生姜が代謝を上げるという事はよく知られていますが、なぜか理由をご存知ですか??
生姜はビタミンB1やB2やC、鉄分など多くの栄養分が含まれています。
特に生姜の特徴とも言えるピリッとした辛味はジンゲロールという成分があるから。
特に生姜の特徴とも言えるピリッとした辛味はジンゲロールという成分があるから。
ジンゲロールはファイトケミカルという植物が作り出した化学物質の一種で、生のしょうがに多く含まれている辛味成分です。
殺菌作用や免疫細胞を活性化させる作用、そして胆汁の分泌を促す作用や吐き気、頭痛を抑える作用など、様々な働きを持っています。
そしてジンゲロールやショウガオールに共通している働きは、血管を拡張する作用や抗酸化作用などです。
ジンゲロールは乾燥させたり加熱させたりすることでショウガオールとジンゲロンという成分に変化するのです。
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ジンゲロールのままでも代謝力は高く、体温上昇・免疫力アップ・抗酸化作用など健康に効果的な役割を多く持っていますが、調理することで更にそのパワーは高まります。
しょうがをすりおろして作る「しょうが風呂」「しょうが湿布」などは、皮膚からジンゲロールを含んだしょうがエキスを吸収できるので、血行を促すのに効果的です。
また寿司と合わせて食べる「ガリ」がありますが、ガリの材料のしょうがに含まれているジンゲロールによって寿司に使われている生魚の生臭さを解消したり、食中毒の予防ができます。
ショウガオールは殺菌・抗酸化作用が強くなりますし、ジンゲロンはより代謝力がアップするのです。
ジンゲロールはピリッとした辛さですが、ショウガオールは口に残ってジワジワと感じる辛さになります。
ショウガオールは生のしょうがにはジンゲロールほど含まれていないものの、しょうがを加熱することによってジンゲロールが減少してショウガオールが増加します。
生姜を摂るなら生のままよりも乾燥させたり加熱したりと調理した方が力を発揮させることができるのです。
ジンゲロールの温める効果は体の中心に留まっている熱を手足の末端にまで送ることによるものですが、ショウガオールの温め効果は胃腸を内側から刺激して血流を高めることによって体の内側に熱を作り出すものなのです。
内側から熱を作り出してくれるなんて嬉しいですね!
生姜の嬉しい美容食パワー♡
via josei-bigaku.jp
代謝が上がると酸素や栄養素が全身にしっかりと行き渡るようになるので美肌になったり髪の毛のつやが出たりと美容によい影響を及ぼします。
わざわざ運動をしなくても、普段の生活の中でも脂肪の燃焼力が高まるので痩せやすくなります。ダイエットを考えている方にとってもおすすめの食材なのです。
ショウガオールの温める効果は唐辛子のような即効性があるものではなく、3時間から4時間かけてジワジワと温めるものですので、体温の低い朝にショウガオールを摂取することにより、午前中のつらい冷えを解消することができるのです。
生姜を取ると身体がポカポカと温まるのもジンゲロンに血行促進効果があるからです。