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「中秋の名月」とは旧暦の8月15日に出る月のこと。西暦では9月か10月に当たり、今年は9月13日が十五夜です。日本各地でお月見のイベントが開かれますが、「日本百名月」に認定された名月の中からおすすめ5か所を選び、周辺の観光スポットやグルメと併せご紹介します。

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2019.8.15

「中秋の名月」とは

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「中秋の名月」を眺める習慣は中国で始まったものです。昔中国では7月~9月を秋と考えていました。秋になると空気が澄み渡り月もきれいに見えたことから、秋のちょうど真ん中である8月15日に特別にお月見をするようになったと言われています。
この習慣は平安時代に日本に伝わり、以来日本でもお月見を楽しむようになりました。今回はイベントの開かれる名月スポット5選をご紹介します。ただし、イベントの開かれるのは十五夜でない場合もあります。それぞれの日程を確認してからお出かけください。

鬼怒川温泉の「月あかり花回廊」

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栃木県日光市にある鬼怒川温泉。ここでは鬼怒川の渓谷と名月を楽しむために毎年9月下旬から10月上旬にかけて「月あかり花回廊」のイベントが開かれます。このイベントは「月あかりの下で自然と人のやさしさに出逢う」というテーマのもとに企画されているもので、今年は9月28日(土)~10月7日(月)で開催予定。メイン会場となる鬼怒川公園は、幻想的な明かりや生け花で演出され、和楽器のコンサートなどが開かれます。
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「月あかり花回廊」のイベント期間中は、出店やコンサートもあり、秋の名月のあかりとライトアップが造り出す幻想的な雰囲気の中でゆったりとしたひと時を過ごすことができます。

公式サイト: http://tsukiakari.kinugawa-onsen.info/
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イベントに参加した翌日は、鬼怒川温泉の西側山麓に作られた標高差300mの斜面をロープウェイで登りましょう。山頂まで4分で到着。山頂からは鬼怒川温泉街や鬼怒川渓谷が見渡せ、また展望台からは遠方に筑波山、そして天気の良い日にはスカイツリーが見えることもあります。山頂駅付近には「おさるの山」があってたくさんのさるに出会えます。また、展望台の裏にある温泉神社からはハイキングコースが整備されていて30分ほどで回ることができます。

公式サイト:https://ropeway.kinu1.com/
料金:往復で1100円
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鬼怒川温泉を含む日光市ではゆばの産地になっています。郷土料理にもなっている「ゆばラーメン」を味わってください。

群馬県月夜野のお月見イベント「指月会」

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群馬県利根郡みなかみ町は、東西に三峰山、大峰山、見城山が連なり、古城跡などがあるため名月の鑑賞地として素晴らしい環境を持った所と評価されています。そのみなかみ町の月夜野(つきよの)の大峰山 嶽林寺では、毎年十五夜に「指月会」が開かれます。今年の開催日は9月13日(金)&14日(土)です。
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イベントでは境内に約1000本のキャンドルが灯され、本堂でお茶会や篠笛と二胡の演奏会などが開かれます。天気がよければこうしたイベントは境内で開かれることになっています。その他、天体望遠鏡を使った月や星の観賞会も行われるので体験するものいいですね。会場では、お月見団子やおにぎり、コーヒーなどが販売されます。

公式サイト:http://enjoy-minakami.jp/event.php?itemid=1551
パンフレット:http://www.enjoy-minakami.jp/pdf/2019shigetsukai.pdf
参加費:2000円
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翌日9月14日(土)の昼食には、「真沢の森」で摘み草料理(写真)を楽しむ会が開催されます。

パンフレット:http://www.enjoy-minakami.jp/pdf/2019shigetsukai.pdf
参加費:1500円
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みなかみ町は手工芸が盛んな所です。「たくみの里」には、キャンドル、お面、木工、ドライフラワー、七宝焼などたくさんの工房が並びます。見たり買ったりするだけでも楽しいですが、好きな工房がみつかったらぜひ体験してみてください。

参考サイト:http://enjoy-minakami.jp/taiken.php?catid=36&blogid=9
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みなかみ町でもう一つ見逃せないのがガラス工房「月夜野びーどろパーク」です。ガラス工芸の展示・販売をしていますが、工場見学やガラス制作の体験もできます。

公式サイト: http://vidro-park.jp/

東伊豆北川温泉の「謝月祭」

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静岡県東伊豆市にある北川(ほっかわ)は大島を目の前に臨む温泉町。ここは、満月が水平線から登る「月の出」と、空に登った満月の光が海面に反射してできる美しい「ムーンロード」が見えることで知られています。北川では、この月に感謝の気持ちを込めて毎年秋になると「謝月祭」を開催しています。今年は10月14日(月・祝日)に開催されます。会場は伊豆北川駅から歩いて5分のところにある「北川漁港広場」(雨天の場合はホテル「望水(ぼうすい)」のラウンジ)。
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謝月祭のメインはサンポ-ニャやケ-ナの演奏家である瀬木貴将さんの無料ライブ。瀬木さんはオリジナルのCD「MOON ROAD」の制作者でもあり、当日は幻想的な月の明かりの下、1時間にわたってコンサートが行われます。

公式サイトhttps://www.hokkawa-onsen.com/shagetsusai
参加費:無料
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北川温泉でお月見を楽しんだ翌日は、南に10kmほど行った所にある稲取細野高原で「すすきイベント」に参加してみるのはどうでしょう。このイベントは10月7日~11月8日まで開かれています。黄金色に輝くすすきの高原を散策したり、ダンスやギターなどのコンサートを鑑賞したり、またパラグライディングの体験などができます。

公式サイト:http://www.e-izu.org/site_susuki/index.html
参加費:600円
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伊豆を代表する郷土料理の一つ「金目鯛の煮つけ」は稲取近海で取れたものが脂ののりが良く特においしいとされています。イベントに参加の際は、濃い目に味付けした金目鯛の煮付けをぜひ味わってくみてださい。

大津市石山寺の「秋月祭」

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大津市は、びわ湖の南西湖畔に広がる滋賀県の県庁所在地。この市にある石山寺では、十五夜になると恒例の「秋月祭」が開かれます。今年は9月13日(金)、14日(土)の両日。「石山の秋月」は、昔から「近江八景」に数えられるほど美しいと言われてきました。境内は約2000個のキャンドルや燈籠でライトアップされ、能管と琵琶のコンサートが開かれたり、月夜の瞑想体験などができます。
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石山寺は紫式部とゆかりのある所でもあります。それは、紫式部が琵琶湖の湖面に映る十五夜の月を見ながら「源氏物語」の構想を考えたと伝えられているからです。そのため、この「秋月祭」でも、紫式部に関係した展示やイベントが行われます。

公式サイト:https://www.ishiyamadera.or.jp/guide/event/shugetsusai
パンフレット:https://www.ishiyamadera.or.jp/cmscp/wp-content/themes/mymall/img/guide/event/shugetsusai/2019/01_02.pdf
参加費:600円
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大津市に滞在中、昼間は石山寺のすぐそばを流れる瀬田川でクルーズを楽しむのはどうでしょう。瀬田川はびわ湖につながる川。クルーズのスタートは「石山寺港」または「瀬田川新港」からです。レトロな外輸汽船に乗船し、瀬田唐橋などをくぐりながら琵琶湖の入り口付近まで遊覧します。
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「おおつ近江米カレー」は、滋賀県で取れる食材を使って作られたご当地グルメ。ライスも近江米がほとんど。しかもトッピングやソースなどに一工夫されていることが特徴です。大津市のすべてのカレー屋さんがその店独自の「世界に一つだけのカレー」を提供します。見逃せないグルメ。ぜひ味わってみましょう!

屋島の「光とあかりのファンタジー」

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屋島は、香川県高松市の東部にある地域。昔、屋島は島でしたが、江戸時代に塩田開発のために埋め立てられ、今では四国本土と陸続きになっています。屋島は四国霊場である屋島寺や源平合戦で有名な所です。この屋島の「獅子の霊厳(ししのれいがん)」の展望台からは瀬戸内海のパノラマが望めます。そしてそこに登る月は名月として「日本百名月」に認定されています。獅子の霊厳という名前は、展望台の下に獅子そっくりの岩があるので付けられたとのこと。まるで獅子が海に向かって吠えているように見えます。
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ここでは特にお月見のイベントは開かれないのですが、「光とあかりのファンタジー2019」と題して、7月19日から9月14日まで、以下のようなイベントが開かれます。眼下に広がる素晴らしい夜景を背景に屋島の夜を楽しんでください。

1.屋島夕夜景フェスタ
開催日: 7月19日(金)~9月14日(土)
開催場所:屋島山頂

2.むれ源平石あかりロード2019
開催日: 8月3日(土)~9月14日(土)
開催場所:「ことでん八栗駅」から「源平史跡駒立岩」までの約1km

3.屋島山上ライブイベント 天空ミュージック 2019
開催日: 8月30日(金)~9月7日(土)の金・土曜日
開催場所:屋島山頂
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屋島の夜を楽しんだ翌日は近くにある「四国村」を訪ねてみるのはどうでしょう。四国村は、四国の各地にあった33棟の古い民家や歴史的な建物を移築して作った野外博物館です。その他、絵画や彫刻などを展示している安藤忠雄氏の設計による「四国村ギャラリー」や神戸から移築した「ティールーム異人館」などがあります。

公式サイト:http://www.shikokumura.or.jp
入場料:1000円
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「いいだこおでん」は高松市の名物。「いいだこ」と呼ばれる小さなタコをおでんの出汁でゆでて甘酸っぱいみそだれを掛けて食べます。タコの風味がみそだれと良く合う美味しい料理です。

まとめ

中秋の名月にちなんで、美しい月を眺めながら楽しめるイベントを5選ご紹介しました。普段何気なく見上げる月も秋になるとひときわ美しく見えます。お月見を満喫した翌日は周辺の観光やグルメが楽しめるようぜひ1泊旅行を計画してみてください。
setsukoT

setsukoT

オーストラリアのメルボルン在住。現地の日系企業で翻訳・通訳をする傍らフリーランスライターとして記事を執筆。2017年からはフルのライターに。カルチャーや社会に関心があり、趣味は旅行とアート。旅行はほとんどの場合、自分たちで計画して旅している。

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