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様々な方法で自己投資をする人が増えてます。セミナーに通ったり、ジムに通ったり、留学したり。モノや数字のように投資価値が目に見えるものではないけれど、自分の人生をより豊かにするために何かをしてみたい。自分を高める旅に投資してみるというのはいかがでしょうか。

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2019.9.18

コンフォートゾーンから抜け出してみる

経験をモノ消費よりも重視する世界中のミレニアル世代の間では単なるリフレッシュという目的の旅ではなく、今までとはちょっと違う、「自分を高める旅」が最近注目されているようです。
特に、自分を高める何かを経験するために海外へ「Solo Travel(1人旅)」をする人がここ約十年間に急増しているようです。 
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「誰もが一生に一度は1人旅をするべきだ」と言うのは、ニューヨーク拠点のトラベルブロガー、ミーゼン・ブラウンさん。 
彼女は ブログプラットフォーム『ミディアム』に載せたブログに、1人旅は自分をコンフォート・ゾーン(安心な領域)から抜け出させることで、人として成長させる、とつづっています。
慣れた日常という、コンフォートゾーンから抜け出し、知らない場所で1人になると、何をやりたいのか、何を欲しいのか、何処へ行きたいのか、常に自問自答の繰り返しです。誰に気を使うことなく、自分の思うがままに決断し実行することで、今まで気づかなかった自分の一面を見つけられるかもしれません。
旅行をしていても、友人や家族と一緒だと、どうしてもお互い妥協しながら相手に合わせたり、お互い頼りあってしまったり、また、いつもと同じような会話をしていては、結局は日常の延長線、新しい発見を見逃してしまいがちです。

未知の世界で新しい価値観を得る

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自由に自分のペースで身軽に行動できることは新たな価値観を見出しやすい、というのも1人旅の醍醐味です。
今は、SNSに投稿された写真や動画を通して、世界中が見渡せるようになり、行ったこともない場所でも身近に感じることができます。しかし、SNSを通してみた世界は、他人の価値観というレンズを通しての一場面でしかないのです。
実際、そこに行って見ると、そこは未知の世界であり、SNSで見た写真だけではつかめていない様々な角度からの視点、空気、音、匂いがあるのです。

誰にも急かされることなく、ゆっくり立ち止まって、辺りを見回したり、空気を感じたり、日常とは違うことを見たり感じたりすることで新しい価値観が生まれたりします。
ニューヨークタイムズのトラベルライターで『Alone Time』の著者、ステファニー・ローゼンブルームさんは、ワシントンポストのインタビューに、連れがなく1人でいると、見ず知らずの人から声をかけられやすく、また自分も社交的になり、会話を楽しめる、と話しています。
思いがけない出会いで、二度と会うこともない人との会話や行動から刺激を受けたり、学んだりすることもあります。

頭ではわかっているつもりの文化や習慣の違いを実際に体験し理解することで自分なりの新たな価値観が生まれ、人としての柔軟性や許容力が深まるのではないでしょうか。

頼れるのは自分だけーそこから生まれる自信は大きい

1人旅とは聞こえがいいですが、やはり、心細いし不安なものです。特に、便利で信頼でき、比較的物事がスムーズに進む日本のサービスに慣れている我々日本人にとっては他国の大雑把なシステムによるトラブルには戸惑ってしまいます。
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しかし、旅先で起ったトラブルに対して怒っても泣いてもどうにもなりません。誰かに頼ることも出来ず、1人で必死に問題を解決しようとするチャレンジこそが自分を高めるチャンスではないかと思います。
言語に関しての不安もあります。しかし、高校レベルの英語力と最近は翻訳アプリもありますし、案外なんとかなってしまうようです。
どちらかというと、語学力というよりも、相手に自分の言いたいことをいかにうまく伝え、相手の言わんとすることをちゃんと理解できるか、というコミュニケーションの難しさや大切さを学べるのではないでしょうか。

このように、言語や文化の違う異国の地で1人トラブルを解決した経験は、自信に繋がり、その後の人生の中で起こる様々な問題やコミュニケーションでの食い違いの解決に必ず役に立つはずです。
1人旅での経験は人間性を豊かにするのもちろんのこときっとキャリアにも役立つことでしょう。まだ、1人で旅に出るのは不安という方は、友人と行き帰り、ホテルは一緒にし、旅先では完全に別行動にしてみるというところから始めてみるのもいいかもしれません。これからは旅に自己投資をする人が増えそうです。変わりゆく旅のスタイルに今後目が離せません。
参考記事:
K. ブリーン

K. ブリーン

アメリカの某大学経済学部卒業。主に社会経済や映画の事などを書いてます。ピラティスにはまり、指導員資格を取りました。

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