マクロビオティックの語源

「マクロビオティック」は、「マクロ=大きな」「ビオ=生命」「ティック=術、学」の3つの言葉からなっています。古代ギリシャ語を語源とした、「自然に即した命のあり方」という意味です。
マクロビオティック、略してマクロビはここ数年の間に日本でもさかんに取り入れられるようになってきました。
マクロビオティックというと、ストイックなイメージを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、マクロビオティックとは、穀物や野菜、海藻などを中心とする日本の伝統食をベースとした食事を摂ることにより、自然と調和をとりながら、健康な暮らしを実現する考え方です。

マクロビオティックは、食は医なりという思考のもと、人間の身体は食べるものから作られるということで、特定された食べ物だけを食べるようにするというコンセプトです。

最近、マクロビオティックが健康面によいだけではなく、美容やダイエット効果もあるということで、注目を浴びています。
菜食中心の食事をとることで、身体の中に毒素を入れず、逆に老廃物を排出しやすくなります。

現代の食生活においては、肉と魚に偏りがちになってきており、動脈硬化や大腸がんなどが増えてきているため、マクロビオティックを取り入れることで、病気を未然に防ぎ健康な身体を作っていけるという考えです。

諸説ありますので、全ての人にとってよいとは、一概に言えませんが、身体に合えばいろいろとよい効果も出ているようです。

マクロビオティックを行うことで、余分な贅肉を取ることにもつながり、シンプルビューティーな身体を作っていけるかもしれません。

何よりも健康な身体を保つことが、美容にもよいことだと思いますのでいろいろ研究しながら、日々の食生活を見直すためにもよい手段となり得ます。

しかし、肉を好きな方が、急に肉を抜くことはストレスの原因にもなりかねません。急激に行おうとせずに、ゆっくりと変化させていくことが長続きのコツです。肉を食べるときは、たっぷりの野菜や薬味、陰性の食材、陰性の調味料(ビネガー・スパイスなど)を組み合わせたり、蒸すなど陰性の調理法でバランスを整えても良いでしょう。
マクロビオティックでは、大豆やひよこ豆、小豆などの豆類をはじめ、大豆発酵食品のテンペ、小麦のタンパク質(グルテン)を原料とした麩などをタンパク源として使います。これらの食材は調理法により、肉の代用品としても活躍します。
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ベジミートでお肉の代用されているバーガーです。
肉や魚中心の食生活を送ってきた方にとっては、初めはバッサリ立ちきることは難しいかもしれませんが、マクロビオティックでも植物性たんぱく質を取ることは可能ですので、お肉に似た大豆食品を食べることで、満足感を得られるでしょう。

穀物においては、精米していない玄米や、全粒粉を取り入れ、野菜も皮をむかずにほぼ丸ごと使うことで、天からいただいた食材を大切にする心を養います。
陰陽調和の考え方でも中庸である玄米は、マクロビオティックの基本です。
玄米のヌカ層や胚芽にはビタミン、ミネラルなどの栄養素が多く含まれており、食物繊維も豊富なため腸の働きがよくなります。

このことから、なるべく農薬を使用していない有機野菜や穀物を取ることが身体にとってもよいこととなります。

初めは、いろいろと制限があり物足りなく思う方もいらっしゃっるとは思いますが、続けていくうちに食材そのものの味わいを感じることができ、だんだんと慣れていけるでしょう。

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