30代以降は下がっちゃう！免疫力をアップさせる食べ物いろいろ

公開日：2016年12月22日
更新日：2016年12月22日

【免疫力とは？】

免疫とは病原菌やウイルスなどの外敵の侵入を防いだり、体内にできた害をもたらす細胞を除去するという自己防衛機能。

免疫細胞たちは、あなたが意識していない間にも、ガン細胞を死滅させたり、風邪などの病気にかからないように外敵の侵入を防いだりしてくれています。

いつも体を守ってくれている、いわばボディーガードなのです。
via 病気やウイルスから体を守る免疫力 - 免疫力とは？ | 免疫力向上委員会

免疫力というのは年をとると低下します。

20代～30代がピークでその後はどんどん下がっていくと言われています。

免疫力が下がると疲れやすくなったり肌荒れなど体の不調が起こります。

年をとると免疫力が下がるのは自然な減少ですが、生活習慣によってはさらに下がることがあります。

【免疫力が下がる原因】

・食生活の乱れ

免疫力が下がる生活習慣としては喫煙や睡眠不足、運動不足などがありますが、もっとも大きな原因は「食生活」だと考えられています。

免疫の役割をするのは血液中の「白血球」です。

バランスの悪い食生活をしていると白血球のはたらきが低下して、免疫力も低下してしまうのです。

・ストレス

ストレスを受けると自律神経が乱れホルモンバランスが崩れます。

特に「コルチゾール」と呼ばれるホルモンが多く分泌されるのですが、このコルチゾールはリンパ球の活力を奪って免疫力を低下させるのです。

また、自律神経の不調を整えてくれるのが免疫ですが、免疫の働きはわずか数日間と言われています。

毎日ストレスを感じる生活をしていると免疫力が尽きてしまい、体の不調が慢性化したりさまざまな症状が悪化することがあります。

・冷え

体が冷えると低体温を引き起こし、免疫細胞の活動が鈍ってしまいます。

さらに血行が悪くなると免疫細胞が体のすみずみまで行き渡らなくなるので免疫力が低下するのです。

【免疫力をアップさせる食べ物】

・ヨーグルト

免疫細胞の７割は「腸」で作られます。

なので免疫力をアップさせるには腸内環境を整えることが重要です。

ヨーグルトに含まれる「乳酸菌」は腸内の「ビフィズス菌」を増やす働きをするなど整腸作用があるので免疫力アップには効果的です。

・納豆

納豆には「納豆菌」が含まれています。

この納豆菌は腸内の善玉菌の働きをして悪玉菌を減らしてくれます。

また納豆に含まれている「サポニン」という成分は免疫細胞のエサになるので免疫力をより高めてくれる効果があります。

・にんにく

にんにくには「アリシン」という成分が含まれています。

アリシンには毛細血管を広げて胃腸や心臓のはたらきを高める作用があり、冷え性の方には効果的です。

また、動脈硬化や血栓予防にもなります。

・バナナ

バナナには「フラクトオリゴ糖」という成分が含まれています。

このフラクトオリゴ糖は比較的消化されにくく、そのまま腸まで届いて善玉菌のエサとなって腸内環境を改善してくれるはたらきをします。

・かぼちゃ

かぼちゃには「βカロチン」が豊富に含まれています。

このβカロチンは粘膜などの細胞を強化して免疫力を高めるはたらきがあります。

また、かぼちゃには体を温める効果もあるので冷え性の方にオススメです。

【体温を上げると免疫力もアップ！】

免疫力は体温が1度下がると30％低下して、1度上がると5～6倍上がると言います。

冬は体が冷えやすい季節です。
特に体温を下げないように心がけましょう。