「たき火」を見ると心が落ち着く人が多いと言われるのはなぜ?
ゆらゆら揺れる炎は時に私達を幻想の世界へと導いてくれる
ファンタジー!
本当に、まるで絵本の世界を見るようですね。
「火」は人類の歴史の始まりと共にありました
「火」は扱い方を間違えると非常に危険なものです。
でも、歴史を紐解くと、「火」は獣から身を守ってくれる大切なものとしても不可欠だったことがわかります。あらゆる場面で人類の生活に深く関わって来た「火」は人類の生活に必要なさまざまな用具を作り出し、食生活にも大きな変化をもたらしました。
ここでは、「火」をプラス要素として捉えて、そこから発展した「たき火」の魅力について考えてみたいと思います。
でも、歴史を紐解くと、「火」は獣から身を守ってくれる大切なものとしても不可欠だったことがわかります。あらゆる場面で人類の生活に深く関わって来た「火」は人類の生活に必要なさまざまな用具を作り出し、食生活にも大きな変化をもたらしました。
ここでは、「火」をプラス要素として捉えて、そこから発展した「たき火」の魅力について考えてみたいと思います。
人間と自然の付き合い方を考える意味でも、焚き火は貴重な文化なのです。
たき火で繋がる
やはり、人は火とともに歩んできた存在であり、だからこそ火に安らぎ、火を求める。そういった関係に思いを巡らせながら、普段から焚き火を楽しむ文化が多くの方に広まっていけばいいなと思います。
たき火マイスターが語る「焚き火(たきび)の魅力」
明確な答えがないのがいいんだと思います。ただ、目を合わさないで人と話せるっていうのは大きいと思います。「人と話すときはちゃんと目を見て話そう」みたいなのがあったけど、逆にそれを思い出させてくれるところもあって。そういや最近、目を見て話ができてなかったなとか、火を周りに延焼させちゃいけないなとか、当たり前のことをちゃんと思い出させてくれるアイテムですね。
「たき火」を見て心が落ち着くのは、その「炎」が変わっていく繊細な動き・形・音・匂いなどにさまざまな感覚が優しい刺激を受けて、自分自身と向き合える時間の訪れや、共に「たき火」を見ている友人・恋人・仲間との触れ合いを自覚できるからなのかもしれません。
「たき火」は「恋」にも似ている?
繊細で微妙・無言の空間の中で気づく「自分自身でもわからなかった気持ち」
薪を割り、積み重ね、火をおこす。パチパチと小さな音を立てながら形を変えてゆく炎。風の方向や空気の乾きを確かめながら、その炎を創り出し、そして守る。変わってゆく炎はまるで繊細な生き物のよう。自然の変化やこちらのチカラ加減でその形や大きさにも変化が起きてゆく。これってまるで「恋」のよう。持て余すこともある「恋心」に「たき火」は似ている?
並んで見るのも良いけれど・・
「たき火」を挟んで向かい合うことで見えてくるものもある
焚火とは、ふだん目にすることのない「生命活動の実体化」なのだ。私たちは焚火に、自分の命のかがやきをみている。自然の中で赤々と燃える火を体感することで、根源的な安心と高揚を得ている。循環するエネルギーの一部となり存在がおだやかに肯定されていくことで、おのずと心が火解(ほど)かれるのだ。
いつもの生活をちょっと抜け出して、「たき火」の魅力を探ってみませんか?
【参考】たき火というwordが絡められたStory2作
潮騒(三島由紀夫作)
「火」
このStoryの中に情熱的な「火」の場面が・・