「吹き出物」とも言われる ”大人ニキビ ”

”吹き出物”とは、20代以降にできるものを指す場合が多く、口の周りやあごなどのフェイスラインやUゾーンと呼ばれる部分を中心に、繰り返しできやすい特徴があります。
よく、20歳までにできるものを「ニキビ」。 20歳を超えてからできるものを「吹き出物」と言いますよね。
思春期の吹き出物は過剰な皮脂の分泌によるものが多いのですが、今は生活習慣の変化などから、多くの成人がニキビに悩まされています。
20歳を超えてからできるものを”吹き出物”なんて言い方をすることもありますが”吹き出物”という言葉はあまり聞こえが良くありません。そのため、思春期に多くの人が悩まされる「ニキビ」と、
20歳を超えた「大人」をかけ合わせて「大人ニキビ」という言葉を使って表現することもあります。

お肌は体のコンディションを映し出す鏡

仕事・人間関係からくるストレス、栄養バランスが偏った食生活、睡眠不足など、様々な要因が複雑に絡み合ってできてしまう吹き出物ですが、その吹き出物の発生場所によって、ある程度自分の健康状態を把握することができます。

顎から口周りのニキビはホルモンバランスの乱れ

gettyimages (2588)

顎から口周りは大人ニキビとして一番できやすい場所で、胃腸の調子が悪い時やホルモンバランスが乱れた時に発生しやすくなります。生理前などにもできやすい場所です。
顎の吹き出物は大きく腫れたり、化膿ニキビまで悪化してしまうことが多く、また一度できた場所に何度もできてしまったり、とてもしつこいものです。

おでこのニキビは胃腸からのサイン

thinkstock (2607)

おでこにできるニキビの原因は、消化機能の低下かもしれません。
暴飲暴食や偏食はやめ、食生活を改善しましょう。
食物繊維が多く含まれる食材を中心に、バランスの良い食事を心がけましょう。

頬のニキビは肝機能の低下やホルモンバランスの乱れ

istockphoto (2611)

肝機能が低下してしまうと、代謝が悪くなり、体の中の老廃物を排出しにくくなるため、頬にニキビが出来やすくなってしまうのです。
また、ホルモンバランスの乱れも影響します。女性の場合、過剰なストレスが男性ホルモンを増やし、頬ニキビのできやすいメカニズムをつくっているかもしれません。
趣味や運動など熱中できるものを持ったり、リラックスできる環境をつくり、自分なりのストレス発散法&解消法を見つけましょう。
化膿して色素沈着してしまったり、クレーター化してしまっては大変です。
これらを防ぐためには、ニキビの原因を理解し、できるだけ原因を取り除くことが大切です。
できる場所によって、体からのSOSサインが出ていることはわかりましたが、大人ニキビができる共通の原因をまとめてみましょう!

大人ニキビができる6つの原因

①間違ったお手入れや外的刺激

②ストレス

③紫外線

④乱れた食生活や睡眠不足

⑤胃腸などの体の不調

⑥ホルモンバランスの乱れ

脂質や糖分の高い食事、食べ過ぎやストレスで胃腸の調子が悪い時、生理前でホルモンバランスが乱れた時に顎周辺に吹き出物ができやすくなります。
またストレスを抱えた生活をしていると、自律神経に影響を与え、それがホルモンバランスを乱す原因となります。
ニキビは体の不調を示す体からのサインでもあります。
肉体的な不調のみならず、精神的な不調によっても発生します。
ニキビができてしまうと憂鬱な気分になりがちですが、体からの大切なメッセージであると捉え、
そのサインに耳を傾けてあげましょう。
今までの生活を振り返り改善に努めることで、より健康的な体づくりができます。

健康維持のためにも、美肌のためにもサインを見逃さないようにしましょう!!

関連する記事

大人だってできる”ニキビ” できる場所で健康状態がわかるって本当?」に関連するキーワード

「大人だってできる”ニキビ” できる場所で健康状態がわかるって本当?」のライター