12人に1人がかかる乳がん~日本の乳がん事情~
生涯に乳がんを患う日本人女性は、現在、12人に1人と言われています。
ピンクリボンは、乳がん啓発活動を表す世界共通のシンボルマークです。「乳がんで悲しむ人を一人でも減らしたい」との想いから1980年代にアメリカでこの活動は始まり、2000年ごろから日本でも盛んになってきました。乳がん検診の早期受診を呼びかけるために、行政、市民団体、企業などが独自のピンクリボンマークを掲げ、様々な活動を行っています。
がんが怖い病気であることはまぎれもない真実ですが、数あるがんの中でも乳がんは早期に発見すれば治療の予後がよいがんの筆頭でもあります。
また、早い段階で見つけることかができれば、命はもちろん女性にとって大切な乳房も切除をしないで守ることができる確率がそれだけ高くなります。
また、早い段階で見つけることかができれば、命はもちろん女性にとって大切な乳房も切除をしないで守ることができる確率がそれだけ高くなります。
年齢別に見た場合、胃がんや肺がん、大腸がんのように年齢が高まるとともに増えるがんとは異なり、乳がんは 30代から増加しはじめ、40歳代後半から50歳代前半にピークを迎え、比較的若い世代で多くなっています
若い年代で乳がんを患う女性も少なくありません。若い時から関心を持つことが大切です。
30代から増加し始めるという事実には驚きですね。
乳がんは早期発見により適切な治療が行われますと、良好な経過が期待できます。日本人女性の場合、乳がんにかかる数は乳がんで死亡する人の数の3倍以上となり、これは乳がん生存率が比較的高いことと関連しています。
早期発見が鍵になることがわかりますね。
ピンクリボン運動では、マンモグラフィー検査を勧めています。
マンモグラフィーは乳房専用のレントゲン検査で、乳腺科や乳腺外科で受けることができる検査です。
微細な石灰化と呼ばれる超初期の乳がんを発見するのに優れているのがマンモグラフィー検査の特徴です。
マンモグラフィーは乳房専用のレントゲン検査で、乳腺科や乳腺外科で受けることができる検査です。
微細な石灰化と呼ばれる超初期の乳がんを発見するのに優れているのがマンモグラフィー検査の特徴です。
乳腺が密で乳腺症に近い症状のある方と閉経期を迎えて乳腺の密度が低くなっている人では、マンモグラフイー検査とエコー検査のどちらが初期の乳がんを見つけやすいかという点で違ってきます。
そのため、乳腺科や乳腺外科など乳腺の病気を専門に取り扱うクリニックで相談し、自分に合った間隔と検査方法で受診するのが安心です。
そのため、乳腺科や乳腺外科など乳腺の病気を専門に取り扱うクリニックで相談し、自分に合った間隔と検査方法で受診するのが安心です。
つまり、マンモグラフィーだけ受けていれば安心ということではなく、専門医の指示でマンモグラフィーやエコー、あるいはその両方を組み合わせた検査を続けていくことで命も乳房も守ることができるということです。まだ大丈夫と思わずに、未来の自分の為に考えてみてくださいね。