好みの精油とミツロウ、ホホバオイルを用いることで家庭でもリップクリームを手作りすることができます。ここではこれらを用いたリップクリームを自分で作る方法について紹介します。
材料には精油、ホホバオイル15ml、ミツロウ3gに加え、エッセンシャルウォーマーか湯煎できるビーカーや耐熱容器、シリンダー、竹串、リップクリーム容器、ラベルシールを用意します。作り方はまずエッセンシャルウォーマーにミツロウを入れ、シリンダーで計量したホホバオイルを加えエッセンシャルウォーマーに火をともします。ビーカーなどの場合にはこれを湯煎します。これを竹串でよくかき混ぜながら、5分から10分ほどかけて十分に溶かします。ミツロウが溶けたらリップクリームの容器に移し、竹串でかき混ぜながら冷まします。こうして混ぜながら冷ましていくと、まわりがうっすらと白くなり始めるため、そこに精油を1滴だけ加えます。唇は粘膜に近いため、精油の使用はごく僅かにとどめます。
最後に容器に使用した成分と日付を書いたラベルを貼ります。唇は敏感な部分であるため、リップクリームは必ず少量を試してから使用するようにします。また手作りであるため、作ってから3ヶ月以内を目安に使い切るようにします。ミツロウはミツバチが巣を作る時に出す天然のワックスで、皮膚を柔軟にする成分や保湿を促す成分がこの中に配合されています。一方のホホバオイルは南米原産のホホバの植物の実から採取される液状ワックスで、肌によく浸透しさらっとした使用感でありながらしっとりとさせる作用があります。