「みりん」と「酒」、使っていますか?
料理の味をグレードアップさせる「酒」と「みりん」
酒マジック
酒は強烈な塩味、酸味を自らもたないため、酒単独で調味料として用いられることなく、酒の調味的な役割は調味料、だしの持つ特有の味をある場合には増強し、時には緩和するとともに、調味料、だし汁、さらに材料の欠けた味を補強したり、食材の嫌な臭いを消したり、また食べ物として好ましい香りをつけたりすることにある」と言えましょう。
魚の臭みを消したり、さまざまな食材の下味に加えたり、料理用の酒は常備したい調味料のひとつですね。
みりんマジック
料理の中の役割
伝統的製法で造られた本みりんは、料理に甘みや旨みを加えるだけではありません。そこまでしてくれるの? と驚くの八面六臂の活躍ぶり。いい仕事をしてくれます。
➀上品な甘味をつける②コクのある旨みをつける③味を浸透させる④見た目をよくする⑤身を締める⑥臭みをとる⑦味を調える
https://www.meimonshu.jp/modules/xfsection/article.php?articleid=384
こちらのサイトに「みりん」の歴史や効能の詳細が記載されていますので、ご興味ある方は是非ご覧ください。
こちらのサイトに「みりん」の歴史や効能の詳細が記載されていますので、ご興味ある方は是非ご覧ください。
インスタから
飲んでも美味しい絶品みりん
本みりんの役割5
みりん風調味料は、味が単純なのでごまかしがきかず、他の調味料で微調整しなくてはいけません。が、本みりんは平凡な料理もおいしくまとめてしまいます。また、本みりんなら、うっかり使いすぎても「ちょっと味が濃くなった」 くらいで納まり、適当な分量を投入しても失敗しないのが嬉しいところ。
みりんは料理初心者の強い味方
煮物や照り焼きなどの基本の和食はもちろん、お味噌汁にちょっと加えたり。みりん一つで、料理のグレードがアップし、自慢料理が増えて、食べる人も喜ぶ──良い本みりんは、幸せな食生活をもたらしてくれます。
酒・みりんベースの自家製調味料
煎り酒(村田 吉弘先生)調理時間 /20分
梅干しから出る鮮やかな色合いとスッキリとした風味、そして素材の味を引き立てるやさしい味わいが魅力です。しょうゆのかわりとしてほとんどの料理に使えるうえ、しょうゆに比べて塩分量が少ないので減塩にもなります。
材料(つくりやすい分量・約200mlできる)
・梅干し (塩分約15%)3コ(約60g)・日本酒カップ2・粗塩1つまみ
・梅干し (塩分約15%)3コ(約60g)・日本酒カップ2・粗塩1つまみ
つくり方
1梅干しは種を除き、半分にちぎる(種はとっておく)。鍋にすべての材料を入れ、梅干しの種も加えて強火にかける。
2沸騰したら弱火にし、約半量になるまで約15分間煮詰める。冷めたらざるでこし、清潔な保存容器に移す。
! ポイント
フツフツとした状態を保ってじっくりと煮詰める。残った梅干しの果肉は、料理に加えても。
●保存
冷蔵庫で約1か月間。
◆使い方
・オリーブ油と混ぜ、ドレッシングに。
・そうめんやうどんのつけつゆに。
・ゆでた青菜をあえて、おひたしに。
手づくりめんつゆ(尾身 奈美枝先生)調理時間 /10分
実は意外と簡単に手づくりできるので、ぜひ常備して、そうめんに総菜に、使ってください。
材料(でき上がり約400ml分)
・しょうゆカップ1・みりんカップ3/4*甘めが好みの場合は、みりんをカップ1にしてもよい。・酒カップ1/2・昆布8cm・削り節20g
・しょうゆカップ1・みりんカップ3/4*甘めが好みの場合は、みりんをカップ1にしてもよい。・酒カップ1/2・昆布8cm・削り節20g
つくり方
1鍋にすべての材料を入れ、弱めの中火にかける。
2沸いたら弱火にし、5分間ゆっくり煮出す。火を止めて冷めるまでおく。
3厚手の紙タオルを敷いたざるでこし、清潔な密封容器に入れる。2~3倍の濃縮タイプができる。だしをとったあとの削り節と昆布(細く切る)は、それぞれからいりして即席ふりかけに。
全体備考
【保存】冷蔵庫で約1か月間
そうめんには同量の水で薄めて使用する。
砂糖は使っていません。市販のめんつゆも美味しいけれど、時間に余裕がある時はおうちめんつゆも作りたいですね。煮物などにも使えます。
みりんを使った時短簡単美味しいレシピ
牛丼(村田 吉弘先生)調理時間 /10分
牛肉、たまねぎのうまみとしょうゆの風みで、ご飯がすすみます。
材料(4人分)
・ご飯丼4杯分*温かいもの。・牛薄切り肉300g・たまねぎ1+1/2コ
【煮汁】・だし140ml・みりん100ml・しょうゆ60ml・温泉卵 (市販)4コ
・粉ざんしょう適量・白ごま適量
・ご飯丼4杯分*温かいもの。・牛薄切り肉300g・たまねぎ1+1/2コ
【煮汁】・だし140ml・みりん100ml・しょうゆ60ml・温泉卵 (市販)4コ
・粉ざんしょう適量・白ごま適量
つくり方
1牛肉は食べやすい大きさに切る。たまねぎは横半分に切り、5mm幅の薄切りにする。
2鍋に【煮汁】の材料とたまねぎを入れて中火にかける。煮立ったら火を弱めてコトコト煮て、たまねぎがしんなりとしたら牛肉を加える。固まって煮えないよう、はしでていねいにほぐす。
3牛肉が完全にほぐれたら火を強めて煮て、肉にうっすら赤身が残る程度で火を止める。
4丼にご飯を盛り、3を【煮汁】ごと等分にのせる。中央に温泉卵をのせて、粉ざんしょうと白ごまをふる。
砂糖は使っていません。お店の味のような牛丼が出来ました。
しいたけのかきたま汁(栗原 はるみ先生)調理時間 /10分
つくり方
1しいたけは石づきを取って薄切りにする。ねぎは1cm幅の斜め切りにする。
2鍋にだしを入れて温め、みりん大さじ2、うす口しょうゆ大さじ1+1/2、酒大さじ1、塩少々を加える。しいたけを加えて火が通ったら、ねぎを加える。
3かたくり粉小さじ2を同量の水で溶き混ぜ、2が再び煮立ったところに加えてとろみをつける。よく溶きほぐした卵を細く流し入れ、すぐ火を止める。
砂糖は使っていません。みりんのほんのりとした甘みがおいしいかきたま汁です。
みりんの豆知識
美味しい和りきゅうるとして
飲んで美味しい
もともと本みりんはお酒の一種。その甘さは、もち米由来の自然でやさしい甘さ。昔ながらの製法で造られた本みりんは、 甘口のリキュール感覚でおいしくいただけます。
お屠蘇に使っておいしく、レモンをしぼればまるでイタリアのリモンチェッロのように、爽やかな風味と深い甘味が走り抜け、それまでのみりんの概念を覆されます。