「お金の不安に終止符を打ちたい。」そう語るのは、新しいファイナンスサービスをスタートさせた株式会社bookee (ブーキー) 代表取締役社長の児玉隆洋さん。前職はファイナンスとはほぼ無関係の、IT企業のサイバーエージェント。「アメブロ」の事業部長、「AbemaTV」の広告開発責任者を歴任したというキャリアの持ち主です。このITでの経験をファイナンス領域でどう活かすのか、起業の経緯や今後のビジョンについてもお聞きしました。
2018.6.6
STAGE編集部:bookee (ブーキー) とは、どういうサービスなのでしょうか?
bookee (ブーキー) とは、お金のパーソナルトレーニングスタジオです。
ニューヨークで話題のファイナンスジムを日本で展開し、
貯蓄・住宅・保険・投資入門などの資産管理について、90日間お金のプロとマンツーマンでトレーニングしていくサービスです。
貯蓄・住宅・保険・投資入門などの資産管理について、90日間お金のプロとマンツーマンでトレーニングしていくサービスです。
トレーニング結果が出るのはもちろんですが、
スタイリッシュでエンターテイメント性が高いサービスであることがbookeeの特徴です。
スタイリッシュでエンターテイメント性が高いサービスであることがbookeeの特徴です。
また、中立性を軸としていますので、金融商品の販売は一切いたしません。
STAGE編集部:もうサービススタートはしているのですか?
スタートは2018/6/6になります。
体験会申込者も1ヶ月で100名を突破しておりまして、
比較的若い方からのニーズを強く感じています。
比較的若い方からのニーズを強く感じています。
また、男女比は70%近くが女性の方となっております。
STAGE編集部:確かにお金を学ぶなら早い方がいいですよね。ところで、児玉さんは金融ご出身ではないとお伺いしました。
私はIT企業のサイバーエージェントに新卒から約11年いまして、アメブロやAbemaTVなどのメディア事業を担当していました。
実は、金融についてはまったく詳しくありませんでした。
実は、金融についてはまったく詳しくありませんでした。
ですから、自分自身の結婚を期に、いざ保険や住宅などの資産管理をしようと思ったものの、金融知識が不足していて判断に困ってしまったのです。
金融商品が溢れていて、何から勉強すればいいのかさえ、わからない。どの情報が正しいのかも判断する自信がない。できれば、自分のファイナンス状況を診て、中立的な立場でアドバイスしてくれる人がほしい。そう切実に思いました。
この経験がbookeeの創業のきっかけになっています。
この経験がbookeeの創業のきっかけになっています。
網羅的かつ中立的、そして1人1人に適した内容を教えてくれる、そんなファイナンシャルサービスはないのだろうか。
そのように自分と同じように困っている人の手助けをしたいと思い、2018年2月にbookeeを創業しました。
そのように自分と同じように困っている人の手助けをしたいと思い、2018年2月にbookeeを創業しました。
STAGE編集部:サイバーエージェントを退職し、起業にふみきった理由はなんでしょう?
サイバーエージェントに入社するときから、代表である藤田さんの「渋谷ではたらく社長の告白」を読んで、いつかは自分も起業に挑戦してみたいと思っていました。
ただ、一緒に働くメンバーが尊敬できる人ばかりで、一緒に困難を乗り越えたいと思えるメンバーと日々仕事できることが楽しくて、なかなか踏みきれずにいました。
ただ、一緒に働くメンバーが尊敬できる人ばかりで、一緒に困難を乗り越えたいと思えるメンバーと日々仕事できることが楽しくて、なかなか踏みきれずにいました。
大きな組織を任せていただいていたこともあり、ちゃんと筋を通して起業したかったので、
経営層に対しては、起業することを数年前から相談し続けていました。
経営層に対しては、起業することを数年前から相談し続けていました。
退職を伝えたとき、最初は引き止めていただきましたが、
最後には社長、副社長、担当常務からも「応援してる。がんばって」と送り出してもらいました。
サイバーエージェント経営陣の懐の深さにもとても感謝しています。
最後には社長、副社長、担当常務からも「応援してる。がんばって」と送り出してもらいました。
サイバーエージェント経営陣の懐の深さにもとても感謝しています。
また、起業するなら、世の中のためになる、社会性の高い事業で挑戦したいと思っていました。
そんなとき、ちょうど自分がファイナンシャルリテラシーの低さで困ったというタイミングも重なりまして、
「お金の不安」という社会課題を解決することに、人生を賭けて取り組もうと決断しました。
「お金の不安」という社会課題を解決することに、人生を賭けて取り組もうと決断しました。
お金の不安に終止符を打つ。
これがミッションであり、当社の使命です。
これがミッションであり、当社の使命です。
STAGE編集部:起業する際、心がけていたことがあれば教えてください。
「誰とやるか」、サイバーエージェントで学んだ最も大切な経営の考え方です。
手段は時代に合わせて変わりますが、
「誰とやるか」は、時代が変わろうとも変わることのない、不変の原理だと思っています。
「誰とやるか」は、時代が変わろうとも変わることのない、不変の原理だと思っています。
会社を成長させ、永続的に社会に対して貢献度を高めていくには、
何よりも大事なのは「チーム」です。
何よりも大事なのは「チーム」です。
「誰とやるか」
この考えは、経営する上での私の信念であり、絶対にブレない軸となっています。
この考えは、経営する上での私の信念であり、絶対にブレない軸となっています。
STAGE編集部:今回bookeeは、ファイナンシャルアカデミー(日本最大級のマネースクール)と業務提携されています。その理由もお聞かせください。
ファイナンシャルアカデミーは、創設から16年、東京・大阪・ニューヨークで46万人に提供している実績があります。
そのノウハウをベースにして、サービスプログラムの構築や専門人材育成の点で、業務提携をしています。
竹中平蔵氏などの有識者もアドバイザリーボードに入られていますが、「すべての人に、金融経済教育を」というビジョンにも共感しています。
そのノウハウをベースにして、サービスプログラムの構築や専門人材育成の点で、業務提携をしています。
竹中平蔵氏などの有識者もアドバイザリーボードに入られていますが、「すべての人に、金融経済教育を」というビジョンにも共感しています。
以前に、ファイナンシャルアカデミーグループ代表の泉さんの「お金原論」を読んで、お金の教養がこれからの日本に必要で、日本の未来を変えていくものだと私自身気づかされました。
STAGE編集部:世界でもフィンテックが進んでいますが、bookeeでもフィンテックに参入予定はあるのでしょうか?
はい、中長期ではその予定です。
チームにも、IT企業で活躍していたメンバーが多く、強みも活かせると思っています。
チームにも、IT企業で活躍していたメンバーが多く、強みも活かせると思っています。
ただ、我々bookeeがサービスを通して実現したいことは、お金の不安に終止符を打つことです。
それは真にユーザーのためになるサービスしか提供しない、ということです。
それは真にユーザーのためになるサービスしか提供しない、ということです。
ですので、まずはリアルな場でのサービス提供に集中します。
リアルな場でのサービス提供を進める中で、
「この部分にインターネットを活用すると、より多くのユーザーに価値を届けられる」というポイントを自分たちで確信できたら、
そこからフィンテック領域に本格参入しようと考えています。
「この部分にインターネットを活用すると、より多くのユーザーに価値を届けられる」というポイントを自分たちで確信できたら、
そこからフィンテック領域に本格参入しようと考えています。
そのポイントを自分の肌で感じとること、このことが何より大事だと思っています。
STAGE編集部:今後、bookeeではどのような人材を求められていますか?
bookeeは、2018年2月にスタートして、「誰とやるか」を最も大事にする会社です。
フランクだけどプロフェッショナルなメンバーたちと、日々楽しく仕事をしています。
フランクだけどプロフェッショナルなメンバーたちと、日々楽しく仕事をしています。
平均年齢29歳、男女比も約半々という若いスタートアップ企業ですので、
新しいマーケットを自分の手で開拓したい、
若い会社で早く成長したい、
働くなら、世の中のためになることをしたい、
若い会社で早く成長したい、
働くなら、世の中のためになることをしたい、
そう思える方と、ぜひ一緒に大きな挑戦をしたいです。
私もそうですが、もちろんファイナンス未経験者も大歓迎です。
bookeeでは、お金のプロと一緒に仕事できますので、働きながら「お金」の知識が身につくことも魅力のひとつだと思っています。
ビジョンに共感してくれて、スタートアップでいち早く成長したいと思っている仲間をいつでも募集しています。
bookeeでは、お金のプロと一緒に仕事できますので、働きながら「お金」の知識が身につくことも魅力のひとつだと思っています。
ビジョンに共感してくれて、スタートアップでいち早く成長したいと思っている仲間をいつでも募集しています。
STAGE編集部:最後に、bookeeを通してどのように社会に貢献しようとしているのか、そのビジョンを教えてください。
お金はそれ自体が目的になるものではなく、人生を豊かにするための道具です。
義務教育では教わることのなかったお金のことを真剣に考え、
ファイナンシャルリテラシーを高めて行動する人が増えることが、
消費や投資を通じて経済に新たな活力を与え、それが日本の次の成長につながると信じています
ファイナンシャルリテラシーを高めて行動する人が増えることが、
消費や投資を通じて経済に新たな活力を与え、それが日本の次の成長につながると信じています
お金の不安に終止符を打つ。
このミッションを実現するために、我々bookeeは「誰とやるか」を大事にして、これからも挑戦し続けます。
このミッションを実現するために、我々bookeeは「誰とやるか」を大事にして、これからも挑戦し続けます。
起業家ポーカープレイヤー高橋_お金持ち男子はみんな優しい#15
矢島光さんは、「お金持ちになる」という志を立て、慶應義塾大学へ進学。卒業後はIT大手サイバーエージェントに就職し、その後、漫画家専業に就くという一風変わった経歴です。矢島さんが人生で出会った富裕層男子を描くゆるゆる連載、なんと、今度は勝負師(?)の世界へ?
“ひと”にお金がついてくる時代をつくるSHOWROOM・前田裕二
“自分”がサービスコンテンツの仮想ライブ空間「SHOWROOM」。「お金の民主化」でマネタイズの多様化が進む中、SHOWROOMは「お金は労働の対価ではなくなる」「これからは“ひと”でお金を稼ぐ時代」これらをカタチにしているサービスといえます。SHOWROOMと社長・前田裕二にスポットを当ててみます。