1粒のチョコレートで元気をチャージ! 疲労回復に効くチョコレートの食べ方
チョコレートには様々な健康効果があることが知られていますが、その一つに「疲労回復効果」があります。
疲れた時に甘いものが食べたくなる人も多いと思いますが、
普段食べているケーキやスナックを、チョコレートに変えてみませんか?
ここでは、チョコレートが疲労回復に効く理由と疲労回復に効果的なチョコレートの食べ方をご紹介します。
チョコレートは疲労回復に効くの?
チョコレートの原料であるカカオには、様々な効果があることがわかっています。
・美肌効果
・アンチエイジング効果
・ダイエット効果
・リラックス効果
代表的なのはこれらの効果ですが、このほかにもたくさんの効果があるのです。
そのたくさんの効果の一つが疲労回復効果です。
チョコレートの原料であるカカオにはテオブロミンという成分が含まれています。
このテオブロミンは、カフェインと同じく中枢神経に働きかける成分です。
中枢神経を覚醒させるので、頭がぼーっとしている時などに食べると、少し頭がスッキリします。
また、チョコレートには幸せを感じさせるホルモン「エンドルフィン」の分泌を促す効果もあります。
エンドルフィンにはストレスを和らげる効果や幸福感を感じさせる効果があるので、
チョコレートを食べると気持ちが安らぎ、精神的な疲労が軽減されることが研究で明らかになっているのです。
他にも、血行を良くして肉体疲労を和らげてくれる「フラバノール」や
精神安定に必要不可欠なセロトニンを作る「トリプトファン」などが豊富に含まれています。
以上のことから、チョコレートを食べると疲れが取れて、元気になれると言われているのです。
疲労回復に効くチョコレート
いくら疲労回復にチョコレートが効果的だといっても、どんなチョコレートでも同じように効果があるわけではありません。
チョコレートの疲労回復効果を実感したいなら、チョコレートの選び方にも気を配りたいものです。
疲労回復に効果があるチョコレートは、できるだけ含まれているカカオの成分が多いもの選びましょう。
ミルクチョコレートよりもビターチョコレートのほうが、疲労回復効果は高いと考えられます。
60%~80%程度のビターチョコレートであれば、スーパーマーケットやコンビニでも入手しやすいのでおすすめです。
「チョコレートを食べると太ってしまいそう……」と心配する人も居ますが、
最近の研究で、カカオ70%のチョコレート25gを4週間ずっと食べ続けても、体脂肪やBMIに影響がないことが分かっています。
どんなものでも食べ過ぎは禁物ですが、適量であればそれほど心配しなくても大丈夫です。
特に、チョコレートの場合、原料であるカカオ由来の脂肪は人間の体に溜まりにくいということが分かっています。
チョコレートの食べ過ぎで怖いのは、砂糖や他の脂肪分の摂り過ぎです。
カカオ分が多いビターチョコレートであれば、使われている砂糖の量や他の脂肪分の量が少ないので、
あまりデリケートになりすぎる必要はありません。
疲労回復に効くチョコレートの食べ方
疲労回復のためにチョコレートを食べるタイミングは、「なんだか疲れたなぁ」と感じた時が一番です。
精神的に緊張する状況が続いているなら、休憩時間にチョコレートをひとかけら口に入れましょう。
頭を使いすぎてぼーっとしている時は、脳が疲れている状態です。
この時もチョコレートをひとかけら口に入れると、
チョコレートがすぐに脳の栄養になってくれるので、頭がスッキリします。
ただし、生理前やPMS(月経前症候群)がある人はチョコレートを食べる量に気を付けてください。
生理痛やPMS(月経前症候群)の症状が悪化する場合があるので、心配な人は一度お医者さんに相談しましょう。
疲れているからといって、寝る前にカカオの成分がたっぷり含まれているチョコレートを大量に食べるのはおすすめしません。
チョコレートに含まれるカフェインの作用で、眠りに就きにくくなってしまいます。
一度に食べる量は、ひとかけら程度に留めておくのがベストです。
それでも充分に効果は得られるので、毎日の休憩時間などに上手にチョコレートを摂取して、疲れを吹き飛ばしましょう!
チョコレートで元気をチャージ
いかがでしたか? チョコレートにはさまざまな健康効果がありますが、疲労回復にも効果があります。
「今日はたくさん動いて疲れたなぁ……」
「たくさん考え事をして疲れたなぁ……」
「ストレスが多くて気持ちが疲れたなぁ……」
体の疲れはもちろん、脳の疲れにも心の疲れにも効果が期待できるので、
チョコレートを上手に生活に取り入れて、元気で疲れ知らずな毎日を過ごしましょう。