目次

「オクトーバーフェスト」はビールの祭典。日本でも毎年東京や横浜などで開かれますね。でも今年は本場ドイツのミュンヘンで、このイベントに参加してみるのはどうでしょう。イベントの前後で市内や周辺の観光が満喫できるよう、おすすめスポットやグルメもご紹介します。

gettyimages (44518)

2019.8.22

オクトーバーフェストとは?

 (45028)

オクトーバーフェストの始まりは、1810年に行われたドイツ皇室の結婚式を祝ってお祭りが開かれたことがきっかけでした。その後、恒例のイベントとして発展し、今では国内外から多くの人が参加する一大イベントに!
ミュンヘン市内にある会場「テレージエンヴィーゼ」は東京ドームの約9倍の広さ。その会場にミュンヘン市内の複数の酒造会社が10以上の巨大テントといくつかの小型テントを立て運営します。2018年の参加者は600万人、消費したビールは700万リットルというのですから規模が大きいですね!

公式サイト:https://www.oktoberfest.de/en

チケットはどうやって手に入れる?

 (45031)

2019年のオクトーバーフェストは9月21日(土)~10月6日(日)まで開催されます。会場は入場無料ですが、ビールを飲むには、テーブルの所で席について飲むことになっています。このためにチケットの購入が必要です。巨大テントでは75%の席は予約で埋まりますが、残りの席は来た人から座れるよう空けてあります。ただし、曜日や時間帯によっては大変混みあうため、予約しておいたほうが無難なのですが、6人や8人以下の予約は受け付けていないテントが多いのが難題。解決策としては、ツアー予約サイトの「ビアター(Viator)」や「ベルトラ(Veltra)」で、すでに確保されたチケットを購入するのがおすすめです。どちらもいろいろなパッケージがあるので内容や予算と併せて選んでください。
ビアターの予約サイト:
https://www.viator.com/ja-JP/searchResults/all?text=%E3%82%AA%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%83%88&destId=
料金:ツアーのタイプにより異なるため上記サイトで確認してください。

ベルトラの予約サイト:
https://www.veltra.com/jp/europe/germany/munich/ctg/163999:Oktoberfest/
料金:ツアーのタイプにより異なるため上記サイトで確認してください。
 (45034)

6人以上(テントによっては8人以上)のグループで行く場合も、ツアーエージェントを介してチケットを購入できますが、オクトーバーフェストの公式サイトで直接予約することも可能です。この場合は、公式サイトで、希望するテントのページを開き予約します。各テントの予約サイトは、表示言語がドイツ語になっているため、翻訳機能で日本語に変換して予約の手続に入ってください。

公式予約サイト:
https://www.oktoberfest.de/en/beer-tents/reservations-at-oktoberfest#
費用:8~10人掛けのテーブル1つにつき€350 (テントにより異なるので各テントページで確認)

オクトーバーフェストのその他の楽しみ方

 (45037)

オクトーバーフェストの初日9月21日(土)と2日目22日(日)にはパレードが行われます。初日のパレードは11時にスタート。ドイツの民族衣装に身を包んだ老若男女がダンスをしたり、楽器を演奏しながらパレードする見ごたえのあるイベントです。2日目のパレードのスタートは10時。このパレードでは南ドイツの民族衣装をまとった人々が参加します。総勢約9000人という大規模なイベント。タイミングがあうようならぜひ見学したいですね。
 (45039)

オクトーバーフェストのもう一つの楽しみは、会場に設置された「遊園地」。午前10時にオープンし深夜近くまでやっています。遊園地には大観覧車の他、かなりのスピードで動く乗り物が設置されています。スリル満点ですが、ビールを飲んでから乗るのは危険なので飲む前に楽しんでくださいね。

ミュンヘン市内&周辺のおすすめ観光スポット

オクトーバーフェストが開かれるミュンヘン市内および周辺には、歴史的な建物や教会、美しい庭園など見どころがたくさんあります。イベントに参加する前や後にぜひ観光に出かけてください。

ミュンヘンの顔「レジデンツ」

gettyimages (44759)

レジデンツ(Residenz)はかつてミュンヘンを基盤としていたバイエルン王国のヴィッテルスバッハ家が宮殿として建てたものです。外観もさることながら、内装はルネサンス、バロック、ロココ、新古典主義などの様式が混在し、豪華絢爛そのもの。建物内は現在、博物館と宝物館になっていて一般に公開されています。

公式サイト: https://www.residenz-muenchen.de/englisch/tourist/index.htm
入場料:€11(博物館と宝物館の複合チケット)、別々の場合はそれぞれ€7

ツインタワーのある「フラウエン教会」

gettyimages (44765)

ミュンヘンを代表する教会の一つが聖母教会「フラウエン教会(Frauenkirche church)」です。オレンジ色の屋根と青いベレー帽をかぶったようなツインタワーがシンボルになっています。大聖堂の中に入ると、祭壇につながる通路の両側に白い柱が合わせて22本立っています。この柱のせいで建物の両側にある窓が見えません。まるで窓がないのに光が差し込む不思議な教会のように見えます。そんなことから、これは教会を建てる時に悪魔と「窓のない教会にする」という駆け引きをしたためだという言い伝えがあります。聖堂の入口にある「悪魔の足跡」はこの駆け引きに負けた悪魔が怒って残したものだと言われています。

公式サイト: https://www.muenchner-dom.de/home/

「アザム教会」は後期バロック様式が素晴らしい

Asam Church of Munich

Asam Church of Munich

ミュンヘンのもう一つの教会「アザム教会(Asam Church)」は建物としては小さな教会ですが、屋内の装飾の素晴らしさで知られています。正式名は「聖ヨハン・ネポームク教会」。アザムとはこの教会の内装を担当した彫刻家と画家のアザム兄弟の名前にちなんでつけられたニックネームです。後期バロック様式を持つ内装は、「この世の苦しみ」「神と皇帝」「聖ヨハン・ネポームクの人生」の3つの世界観を表していると言われています。

参考サイト: https://nicolenaworld.com/munich-asamkirche/

市民のレジャーの中心「イングリッシュガーデン」

gettyimages (44769)

「イングリッシュガーデン」はイーザル川沿いの原野を開拓して作った総面積3.6㎢もある広大な公園です。ミュンヘンの市街地から歩いて行くことができます。ドイツで「イングリッシュガーデン」というのも変ですが、造園を担当したのがイギリス人のベンジャミン・トンプソンでイギリス的な要素をふんだんに取り入れたことからこの名前が付けられました。開園は1789年。現在では、ピクニック、日光浴、サイクリング、ジョギングなどを楽しむ人々で賑わい、人工湖ではボートに乗ったり、イーザル川ではサーフィンもできるようになっています。

公式サイト: https://www.muenchen.de/sehenswuerdigkeiten/orte/120242.html

「ドイツ博物館」でドイツの科学技術に触れよう

gettyimages (44772)

イングリッシュガーデンのすぐ南側、イーザル川の川岸にあるのが科学・技術の展示物を集めた国立博物館「ドイツ博物館(Deutsches Museum)」です。館内には農業、鉱業、航空工学、鉄道、機械、宇宙、エレクトロニクスなどの分野から17,000点以上を展示しています。科学技術を誇るドイツならではの展示物、ぜひ見てみたいですね。

公式サイト: https://www.deutsches-museum.de/index.php?id=1&L=1
入場料:€14

日帰りで行く「リンダーホーフ城」と「イノシュバンシュタイン城」

 (45054)

ミュンヘンから南西に車で約1時間半ほど行った所には2つの城があり、日帰りで観光できます。ミュンヘンに近い方がリンダーホーフ城(Linderhof Palace)、そこから南に車でさらに30分ほど行ったところにあるのがイノシュバンシュタイン城(Neuschwanstein Castle)です。リンダーホーフ城は庭園が美しいお城でリンダーホーフ宮殿とも呼ばれています。バイエルン王ルートヴィヒ2世によって1874年に着工し1878年に完成したものです。
 (45056)

イノシュバンシュタイン城は、リンダーホーフ城と同様、バイエルン王ルートヴィヒ2世によってオーストリアとの国境近くに建てられた城です。白い壁に藍色の屋根が特徴で、童話の中に出てくるようなロマンチックな風貌に人気があり、ミュンヘン周辺観光の目玉になっています。内部の見学も可能です。
この2つの城を観光するにはミュンヘン発のオプショナルツアーを利用すると便利でしょう。

ビアター公式サイト:
https://www.viator.com/ja-JP/searchResults/all?text=%E3%82%A4%E3%83%8E%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%B3%E5%9F%8E%20%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%95%E5%9F%8E&destId=
料金:ツアーのタイプにより異なるため上記サイトで確認してください。

ベルトラ公式サイト: https://www.veltra.com/jp/europe/germany/munich/ctg/163159:163159/
料金:ツアーのタイプにより異なるため上記サイトで確認してください。

ドイツのおすすめグルメ

ブラートヴルスト

 (45059)

ドイツと言えばビールと並んで有名なのがソーセージ。ソーセージにもいろいろ種類がありますが、ここでご紹介する「ブレートヴルスト」はドイツ語の「フライするまたはローストする」を意味する「braten」から来ていると言われています。グリルしたりフライパンで焼いたりして食べます。

クラウトヴィッケル

 (45063)

クラウトヴィッケルは肉、野菜、米などを混ぜ合わせたものをキャベツで包んでサワークリームで煮込んだもの。日本で一般的に言われるロールキャベツに似たものです。

ローストポークとダンプリング

 (45066)

ローストポークとダンプリングはドイツ南部の郷土料理。ジャガイモを主食とするドイツではそれを粉にして肉や野菜と混ぜて団子を作り蒸したりゆでたりして食べます。あっさりした味わいが脂っぽいローストポークと見事に調和したおいしい一品です。

アクセス

日本からミュンヘンへは、羽田発の全日空とルフトハンザドイツ航空の共同便で直行できます。飛行時間11時間40分。また成田発ヘルシンキ経由の日本航空とフィンランド航空の共同便もあります。こちらの飛行時間は乗り換え時間を入れ13時間50分です。
オクトーバーフェストの会場テレジエンヴィーゼ(Theresienwiese)は、ミュンヘン中央駅から地下鉄で1駅のテレジエンヴィーゼ駅で下車し歩いてすぐです。中央駅から徒歩でも行ける距離です。
ミュンヘン空港から直接会場に行く場合は、タクシーで40分ほど。もしくは公共交通機関で1時間足らずで到着することができます。

まとめ

本場ドイツ、ミュンヘンで開かれるオクトーバーフェスト。単なるビールの祭典ではなく、ドイツの文化や歴史に触れることのできる魅力あふれるイベント。一度は参加してみたいものですね!ミュンヘン市内や周辺にも見どころが多いので、オプショナルツアーなどを利用してこの機会にぜひ観光してください。
setsukoT

setsukoT

オーストラリアのメルボルン在住。現地の日系企業で翻訳・通訳をする傍らフリーランスライターとして記事を執筆。2017年からはフルのライターに。カルチャーや社会に関心があり、趣味は旅行とアート。旅行はほとんどの場合、自分たちで計画して旅している。

元のページを表示 ≫

関連する記事

関連する記事

「オクトーバーフェストは本場ドイツで!周辺の観光&グルメも紹介」のライター