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健康や美容の意識を高めたい方は、食事から摂取している油に注目するのがいいでしょう!!

油は、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分類され、健康や美容に気を付けたいのなら、不飽和脂肪酸を摂られることをおすすめしたいものです。

「オメガ6」は米麦や卵、肉類や菓子類などに含まれているため、日常的に食事などから摂取している量が、理想とされる摂取量を上回っているといわれています。

私たち、現代人は数十年で急速に食環境が欧米化してしまいました。そのため厚生労働省が定めた「日本人の食事摂取基準」でも、サラダ油やコーン油、マヨネーズ、べにばな油に代表されるオメガ6必須脂肪酸の過剰摂取が指摘されています。その一方で、現代人がもっとも不足している栄養素がオメガ3必須脂肪酸なのです。

一方の「オメガ3」は、魚の脂やクルミなどに含まれていますが、普段の食事などから摂取されている量は不足している方が多いといいます。

結論から言うと「オメガ3:オメガ6」の摂取比率は「1:4」が良いといわれています。

必須脂肪酸が不足したり、理想の摂取バランスが崩れると体の機能は大きく狂ってしまいます。残念なことに近年の日本人の欧米型の食事ではオメガ6の摂取がダントツで多くなり、1:10~40に及ぶ場合もあります。
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この双方の摂取量のバランスが悪いことで、肥満や生活習慣病などが起こりやすいことがわかっています。

「オメガ6」を多く摂取した方は太りやすい傾向にあって、「オメガ3」を積極的に摂取されている方は、やせやすい身体を作ることができ、健康や美容にも良い効果が得られるといいます。

「オメガ3」は、腸内環境を整えてくれるといいますから、便秘の方は解消につながったり肌の状態も美しく保つことができるでしょう。

また、抗酸化作用が強いといわれていますので、肌や身体の老化も抑えてくれることが期待されます。

オメガ6にはアレルギー促進や炎症促進、血栓促進作用がありますので、オメガ6過多の食生活がアトピーや花粉症などのアレルギー症状の悪化や不調の原因のひとつになっていることは間違いありません。また、マーガリン、ショートニング、菓子類、ファストフードに大量に含まれるトランス脂肪酸は多量に摂取すると悪玉コレステロールを増加させ心臓疾患のリスクを高めるといわれ、その危険性が周知の事実となっています。2006年にはニューヨーク市が飲食店での全面使用禁止を条例で定めました。
反対にオメガ3は、アレルギー抑制、炎症抑制、血栓抑制とまったくその逆の働きをしますので、意識的に揚げ物や、ファストフード、菓子類を抑え、良質なオメガ3の油を摂ることが大切なのです。脂質の摂取バランスの見直しだけで、例えばアトピー性皮膚炎や花粉症が緩和した、という報告は絶えません。

代表的なオメガ3の摂取源として、生の青魚や亜麻の種(フラックスシード)、エゴマの種、クルミなど一部のナッツ類、海藻などがあります。
オメガ3は熱に弱いため、加熱調理用には向きません(油は元来熱に弱く、加熱すると酸化してしまいます)。炒め物などの加熱調理にはオメガ6系ではなく、融点が高く、酸化しにくいオメガ9系のオイル(オリーブオイル等)を使用するのがおすすめです。このように、理想的な脂質バランスに近づけるためには、まずは意識してオメガ6系の油をとらないようにする位で丁度良いと言えるのですね。

健康や美容を意識されている方は、「オメガ6」と「オメガ3」の不飽和脂肪酸を摂取し、そして「オメガ6」の過剰摂取を抑え、「オメガ3」を積極的に体内に摂り入れ、双方のバランスに気をつけることが大切です。

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