人生における特別な瞬間や出来事を描くわけではなく、登場人物たちの過ぎ去っていく日々を眺めるような映画。叙情的で美しく、日々を丁寧に暮らすことの意義を再確認させてくれる(あさイチHPより)

「エタニティ 永遠の花たちへ」

名画のような美麗な映像と評される作品です

特選!エンタ 映画「エタニティ 永遠の花たちへ」&「パターソン」|NHKあさイチ (39207)

監督は、村上春樹の『ノルウェイの森』の映画化を許された名匠トラン・アン・ユン。
時に運命に揺れながらも日々の暮らしを慈しみ、あふれる愛を未来へとつないでゆく3世代の女性たちの人生を描いた作品です。
http://eternity-movie.jp/introduction/

ストーリー

19世紀末、フランス。ブルジョワの娘ヴァランティーヌは20歳で結婚し、双子の男の子を筆頭に、4人の男児、2人の女児を授かる。しかし、幸せな結婚生活は、20年連れ添った夫の死、双子の戦死、そして2人の娘たちを相次いで手放すことで崩れていく。失意の彼女を救ったのは、息子アンリと幼馴染マチルドの結婚だった。彼女は最愛の妻となり、子供たちに愛される母親、そしてヴァランティーヌの大切な娘となる。しかし、マチルドにもある運命が待ち受けていた。生まれて、出会って、愛して、別れて…3世代の女性たちによって、100年にわたって母から娘へ受け継がれる絆は、やがて大家族を形成していくのだが……。フランスを代表する3女優、オドレイ・トトゥ、メラニー・ロラン、ベレニス・ベジョが強く美しく生きる女性たちを演じ、観る者を生きる歓びと愛に包みこむ感動作。

「パターソン」

パターソンに住むパターソンという名の男の7日間の物語

http://www1.nhk.or.jp/asaichi/archive/170929/2.html (39209)

「ストレンジャー・ザン・パラダイス」(1984年)で一躍脚光を浴びたジム・ジャームッシュ監督の作品。
現在63歳となった彼ですが、その風貌にたがわず、作品は若々しいとの定評があります。「パターソン」は彼の初期作品を思わせるシンプルなもので、ジャームッシュのみずみずしい詩心が満ちています。
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO02409820X10C16A5000000

ストーリー

ニュージャージー州パターソンに住むバス運転手のパターソン(アダム・ドライバー)。彼の1日は朝、隣に眠る妻ローラ(ゴルシフテ・ファラハニ)にキスをして始まる。いつものように仕事に向かい、乗務をこなす中で、心に芽生える詩を秘密のノートに書きとめていく。帰宅して妻と夕食を取り、愛犬マーヴィンと夜の散歩。バーへ立ち寄り、1杯だけ飲んで帰宅しローラの隣で眠りにつく。そんな一見変わりのない毎日。パターソンの日々を、ユニークな人々との交流と、思いがけない出会いと共に描く、ユーモアと優しさに溢れた7日間の物語。
キャスト|映画『パターソン』公式サイト (39225)

終幕、パターソンの滝の前、ベンチに座っているパターソンの前にスーツを着た日本人がやってくるシーンがあります。永瀬正敏演じるこの男とパターソンのやりとりはとても印象に残ります。

主人公パターソンの愛犬がとてもいいのです。 名優です。 ぜひ注目してください。

キャスト|映画『パターソン』公式サイト (39224)

ネリー(マーヴィン)
元救助犬のメスのイングリッシュ・ブルドッグのネリーは、昨年のカンヌ国際映画祭で、パルム・ドッグ賞を受賞。世界中の批評家たちから最も素晴らしい演技をしたとたたえられた。残念なことに、ネリーは受賞前に亡くなっている。http://paterson-movie.com/cont/cast.html

この2作品が伝えたいこと

「エタニティ 永遠の花たちへ」より

Production notes | エタニティ -永遠の花たちへ- (39227)

音楽が美しい

情景が美しい

まるで森の中の美術館で、絵画を観ているような錯覚を覚えます

思わず引き込まれてしまう「美・世界」を感じる映画です
Production notes | エタニティ -永遠の花たちへ- (39228)

親子の絆は永遠

たとえ大切な人を失っても、その輝きは残された者の中に生き続ける

愛は学ぶもの
親の決めた相手と結婚する女性

情熱的な恋愛で結婚する女性

愛・結婚・命・・・あたりまえのようで実はあたりまえではない必然と偶然と運命

今この時間も愛おしく思える、そんな気持ちになるフレーズがちりばめられた映画です

「パターソン」より

ストーリー|映画『パターソン』公式サイト (39230)

毎日毎日同じ空間の中で同じ行動をしている・・ように見えても

実はその日常の中にはさまざまな機微があり・・・

出会う人・時間・感じるすべてのことに・・・神秘がある
ストーリー|映画『パターソン』公式サイト (39231)

詩・・・構えて作るものではない

日々繰り返される中に、毎日違う瞬き・輝き・言葉がある

「詩」の美しさが心に沁みいってくる映画です

繰り返される時間があたりまえのものと思ってはいけない。慣れてはいけない。その一瞬一瞬に「生きること」「愛」「命」「幸せ」が存在する

日々の暮らしを丁寧に大切に生きよう・・今の自分を振り返る時間を与えてくれる心に優しい2編です。

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