「台湾料理」を学ぶ

「台湾料理」は中国福建省の料理+日本の文化との融合。中国全土の文化や中国各地の料理が台湾へ渡り、それらが台湾の風土になじみ現在の台湾料理になったと言われています

今や日本全国にある「台湾料理」のお店ですが、「台湾料理」を一括りに出来ないことは皆さんがご存知ですよね。台北・台中・台南。エリアによってその味は異なります。日本国内でも様々な料理を楽しむことが出来るようになりました。ビーフン含む麺料理や魚介類をふんだんに使った料理。また、肉類では比較的豚肉が多いとも言われていますが、牛肉や鶏肉を使った料理も数多く見られます。また、小籠包、豆花やゼリーなどの菓子を含むデザートもすっかりポピュラーになりました。最近ではタピオカドリンクや台湾カステラなども話題になりましたね。

「台湾料理」を、おうちで作ることはできるかな?

台湾料理と言えば、薬膳料理もよく知られています。最近では、スーパーやデパ地下など、身近なところで、私達も、さまざまな食材や香辛料を入手することができるようになりました。難しいレシピはハードルが高いけれど、おうちで作ることができるレシピがあればぜひチャレンジしてみたい!

紅燒牛肉湯

八丁味噌!調味料の使い方もポイントですね。

「台湾料理」まずは時短レシピにチャレンジ

まずは20分以内で作ることができる「台湾料理」のレシピを集めてみました。さっそくチャレンジしてみたいレシピです。

台湾風卵焼き(吉田 勝彦先生)調理時間 /10分

本場台湾では切り干し大根でつくるのが一般的ですが、塩も...

本場台湾では切り干し大根でつくるのが一般的ですが、塩もみした大根でつくるとより簡単!フワフワの卵と大根のリズミカルな食感が楽しい一品です。

材料(2人分)
・卵2コ・大根100g・ねぎ (白い部分)1/3本分(25g)・豆板醤(トーバンジャン)少々・塩・こしょう少々・サラダ油大さじ2
つくり方
下ごしらえをする
1大根はよく洗って皮付きのまま5mm角に切り、塩1つまみをふってよくもみ込む。そのまま10分間ほどおき、水けを絞る。ねぎは粗みじん切りにする。
! ポイント
塩もみして出てきた水けをしっかり絞ると、味がぼやけない。
卵を溶いて具を加える
2ボウルに卵を割り入れ、塩1つまみ、こしょうを加えてよく溶きほぐす。1の大根とねぎを加えて混ぜる。
焼く
3フライパンにサラダ油を入れてフライパンを傾け、強めの中火にかける。油が十分に熱くなったら、2の卵液を流し入れて丸く広げる。縁がしっかり固まってきたら弱火にし、耐熱のゴムべらなどで半分に折る。ふたをして1分間焼き、火を通す。ペーパータオルを敷いたまな板にのせて油をきり、食べやすく切る。器に盛り、豆板醤を添える。
! ポイント
柔らかい状態だと形がくずれやすいので、縁が固まってから半分に折る。

レタスの中国風お好み焼き(程 一彦先生) 調理時間 /20分

台湾の屋台でみかける「かきのお好み焼き」をアレンジしま...

台湾の屋台でみかける「かきのお好み焼き」をアレンジしました。生地にひき肉を混ぜ込むのが、程さん流!ケチャップをかけて食べるのが特徴。

材料(4枚分)
・レタス (大)1コ(500g)・細ねぎ (小口切り)1ワ分(100g)
【A】・チキンスープカップ1+1/2*顆粒(かりゅう)チキンスープの素(もと)(中国風)を 表示どおりに湯で溶く。・卵2コ・塩一つまみ・ごま油少々
【B】・牛ひき肉40g・豚ひき肉40g・チキンスープ80ml*顆粒(かりゅう)チキンスープの素(もと)(中国風)を 表示どおりに湯で溶く。・酒大さじ1
・小麦粉150g・かたくり粉50g・サラダ油・トマトケチャップ適量
つくり方
1レタスは縦半分に切り、芯を除いて1cm幅に切る。
2ボウルに小麦粉、かたくり粉をざるでふるって入れ、【A】を加えて泡立て器で混ぜ合わせる。別のボウルで【B】を合わせ、【A】のボウルに加えて混ぜ合わせる。
3表面加工のしてあるフライパンにサラダ油大さじ1を中火で熱し、2の1/4量を流し入れる。縁の色が変わったら、レタスと細ねぎ各1/4量をのせ、ふたをする。
4片面に焼き色がついたら2を少々上からふり、一度皿に移す。別の皿でふたをして上下を返し、フライパンに戻す。
! ポイント
へらで返そうとすると、レタスがばらばらになるので注意。
5サラダ油少々を鍋肌から回し入れてふたをする。両面に焼き色がついたら器に盛り、ケチャップをかける。残り3枚も同様につくる。

きゅうりとひき肉の汁なしタンツー麺(小田 真規子先生)調理時間 /15分

タンツー麺は担々麺の台湾版。辛みの少ないのが特徴です。...

タンツー麺は担々麺の台湾版。辛みの少ないのが特徴です。肉みそのコクとうまみをからめていただきます。

材料(2人分)
・中華麺 (生)2玉(240g)・きゅうり1本・塩小さじ1・豚ひき肉150g・ねぎ1/2本・しょうが1かけ・サラダ油大さじ1
【A】・みそ大さじ3・酒大さじ3・しょうゆ大さじ2・砂糖小さじ1・ごま油小さじ1
つくり方
下ごしらえをする
1きゅうりは塩をまぶし、まな板の上で軽く押さえながら転がす。水でサッと洗って水けを拭き、斜め薄切りにしてからせん切りにする。ねぎはみじん切りにし、しょうがは皮を薄くむいてみじん切りにする。【A】は混ぜ合わせておく。
肉みそだれをつくる
2フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、ねぎとしょうがを加えて約1分間炒める。香りがたったらひき肉を加えてさらに炒める。ひき肉の半分ぐらいがポロポロにほぐれたら中央をあけて【A】を加え、全体をよく混ぜる。調味料が煮立ってきたら、そのまま約30秒間煮て火を止める。
! ポイント
香味野菜とひき肉を炒めたら、中央を少しあけて調味料を加えると早く温まって香りもよくなる。
中華麺をゆでて冷やす
3鍋に水約2リットル(カップ10)を入れて強火にかける。中華麺はボウルに入れ、手でよくほぐす。鍋の湯が煮立ったら中華麺を入れて混ぜ、再び煮立ったら強めの中火で約2分間(または表示時間を目安に)ゆで、ざるにあける(中華麺のゆで方、冷やし方 の1~3参照)。冷水と流水で冷まし、流水をかけながらもみ洗いをする。ざるを振り、さらに手で押して水けをしっかりときり、ごま油をからめる(中華麺のゆで方、冷やし方 の4~7参照)。
盛りつける
4器に中華麺を盛って肉みそだれをかけ、きゅうりを添える。

人気のデザートにもチャレンジしてみたい

豆花

「台湾の定番デザートをちょっとアレンジ

台湾カステラ(若山 曜子先生)調理時間 /80分*冷ます時間は除く

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焼きたてはフワフワ、一晩おくとしっとり。シフォンケーキのような軽い口当たりで人気の台湾カステラを、家庭でもつくりやすいレシピでご紹介します。

材料(15×15cmの角型、または直径18cmの丸型1台分)
・植物油50ml*ごま油(白)など香りのないもの。・薄力粉60g・牛乳40ml
・卵4コ・グラニュー糖(または上白糖)70g・はちみつ小さじ1・オレンジリキュール小さじ2
下ごしらえ・準備
1 型の内側に、側面を高くしてオーブン用の紙を敷く。
2 底が抜ける型の場合は、湯が入らないように周りをアルミ箔(はく)で包む。
3 卵は卵黄と卵白に分ける。
4 オーブンは170~180℃に温める。
つくり方
生地をつくる
1フライパンに湯を中火で沸かし、⼤きめの耐熱ボウルに植物油を⼊れて湯煎に1分間かけ、約70℃に温める。
! ポイント
湯につけるだけだと40~50℃までしか温度が上がらないので、湯を沸かしながら湯煎にかける。ボウルは熱くなるのでやけどに注意。
2湯煎から外し、薄⼒粉をふるい⼊れ、泡⽴て器でサックリと混ぜる。
3⽜乳を湯煎にかけて、人肌より温かい40〜50℃に温める。2に加えてざっと混ぜ、さらに卵⻩を加えて混ぜる。はちみつも加えて混ぜる。
! ポイント
牛乳を加えるとギュッと堅くなるが、卵黄を加えて混ぜるとトロリとしてくる。
4別のボウルに卵⽩とグラニュー糖をざっと混ぜ、ハンドミキサーの高速で泡⽴てる。持ち上げたときにツノが⽴ち上がらないくらいの、柔らかくつやのあるメレンゲにする。仕上げにハンドミキサーを低速にしてきめを整える。
! ポイント
グラニュー糖は全量を一度に入れると、メレンゲのきめが細かくなり、ふくらみすぎないので焼き上がりの表面が裂けにくくなる。
54のメレンゲの1/4量程度を3に加えて、泡立て器でよく混ぜる。全体が混ざったら、残りのメレンゲを加えてしっかり混ぜる。オレンジリキュールを加えて、ゴムべらでさらに混ぜる。
! ポイント
完全に混ざってからさらに20回ほど、生地につやが出るまでしっかり混ぜる。オレンジリキュールを加えると、焼き上がりの卵のにおいがやわらぐ。
生地を焼く
6準備した型に、上から落とすように生地を流し⼊れる。型を軽くたたいて、筋が残らないように表⾯をならす。大きい気泡は竹串で刺してつぶす。
7天板に6をのせ、ぬるま湯を天板にカップ1程度注ぐ。170~180℃のオーブンで15分間焼く。温度を150〜160℃に下げて50分間ほど焼く。
! ポイント
オーブンの火力が強い場合、あれば天板を2枚重ねるか型の下に耐熱のシリコンマットを敷くと、下からの熱がやわらぎ、表面が裂けにくくなる。
8カステラの中央上部に竹串を刺して、生地がつかなければ焼き上がり。やけどに気をつけてすぐに型から外し、紙も外して冷ます。
! ポイント
重みでつぶれやすいので、すぐに好みの大きさに切って横に倒すとよい。
※はちみつを使うので、1歳未満の乳児には与えないでください。

時間がある時に、ぜひチャレンジしてみたいデザートレシピです。

おうち時間がまだもう少し増えそうですね。「台湾料理」ぜひおうちゴハンのメニューに加えてみてください。

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