7月7日・七夕(たなばた)・幼い頃から聞いていた由来
織姫と彦星が1年に1度、天の川で会える日
1年に一度しか会えない・・ロマンティックな言い伝えに胸ときめく日
短冊に願いを込めて、笹に飾る
想いを伝えたいあの人に・1年に一度しか会えないあの人に・その気持ちは人それぞれ
七夕だからこそのMyイベントを企画したい
週末に楽しみたい和スタイル
部屋のインテリアにそっと笹を置いて楽しむ
七夕の日・愛のメッセージを込めたいのはいつもとは違うそうめん料理?
バレンタインデーのような華やかさはないけれど、だからこそ、近くにいるのに愛を伝えられない人や、なかなか会えない人へ、愛の告白メッセージを伝えるには、七夕は意味のあるイベントDayにふさわしいのかもしれません。「ん?」「今日は七夕よ」思いを寄せるあの人に無言のメッセージが伝わりますように。
七夕と素麺の結びつき
醍醐天皇の時代に宮中の儀式・作法等を集大成した「延喜式(927年)」がある。
その「延喜式」によると「そうめん」の原型といわれる「索餅」(さくへい)が、旧暦7月7日の七タの儀式に供え物の一つとして供えられたと記述してある。
特に、平安期からは、宮中における七夕の行事に「そうめん」が欠かせない供え物とされていた。
竿竹に短冊を飾りつけ、七夕飾りをする。その短冊には「願いごと」を書き成就を祈る。
加えて、「そうめん」を糸にみたて「芸事(機織)が上手になるよう」小麦は毒を消すといった言い伝えから「健康を願い」また、年一度の彦星と織姫のデートにあやかって「恋の成就を願い」行事食である「そうめん」を食べたという・・説もある。
全国乾麺協同組合連合会では、昭和57年からこのような日本古来から伝わる五節句の行事に欠かせない行事食の7月7日七夕の「そうめん」を広く認知されるよう、7月7日「七夕・そうめんの日」と決め、芸事に限らず恋愛・健康の願いごとが叶うよう七夕に「そうめん」を食べるよう、普及を図っています。
ならば、いつものそうめんとは違う、特別な想いを込めた特別なそうめんを作りたい。あの人のために。
七夕そうめん(柳原 一成先生)調理時間 /45分 *つけつゆを冷やす時間は除く。
七夕の行事食の中心となるそうめん。平安のころの星祭では、織女のために供えられたという五色の糸を表した「五色の具」といただきます。
材料(4人分)
・そうめん4ワ(200~250g)
【つけつゆ】・だしカップ2・砂糖大さじ3・しょうゆ大さじ1+1/2・うす口しょうゆ大さじ5・みりん大さじ2
【五色の具】・かに (小/缶詰)1缶(55g)・鶏ささ身2本(80g)・卵1コ・生しいたけ4枚・さやいんげん8本・ねぎ (白い部分)1/4本分・青じそ4枚・花穂じそ適宜*あれば。・しょうが (皮をむいてすりおろす)1かけ(30g)
・砂糖小さじ1・サラダ油少々・塩少々
・そうめん4ワ(200~250g)
【つけつゆ】・だしカップ2・砂糖大さじ3・しょうゆ大さじ1+1/2・うす口しょうゆ大さじ5・みりん大さじ2
【五色の具】・かに (小/缶詰)1缶(55g)・鶏ささ身2本(80g)・卵1コ・生しいたけ4枚・さやいんげん8本・ねぎ (白い部分)1/4本分・青じそ4枚・花穂じそ適宜*あれば。・しょうが (皮をむいてすりおろす)1かけ(30g)
・砂糖小さじ1・サラダ油少々・塩少々
つくり方
【五色の具】をつくる
1錦糸卵をつくる。ボウルに卵、砂糖小さじ1を入れて泡立たないようによく溶き、ガーゼでこす。卵焼き器を熱してサラダ油少々をひき、はしをあててジュッと音がするくらいの温度になったら卵液を流し入れて薄く広げる。表面の卵液が動かなくなったら裏返して、軽くあぶる。これを横長に置いて幅を4等分にし、4枚重ねて横にして3mm幅に切る。
! ポイント
錦糸卵は卵の溶き加減が難しいが、ガーゼでこせばきれいに焼ける。ガーゼは洗って、油をひくときに使うとよい。右上の端からはしを1本横に入れて、すくうように持ち上げて裏返す。
2かには軟骨を取り、食べやすい大きさにほぐす。鶏ささ身は筋を取って塩少々をふり、薄いきつね色になるまで焼き網で焼き、手で粗く裂く。生しいたけは軸を取り、かさの裏に塩少々をふって焼き網で焼き、細切りにする。さやいんげんはヘタを取り、少量の塩を加えた熱湯で色よくゆでてざるに上げ、うちわであおぎ、3cm長さに切る。
! ポイントしいたけから水けが出て、塩がキラッと光ったら焼き上がり。焼きすぎに注意。
3ねぎは3cm長さに切り、芯を除いて縦にごく細いせん切りにし、ふきんで包んで流水の下で軽くもむ(白髪ねぎ)。青じそは細いせん切りにし、ふきんで包んで流水で静かにもみ洗いする。花穂じそは花だけを摘む。
4器に1と2を盛り、水けをきった3の白髪ねぎと青じそ、しょうがを添える。花穂じそを白髪ねぎに散らす。
そうめんをつくる
5【つけつゆ】の材料を合わせて鍋に入れ、ひと煮立ちさせる。冷めてから冷蔵庫で冷やす。
6鍋に湯を沸かす。そうめんの端をたこ糸などで縛り、熱湯に入れて揺すりながらゆでる。7~8秒間のち、手で持っていた部分をはしでほぐすようにゆでる。
! ポイント
あとで切り落とすので、できるだけ端のほうを縛る。手が熱くない程度に、縛ったところの近くまで揺すりながらゆでる。手で持っていた部分が固まらないようにはしで揺する。
7 7が沸騰してきたらカップ1/2の差し水をし、これを2度繰り返したのち、3度目に沸騰したら盆ざるにとってすぐにボウルにとり、流水にさらしながら手でしっかりとそろえ、盆ざるに上げて水けをきる。
! ポイント
ざるに上げておくと固まるので、すぐに食べないときは、もう一度水にさらして整え直すとよい。
8 7をまな板の上に置き、縛った端を包丁で切り落とす。器に、静かに川の流れのように盛り、水をはって氷を浮かべる。5のつゆ、【五色の具】といただく。
いつものそうめんとは違うトッピングで、七夕を語りながらの優しい時間が楽しめそうです。
トマトシャーベットそうめん(ほりえ さわこ先生)調理時間 /15分
凍らせたトマトを使って、そうめんを洋風にアレンジします。
材料(2人分)
・そうめん3ワ・トマト (完熟)2コ・スプラウト1パック分・温泉卵2コ・オリーブ油大さじ2・塩小さじ1・砂糖小さじ1・たまねぎ少々・黒こしょう (粗びき)少々・バジル適宜
・そうめん3ワ・トマト (完熟)2コ・スプラウト1パック分・温泉卵2コ・オリーブ油大さじ2・塩小さじ1・砂糖小さじ1・たまねぎ少々・黒こしょう (粗びき)少々・バジル適宜
つくり方
1トマト(完熟)2コは横半分に切って種を取り、4つに切って冷凍する。
2そうめん3ワをゆで、ざるにあけて冷やす(薬味たっぷりそうめんのつくり方3参照)。根元を切り落としたスプラウト1パック分を混ぜ、水けをきって器に盛る。
3 1、オリーブ油、塩・砂糖、たまねぎをフードプロセッサーでなめらかにする。2にのせ、温泉卵を1人分1コずつのせる。黒こしょう(粗びき)をふり、好みでバジルを飾る。
お好みそうめん(栗原 はるみ先生)調理時間 /15分
めんつゆとごまだれの二種類のつゆと、たくさんのトッピングや薬味で楽しいそうめんです。
材料(2人分)
・そうめん2~3ワ
【トッピング】・えのきだけのうす味煮適量・ささ身のにんにくじょうゆ焼き適量・オクラいか納豆適量
【薬味】・みょうが適量・細ねぎ適量・青じそ適量・しょうが適量・白ごま適量・焼きのり適量・めんつゆ適量・ごまだれ適量
・そうめん2~3ワ
【トッピング】・えのきだけのうす味煮適量・ささ身のにんにくじょうゆ焼き適量・オクラいか納豆適量
【薬味】・みょうが適量・細ねぎ適量・青じそ適量・しょうが適量・白ごま適量・焼きのり適量・めんつゆ適量・ごまだれ適量
つくり方
1【薬味】を用意する。みょうが、細ねぎは小口切りにする。青じそはせん切りにする。しょうがはすりおろす。白ごまはいって包丁で刻む。焼きのりは手でもむ。
2そうめんをゆでる。鍋にたっぷりの湯を沸かし、そうめんを袋の表示時間どおりにゆでる。
3流水でよく洗い、水けをしっかりきる。
4そうめんを器に盛り、【トッピング】や【薬味】もそれぞれ器に入れる。好みの【トッピング】や【薬味】を各自で器にとり、そうめんと一緒にめんつゆやごまだれにつけていただく。