理済みの油漬け」
https://shokuiku-daijiten.com/mame/mame-112/ 参照

お魚料理も出来るんだね?彼の「え~!すごいね~」を引き出す「いわし」レシピ!秋のワンシーンに加えてみませんか?

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