「干す」ことのメリット

「干した食べもの」から浮かぶのは・・

「干すこと」のメリット

「切り干し大根」切干大根1食分10gは水で戻して40gですので、生の大根40gと比較すると鉄は3倍、食物繊維は4倍、カルシウムは5倍に増えます。「干ししいたけ」しいたけにはエルゴステロールが含まれており、これが紫外線を浴びることでカルシウムの骨への吸収を高めるビタミンDに変化します。このため、生しいたけよりも干ししいたけの方がビタミンDの含有量が多くなります。残念ながらビタミンCなどの水溶性のビタミンは減ってしまいますが、カルシウムなどのミネラルはそのままで、生で食べるよりかさが減るため、たくさん食べられます。何より旨味、甘みが凝縮し、生で食べる時とは違った味わい、独特の歯ごたえや食感を楽しむことができます。
今回取り上げた「干し芋」も、ポピュラーな「干した食べもの」ではありますが、ダイエット効果がある?というのはどのような根拠に基づいているのでしょう?

「干し芋」の魅力

ダイエット効果の検証

「干し芋」は脂質が少なく、食物繊維も取れる炭水化物である

干し芋の100gあたりの脂質は0.6gとかなり低いです。
ダイエットや筋トレの際には糖質よりも脂質を抑えた食事の方が続けやすく、長期的に見てもリバウンドしにくいという情報があります。
リバウンドしにくいというのはダイエッターには心強いメッセージですね。

「干し芋」は食物繊維たっぷりなので腹持ちが良い

干し芋は食物繊維が豊富で、100gの干し芋からは1日に必要な食物繊維の3分の1が摂取可能となっています。食物繊維は消化されにくい性質があるため、腹持ちが良いです。
減量中は食べる量を減らしたり、脂肪分の摂取を抑えることで、便が固まりやすくなりますが、
食物繊維が含まれる干し芋を食べることで、便秘の改善も期待できます。
食物繊維が豊富ということは整腸作用が活発になるということですね。ダイエッターの必須条件を満たした食材であるということは間違いなさそうです。

「干し芋」にはビタミンが豊富に含まれている

・ビタミンE
抗酸化作用をもち、細胞の老化防止に効果があると言われているビタミンEが豊富に含まれています。
・ビタミンB1
疲労回復に効果があるとされるビタミンB1は、みかんなどの柑橘類の2倍と言われています。
・ビタミンC
風邪やなどに対する抵抗力を高めてくれるビタミンCも豊富に含まれています。
通常ビタミンCは加熱すると壊れてしまうのですが、干し芋の場合はデンプンが守ってくれるので熱でも破壊されません。
トースターで炙って食べると最高です。
「干し芋」の持つチカラにどんどん惹き込まれます。

「干し芋」にはカリウムが豊富に含まれている

カリウムは普段撮るのが難しいミネラル分ですが、
干し芋のカリウム含有量数値は同じ量のご飯のなんと540倍!
カリウムは余分なナトリウムを排泄してくれる作用もありますのでむくみにも効果があります。

むくみに効果ありは嬉しいですね。

「干し芋」を自分で作ってみたい

干し芋(横山 タカ子先生)

さつまいもは少し堅めに蒸し、繊維に沿って切るとくずれません。

さつまいもは少し堅めに蒸し、繊維に沿って切るとくずれません。

材料
・さつまいも適量
つくり方
1さつまいもはよく洗って皮付きのまま、蒸気の上がった蒸し器で丸ごと蒸す(1本300~400g程度なら、約20分間が目安)。
2やや堅め(竹串がようやく刺さるくらい)で取り出して粗熱を取り、縦に8mm~1cm厚さに切る。
3ざるに並べ、風通しのよい場所で1週間ほど干す。毎日裏返し、乾いて好みの食感になったら、ジッパー付き保存袋に入れる。
●保存
暗く涼しい場所で3か月間、冷凍庫で6か月間。
材料はさつまいもだけ。自然の甘みを存分に味わえます。おうちで作る・自分で作る「干し芋」は格別です。

サッカー日本代表にも人気の「干し芋」

https://www.youtube.com/watch?v=jJIPus03WSY&t=211s

『【Team Cam】2021.03.27 フィールドプレーヤーはリラックスした雰囲気で、GKは入念なトレーニングを実施』動画中に「干し芋」を食べる選手のコメントがあります。
該当箇所は動画スタートから3分30秒くらいの場面です。

干し芋の魅力、そしてダイエット効果があると言われる根拠がわかりました。自分で作る方法もわかりました。「バッグに忍ばせるおやつ」に「干し芋」加えたいですね。

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