【うつ病とは?】

うつ病は、一言で説明するのはたいへん難しい病気ですが、脳のエネルギーが欠乏した状態であり、それによって憂うつな気分やさまざまな意欲(食欲、睡眠欲、性欲など)の低下といった心理的症状が続くだけでなく、さまざまな身体的な自覚症状を伴うことも珍しくありません。

つまり、エネルギーの欠乏により、脳というシステム全体のトラブルが生じてしまっている状態と考えることもできます。
うつ病は男性よりも女性の方がなりやすいと言われています。

何故女性の方がうつになりやすいのでしょうか?
原因は一体何なのでしょうか?

【女性がうつ病になる原因】

・生理

女性には定期的に「生理」があります。
生理というのは自律神経が乱れホルモンバランスが崩れる時期でもあります。

感情を安定させる「エストロゲン」というホルモンよりも、感情を不安定にさせる「プロゲステロン」が多くなるので憂鬱な気分になりやすくなるとも言われています。

・ダイエット

女性はよくダイエットをすることがあります。

ダイエットをすることで栄養バランスが偏ると脳内ホルモンのバランスが崩れて、不安感やイライラ感が増えることがあるのです。

・割り込み型の脳

女性は「割り込み型の脳」、男性は「絞り込み型の脳」と言われています。

割り込み型の脳というのは同時にいくつものことを考えられる脳のことです。
女性というのは家事をすることが多いですよね。

洗濯と風呂掃除を同時にやったり、食事を作る時は同時にいくつものおかずを作ることがあります。

これは女性なら当たり前のことだと思いがちですが、実は「絞り込み型の脳」の男性には難しいとされています。

なので、頭の中が楽しいことでいっぱいだったら良いのですが、憂鬱なことが増えると同時に複数のことを考えるようになるので強いストレスになることがあるのです。

【うつ病を予防するには】

うつ病を予防するには「バランスのとれた食生活」と「日光」が重要だと言われています。

特に脳内ホルモンの「セロトニン」を増やすことが大事です。

セロトニンは「トリプトファン」という成分から作られるので、トリプトファンを含む食品(納豆、たらこ、牛乳、乳製品、肉類など)を摂取するように心がけましょう。
また、うつ病になりやすい人というのは家にこもりがちで運動不足であったり、日光を浴びる機会があまりない方が多いといいます。

天気の良い日は散歩などをして日光を浴びるようにすると良いでしょう。

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