豆は魅力がいっぱい
豆にはどのくらいの種類があるの?
世界には650属18,000種ものマメ科の植物があります。
食用はその中の70~80種ほどといわれ、日本でもさまざまな豆が食卓に上っています。
大豆・小豆・納豆・枝豆・そら豆・インゲン・えんどう・ひよこ豆などなど、豆は、私たちの毎日の食生活に深くかかわっているような気がします。最近は、小麦粉ではなく大豆から作られた麺類も多く見られるようになりました。
日本ではいつから食べられるようになったの?
豆の歴史は古く、大豆が日本に入ってきたのは弥生時代の初期、次に小豆そして、えんどうやそら豆は8世紀頃に日本に伝わったと言われています。
栄養面から見た豆の魅力
栄養的には、良質の植物性たんぱく質が豊富なことが特性。さらに、食物繊維、サポニン、ポリフェノールなどの機能性成分が多く含まれていて、肥満や生活習慣病予防の一助になることが期待されています。
大豆の摂取量が多い地域ほど、動脈硬化や心臓病などの循環器疾患が少ないことが判明しました。大豆には脂質の吸収を妨げる働きがあるため、肥満の予防にも有効です。肥満が新型コロナウイルス感染症の重症化リスクを高めることがわかっています。塩分や脂質が多い食事は避け、大豆を含む和食を中心とした食生活を心がけ、感染症や生活習慣病を予防していきましょう。
私たちの身体にイイことずくめのお豆さんたち。お味噌汁や納豆、煮物や甘味系など、いろいろな食べ方がありますが、今回は、おつまみとしての豆類の楽しみ方レシピを集めてみました。
ポピュラーおつまみ・枝豆をもっと美味しく!茹で方のポイントは?
枝豆の塩ゆで(柳原 尚之先生)調理時間 /10分
つくり方
1鍋にたっぷりの湯を沸かす。下ごしらえした枝豆は洗ってざるに上げる。すり鉢(またはボウルにざるを重ねたもの)に入れ、塩約大さじ1を全体にふる。
2枝豆を側面にこすりつけるようにしてもみ、塩をすり込むと同時に、さやのうぶ毛を取り除く。
3すぐに1の鍋に入れ、3分間ほど強火でゆで、堅さを確かめてからざるに上げる。塩適量をふって全体にからめ、うちわであおいで粗熱を取る。
7月中旬までの枝豆は枝付きで使用。7月下旬から8月中旬はさやの片側を切り落とし、8月下旬以降はさやの両側を落とす。
これぞ枝豆!(小林カツ代先生) 調理時間 /10分
つくり方
1枝豆は枝付きなら、枝からさやを切り離しておく。
2鍋に枝豆を入れ、水カップ1を注ぎ、塩小さじ1を加えて全体を混ぜる。ふたをして強火で5分間 ゆでる。
3ふたを取って上下を大きく返すように混ぜる。すぐふたをして1~2分間ゆでる。一粒食べてみて、好みの堅さならざるに上げ、堅いようならもう少しゆでる。
山椒やカレー粉、梅粉などを加えたアレンジ塩も楽しいです。
美味しいおつまみ豆類レシピをもっと知りたい
枝豆の他にも美味しい豆がたくさんあります。今が旬のそら豆やスナップエンドウ。スーパーには大豆やひよこ豆などの缶詰やパウチもたくさん並んでます。
スナップえんどうの塩炒め(山本麗子先生) 調理時間 /5分
強火で手早く炒めるのが、おいしく仕上げるコツです。スナップえんどうの甘みと歯ざわりのよさを楽しんで。
材料(4人分)
・スナップえんどう300g・しょうが1かけ・顆粒チキンスープの素 (中国風)小さじ1・サラダ油大さじ1・塩小さじ1/2弱
・スナップえんどう300g・しょうが1かけ・顆粒チキンスープの素 (中国風)小さじ1・サラダ油大さじ1・塩小さじ1/2弱
つくり方
1スナップえんどうは筋を取り、サラダ油・塩を入れた熱湯で1分間ゆでる。
! ポイント
下ゆでして豆の青臭いクセを除くとともに、サッと炒められるように軽く火を通しておく。熱湯に油と塩を入れることで、ツヤツヤと色よくゆで上がる。
2しょうがはみじん切りにする。
3フライパンにサラダ油大さじ1、しょうがを入れて強火にかけ、水けをきった1のスナップえんどう、チキンスープの素を加えていため、塩小さじ1/2弱で味を調えて、器に盛る。
今が旬のスナップえんどう。口の中に、甘味がジュワッと広がります。よく冷えた白ワインにもベストマッチです。
一寸豆のピリ辛焼き(中村正明先生)調理時間 /10分
つくり方
1そら豆はさやから出し、薄皮は残して黒い部分(おはぐろ)のみ、つめをたてて取る。
2にんにくは薄切りにする。赤とうがらしは種を取って、小口切りにする。
3フライパンにオリーブ油大さじ2を熱し、にんにくと赤とうがらしを加えて弱火でいためる。にんにくがきつね色になる手前で、そら豆、塩少々、水大さじ2~3を加える。アルミ箔をかぶせ、揺すりながら水分がなくなるまで蒸し焼きにする。
刻んだベーコンを加えるとボリュームが出ます。また、パスタにからめても。
豆の簡単サラダ(鮫島正樹先生)調理時間 /10分
ホクホクとした豆と、たまねぎのシャキッとした食感が絶妙。ドレッシングのすっきりした酸味がさわやかな夏向きのサラダです。
材料(4人分)
・豆 (ミックス/蒸し煮/缶詰)4缶(600g)・たまねぎ2/3コ(120g)
【A】・穀物酢大さじ5・はちみつ小さじ2・塩小さじ1+1/4・こしょう少々
・オリーブ油大さじ5*またはサラダ油。
・豆 (ミックス/蒸し煮/缶詰)4缶(600g)・たまねぎ2/3コ(120g)
【A】・穀物酢大さじ5・はちみつ小さじ2・塩小さじ1+1/4・こしょう少々
・オリーブ油大さじ5*またはサラダ油。
つくり方
1たまねぎは1/2量をすりおろし、残りは粗みじんに切る。
2ボウルに【A】の穀物酢、はちみつ、塩、こしょうと、1のすりおろしたたまねぎを入れ、よく混ぜる。塩が溶けたらオリーブ油を少しずつ加えて混ぜる。
3鍋にたっぷりの湯を沸かして豆を入れ、ひと煮立ちしたらざるに上げて湯をきり、別のボウルに入れる。2のドレッシング、1の粗みじんに切ったたまねぎを加えて混ぜ、10分間おき、器に盛る。
さっぱりとした食感の豆サラダは夏バテ対策にもおススメです。
大豆サラダ(大原千鶴先生)調理時間 /10分
大豆と里芋の食感が楽しいサラダ。里芋の代わりにじゃがいもやさつまいももおすすめです。
材料(4人分)
・大豆 (ゆでたもの)カップ1(140g)・里芋5コ(150g)・きゅうり1本
【A】・マヨネーズ大さじ2・みそ大さじ1/2・サラダ菜適宜・塩小さじ1/2
・大豆 (ゆでたもの)カップ1(140g)・里芋5コ(150g)・きゅうり1本
【A】・マヨネーズ大さじ2・みそ大さじ1/2・サラダ菜適宜・塩小さじ1/2
つくり方
1里芋は洗って皮をむき、耐熱皿にのせ、ラップをして電子レンジ(600W)に約3分間かける。熱いうちにつぶす。
2きゅうりは薄切りにして塩でもむ。そのまま3分間おき、軽く絞る。
3ボウルに【A】を合わせ、1 、2 、ゆで汁をきった大豆を入れて、全体を混ぜる。皿にサラダ菜とともに盛る。
大豆の戻し方は以下のページをご参照ください。https://www.kyounoryouri.jp/recipe/7635_%E3%81%B5%E3%81%A3%E3%81%8F%E3%82%89%E4%BA%94%E7%9B%AE%E8%B1%86.html?cmp=n221
大豆は缶詰やパウチでもOKでした。
大豆は缶詰やパウチでもOKでした。
・枝豆 (さや付き)1袋(200g)・塩