夏こそ温活!汁物ワン膳で美的健康生活

汁物の№1と言えば、やっぱり味噌汁?

だし+味噌+具材=体ポカポカの味噌汁が完成。赤味噌?白味噌?合わせ味噌? 具材は豆腐、わかめ、薄揚げ、長ねぎ、なめこ、麩、大根などなど、思いついただけでも数えきれないくらい。

基本のき?のだし作り

最近は美味しいだしパックがたくさんありますが、時にはだし作りにもチャレンジを。キッチンに広がる鰹節や昆布の香りは、夏の日の気分転換にも。

シンプルな自家製だし(大原 千鶴先生)

夜つくれば翌朝から使える水だしです。お茶パックや昆布は...

夜つくれば翌朝から使える水だしです。お茶パックや昆布は濃くなるので、好みのときに取り出します。使い終わった昆布は、つくだ煮に。

材料(つくりやすい分量)
・混合削り節15g*かつお、いわし、さばなどが混ざった 削り節。・煮干し5g
・昆布5g・水1.7リットル
つくり方
1混合削り節と煮干しを、お茶用の不織布パックに入れる。保存容器に水とパック、昆布を入れ、冷蔵庫で保存する。
【保存期間】
冷蔵庫で夏は2日間、冬は3日間保存可能。

だし汁保存のヒント

だし汁の冷蔵保存

冷蔵保存は、長期保存はできませんが、使いたい時にすぐ使えるのがとても便利です。だし汁を作りすぎた時のみならず、前日に前もって作って冷蔵庫で保存しておけば、朝のおみそ汁をすぐ作ることができます。

だし汁の冷凍保存

冷凍保存は冷蔵保存より長期保存ができるので、作り置きに最適な保存方法です。あらかじめ分量を量って凍らせるとより便利です。冷蔵保存と同じようによく冷ましただし汁をフリーザーバッグ、製氷器、タッパーなどに入れ、凍らせて保存してください。

そして、次に人気の汁物と言えば、やっぱり豚汁?

豚汁(とんじる・ぶたじる)は、豚肉(主にバラ肉)と根野菜を含む野菜・豆腐・こんにゃくなど、多くの具材を煮込み、味噌で味付けをした汁物。

根菜の豚汁

根菜がたっぷりですね。ビジュアルも美しい豚汁です。

ごちそう豚汁(松本 忠子先生)調理時間 /18分

だしをとる手間いらずのしょうがみそで、汁物もスピーディ...

だしをとる手間いらずのしょうがみそで、汁物もスピーディに。具だくさんで栄養満点です。

材料(4人分)
・豚バラ肉 (薄切り)100g・しょうがみそ90~100g・にんじん60g・大根150g・ごぼう40g・里芋3コ・ねぎ2本・干ししいたけ (水で戻しておく)4枚・こんにゃく1/2枚・木綿豆腐 (水けをきる)300g
・サラダ油大さじ1・ごま油大さじ1・酒大さじ3
【しょうがみそ】 調理時間 /18分*下ごしらえ3分。調理15分
しょうがみそは便利な合わせ調味料。一度作っておけば味付けに、漬け込みようのみそ床にと大活躍です。お弁当にもぴったり。
材料(4人分)
・みそ500g・酒大さじ2・みりん大さじ2・しょうが (みじん切り)150g・昆布20gを合わせる。
つくり方
下ごしらえ:しょうがみそをつくる
2豚肉は食べやすく切る。にんじん、大根は厚めのいちょう形に切る。ごぼうは皮をこそげて3mm厚さの、里芋は皮をむいて1cm厚さの、ねぎは1.5cm幅のそれぞれ輪切りにする。戻した干ししいたけは1cm幅に切る。こんにゃくはちぎる。
3鍋にサラダ油・ごま油各大さじ1を熱し、2の材料を順に入れてよくいためる。水けをきった豆腐を手でつぶしながら加えてさらにいため、油がなじんだら水カップ6、酒大さじ3を加えて煮る。
4野菜が柔らかくなったら、しょうがみそを溶き混ぜて火を止める。
しょうがみそは、豚や鶏のしょうが焼きなどにも使えてとても便利です。豚汁はしょうがみそを使うことで体もさらにポカポカ。豊かな香りも食欲をそそります。

そしてもうひとつ。根菜がメインの汁物・けんちん汁

けんちん汁(けんちんじる・巻繊汁)は、大根・にんじん・ゴボウ・里芋・蒟蒻・豆腐を胡麻油で炒め、出汁を加えて煮込み、最後に醤油で味を調えたすまし汁である。
元来は精進料理なので肉や魚は加えず、出汁も鰹節や煮干ではなく、昆布や椎茸から取ったものを用いた。

けんちん汁(大原 千鶴先生)調理時間 /20分

ほっこりと体の奥まで温まる、具だくさんの汁物。昆布とし...

ほっこりと体の奥まで温まる、具だくさんの汁物。昆布としいたけ、二つのうまみが重なり、奥行きのあるおいしさになります。

材料(2~3人分)
・にんじん50g・れんこん50g・ごぼう1/2本(50g)・干ししいたけ (戻したもの)1枚・こんにゃく50g・厚揚げ70g
【A】・昆布だしカップ2+1/2・干ししいたけの戻し汁大さじ2
【B】・水大さじ1・かたくり粉大さじ1/2・絹さや (ゆでたもの/細切り)2~3枚分・砂糖小さじ1・ごま油小さじ1・うす口しょうゆ大さじ1+1/2
◆干ししいたけの戻し方◆
保存容器に干ししいたけ(どんこ)5~6枚を入れ、浸るくらいの水を注ぐ。冷蔵庫に一晩(6時間以上)おく。時間をかけて戻すと、しいたけがおいしくなる。
◆昆布だしのとり方◆
昆布(3cm四方)1枚を水カップ2+1/2に3時間以上つける。冷蔵庫で2~3日間保存可能。
つくり方
1こんにゃくは3mm厚さの短冊形に切る。砂糖をまぶしてもみ、1分間ほどおく。洗って水けをきる。
2にんじんとれんこんは3mm厚さの半月形かいちょう形に切る。ごぼうは3mm厚さの小口切りにする。干ししいたけは石づきを落とし、3mm厚さに切る。
3鍋にごま油を中火で熱し、1のこんにゃくと2の具材を入れてサッと炒める。【A】を加えてふたをし、3分間ほど煮る。具材に火が通ったら厚揚げをちぎって加え、うす口しょうゆで味を調える。さらに3分間煮て、混ぜ合わせた【B】を加えてとろみをつける。器に盛り、絹さやをのせる。
! ポイント
油で炒めると具材のコクが増し、うまみを感じやすくなる。
しょうゆの香りに気持ちもほっこり。

もっと知りたい 時短簡単美味しい汁物レシピ

にらと春雨のスープ レシピ ウー ウェンさん|【みんなのきょうの料理】おいしいレシピや献立を探そう (63619)

材料(4人分)
・にら1ワ・春雨 (乾)50g・オイスターソース大さじ1/2・塩小さじ1/2・こしょう少々・ごま油小さじ1
つくり方
1にらは2cm長さに切る。
2なべに水カップ5、春雨、オイスターソースを入れて火にかけ、沸騰したら弱火にしてふたをし、3~4分間煮る。春雨が透明になったらにらを加え、塩で味を調え、こしょう、ごま油を回し入れて香りをつけ、器に盛る。
春雨をあらかじめ戻す手間なく、そのまま煮て完成!スタミナ野菜のにらをたっぷり食べることができるのも嬉しいですね。調理時間10分の温活レシピ。ぜひお試しください。

中国風コーンスープ(五十嵐 美幸先生)調理時間 /15分

だしをとらなくても、とびっきりのおいしさ。買い置きの缶...

だしをとらなくても、とびっきりのおいしさ。買い置きの缶詰と卵さえあれば、今すぐ作れます。

材料(4人分)
・コーン (缶詰/クリームタイプ)1缶(約450g)・帆立て貝柱の水煮 (缶詰)1缶(約100g)・卵1コ・生クリーム大さじ2・塩小さじ2・こしょう小さじ1/2
・かたくり粉大さじ1+1/2
つくり方
1鍋にコーンを入れ、帆立て貝柱の水煮をほぐして加え、缶汁も加える。木べらでよくかき混ぜる。
2水カップ4を加えて中火にかける。木べらで時々かき混ぜる。温まったら、塩、こしょうを加える。かたくり粉大さじ1+1/2を同量の水で溶いて加え、とろみをつける。
3生クリームを流し入れ、スープにコクを加える。
4火を止め、溶いた卵を菜ばしを伝わらせるように、少しずつ流し入れる。中火にかけ、沸騰寸前で火を止める。
5木べらまたは玉じゃくしでスープ全体をゆっくりとかき混ぜる。こうすると、余熱で卵がふんわりと仕上がる。
身近にある手軽な材料で作ることができるコーンスープ。プロの味です。

サンラータン風スープ(渡辺 あきこ先生)調理時間 /15分

やさしい味わいですが、酸味と辛みでメリハリがあります。

やさしい味わいですが、酸味と辛みでメリハリがあります。

材料(2人分)
・もやし約1/3袋(80g)・木綿豆腐1/4丁(75g)・卵1コ・顆粒チキンスープの素 (中国風)小さじ2・ラーユ少々・塩少々・こしょう少々・かたくり粉小さじ1・酢小さじ2・水カップ1+1/2*他に大さじ1も。
つくり方
1もやしはひげ根があれば除く。豆腐は1~2㎝角にちぎる。卵は溶きほぐす。
2鍋に水カップ1+1/2、チキンスープの素を入れて中火にかけ、煮立ったら、もやしと豆腐を加え、塩・こしょう各少々で味を調える。
3かたくり粉小さじ1を水大さじ1で溶いて2に加え、とろみをつける。溶き卵を流し入れ(溶き卵をはしにつたわらせながら少しずつ回し入れると、均一に行き渡る)、ひと煮立ちしたら火を止め、酢小さじ2、ラーユを加えて器に盛る。
おうちゴハンに、アジアンテイストがこんな簡単に作ることが出来るのは嬉しいですね。酸っぱ辛いスープは夏におススメ。

今年もやってきた暑い夏!クーラー生活の中での体朝管理。汁物ワン膳で温活美的生活を!

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