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世界中の男性だけでなく、女性たちをも魅了した女優といえば、やはり「オードリー・ヘップバーン」ですよね。
特に、デビュー作の「ローマの休日」での可憐で楚々とした美しさが記憶に深く残っている方も多いことでしょう。
実は、かくゆう私も劇中の彼女の魅力のトリコになった1人です。
きゃしゃで折れてしまうそうな手足やウェスト、一見儚げな主人公ですが、実はロイヤルファミリーのプリンセスゆえの、凛とした佇まいが、女性から見ても格好よすぎました。

ただ単に、可愛いだけの女性だけではなく、その中に少女のようなキュリアスな精神と茶目っ気たっぷりのユーモアセンス、そして、これは背景に育ちが関係していると思いますが、人を寄せ付けない瞬間をもつ、ノーブルな雰囲気、
実はコレって、究極の「ツンデレ」ではありませんか。
これこそ、万人に愛される、いや、万人が思わず愛してしまうオトナ女子でしょう。

そして、私もこんな女子になりたい!と思いっきり憧れてしまったのです。
その日から、女性らしい可愛らしさと凛とした別の一面を見せるオトナ女子の修行が始まりました。
まずは、形からというか、容姿からと、顔は兎も角、雰囲気だけでも、オードリー・ヘップバーンに近づこうと思い、
華奢な手足とウェストを目指す日々、彼女が青春をかけていたというバレエにも一念発起して、足を踏み入れてみました。
そして、そのバレエのレッスンから多くのことを学ぶことになったのです。
バレエでもっとも、注意される点が姿勢です。背中に心棒を入れたようにピシッと筋が入ります。それだけで、今までの自分とは違った雰囲気が醸し出されるのを感じました。彼女の楚々とした佇まいは、バレエの訓練による賜物だったのですね。
また、バレエにはセリフと言うものがありません。自分の内側にあるものを、体や表情を使って伝える必要があるのです。
その為、一つ一つの動作、目線、口元の形など、あらゆるものを自分の心を表す道具とする鍛錬が要求されます。
このことによって、言葉ではなく、所作で自分を表現するスキルが身に付いたような気がします。一見すると、可憐で可愛らしさを表現するダンスとして、バレエは捉えられがちですが、実は、その裏側には、自己の内面を飾ることなく、自分自身のすべてで表現する力強さと潔さが要求される究極のオトナ女子修行の要素を持っていたのです。

オードリー・ヘップバーンに憧れ、辿り着いたバレエの世界を通じて、可憐でありながら、凛とした力強さのあるオトナ女子修行を続行して行きたいと思います。

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