ポン酢とは
柑橘類の果汁を用いた和食の調味料
酢のおさらい
ぽん酢にはその名にもあるようにお酢が含まれています。お酢にはさまざまな健康効果があることが科学的に解明されています。長期間続けて召し上がることで、 肥満気味の方の内蔵脂肪の減少や高めの血圧や食後の血糖値上昇の緩和などの効果があると言われています。また、短期的にみてもお酢を摂取することで疲労回復、食欲増進、夏バテ解消など体に良いことがたくさんあります。
ぽん酢には柑橘系の果汁を使用します。柑橘果汁には疲労回復に効果があるクエン酸が含まれており、カルシウムなどのミネラルの吸収を助ける作用があるといわれています。さらにビタミンCは免疫力アップに関わっていることや、強い抗酸化作用を持つことから、活性酸素を原因とした老化や生活習慣病予防にも一定の効果が期待されています。
暑い夏に向けて、疲労回復にも効果が期待できる「ポン酢」のフル活用をレポートしました。
ポン酢の使い方(タレ編)
野菜のおひたしに
大根おろしとともに
冷奴に
冷しゃぶに
魚のソテーに
この他、焼肉や餃子、キノコ類のソテーなど、油を使う料理のタレに、サッパリ感が欲しい時、「ポン酢」は大変重宝しますね。また、鶏肉や大根などの煮込み料理にも「ポン酢」は効果絶大です。
おうちで「Myポン酢」を作りたい
ポン酢しょうゆ(大庭 英子先生)調理時間 /5分
つくり方
1かんきつ類は横半分に切って果汁を搾り、種を除く。
21に酢を加えてカップ1/3 にし、しょうゆと混ぜ合わせる。
◆保存◆
密封容器に入れて冷蔵庫に。約1週間を目安に使いきる。
「Myポン酢」は好みで濃さを調整できることも魅力です。水炊き・豆乳鍋のタレとして。また、よく冷やして冷しゃぶのタレとしても大変重宝します。
柚子ポン酢(栗原 はるみ先生)調理時間 /1分 *味をなじませる時間は除く。
栗原はるみさんの「ごぼうハンバーグ」に、いろいろなたれやソースを添えると、おいしさも楽しさもアップします!
材料(つくりやすい分量)
・柚子の搾り汁大さじ2・しょうゆ大さじ1・みりん大さじ1*アルコール分が気になる場合は煮きる。・砂糖少々*酸味が強ければ。
・柚子の搾り汁大さじ2・しょうゆ大さじ1・みりん大さじ1*アルコール分が気になる場合は煮きる。・砂糖少々*酸味が強ければ。
つくり方
1柚子の搾り汁、しょうゆ・みりんを混ぜ合わせ、酸味が強ければ砂糖を加える。しばらくおいて味をなじませる。
香り豊かな「ポン酢」です。
ポン酢の使い方(料理編)時短・簡単・美味しいレシピ
赤ピーマンのポン酢漬け(藤井 恵先生)調理時間 /6分
つくり方
1ジャンボピーマンはへたと種を除き、横1cm幅に切る。耐熱性の皿に入れ、ラップフィルムをかけて電子レンジ(500W)に1分間かける。熱いうちにポン酢しょうゆをかけ、冷ます。詰めるときは汁けをきる。
あっという間に作ることが出来ます。ビジュアルも美しい一品です。
なすのポン酢マリネ(関岡 弘美先生)調理時間 /10分
つくり方
1なすは一口大の乱切りにする。耐熱皿にごま油を入れ、なすを加えて皮に油をしっかりとからめる。
2皮を下にして重ならないように並べ、ふんわりとラップをする。電子レンジ(600W)に4分間かけてすぐに取り出し、ラップを外して冷ます。ポン酢しょうゆをかけ、約10分間味をなじませる。
! ポイント
ごま油は、皮全体にしっかりとからめること。変色を防ぎ、きれいな紫色が保てる。
3
みょうがは薄い小口切りにし、青じそは手で小さめにちぎる。2のなすと一緒にボウルに入れ、よくあえる。
油と相性の良い茄子をポン酢と薬味でいただきます。ごま油の香りが食欲を刺激し、夏にはぴったりのレシピです。
鶏肉とおもちの塩ポン酢(加藤 美由紀先生)調理時間 /10分
香ばしく焼いた鶏肉とおもちを、塩とポン酢でさっぱりといただきます。
材料(2人分)
・鶏もも肉 (一口大に切る)100g・切りもち (6等分に切る)2コ・細ネギ (斜め4~5cm長さに切る)1/3ワ
【塩ポン酢】
・好みのかんきつ類の絞り汁大さじ1*かぼす、ゆず、すだちなど
・塩小さじ1/4・小麦粉適量・サラダ油大さじ2
・鶏もも肉 (一口大に切る)100g・切りもち (6等分に切る)2コ・細ネギ (斜め4~5cm長さに切る)1/3ワ
【塩ポン酢】
・好みのかんきつ類の絞り汁大さじ1*かぼす、ゆず、すだちなど
・塩小さじ1/4・小麦粉適量・サラダ油大さじ2
つくり方
1鶏肉に小麦粉適量をまぶし、余分な粉をはたく。
2大きめのフライパンにサラダ油を熱し、1の鶏肉を皮を下にして並べ、あいたところに切りもちも加える。鶏肉は両面をカリッと焼き、切りもちは転がしながら、こんがりと焼く。
3フライパンの余分な油を紙タオルでふき取り、細ねぎを加えて、サッといため合わせる。
4器に盛り、塩とかんきつ類の絞り汁をふって食べる。
ブランチにピッタリのレシピです。
牛肉のヘルシーたたき風(白井 操先生) 調理時間 /10分
焼くのは肉の表面から5mmまで。この目安を守れば、誰でも表面は香ばしく、中はジューシーに仕上げられます。
材料(2人分)
・牛ヒレ肉 (塊)200g・細ねぎ適量・しょうが適量・ポン酢しょうゆ適量
・塩小さじ1強・こしょう・サラダ油小さじ1
・牛ヒレ肉 (塊)200g・細ねぎ適量・しょうが適量・ポン酢しょうゆ適量
・塩小さじ1強・こしょう・サラダ油小さじ1
つくり方
1牛肉に、塩を小さじ1強、こしょうをたっぷりめにすりこむ。
2フライパンを火にかけ、サラダ油をひく。
3フライパンが温まったら1の肉を入れ、強火で焼く。表面から5mmほど色が変わったら、違う面を焼く。同様にほかの面を焼く。
! ポイント
肉はあまりいじらない。動かす目安は「表面から5mmほど色が変わったら」。
4フライパンから肉を取り出し、熱いうちにアルミ箔(はく)で包み、室温で1~2時間冷ます。
! ポイント
アルミ箔で包んでゆっくり冷ますと肉汁が落ち着き、うまみが閉じ込められる。
5細ねぎは小口切りにする。しょうがはすりおろす。
! ポイント
細ねぎの小口切りとすりおろしたしょうが。うどんの薬味にも使える。
64の肉を厚さ5mm程度の薄切りにし、5とポン酢しょうゆを添える。
! ポイント
肉を左手でしっかりと押さえ、根元から刃先まで使って、右手を自然に引いて切る。付け合せは、和食の場合主の具材の右手前あたり、洋食は向こう側に置く。
ビールにもぴったりのレシピです。
・かんきつ類2~3コ*ゆず、かぼすなど。・酢適量・しょうゆカップ1/3