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アフリカ東部、赤道直下に位置するケニア。広大なサバンナや、ライオンやゾウといった野生動物など、日本では決して味わえない魅力がつまった国です。一方でケニアは、アフリカ経済の中心地としての側面も持っており、近年では首都・ナイロビを筆頭に多くの多国籍企業などが進出しています。少子高齢化の日本とは反対に“若年人口”が圧倒的に多く、将来的な消費・生産力の拡大も一層期待されています。

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2019.1.6
公式通貨のケニア・シリング(以下KES)は、周辺アフリカ諸国で最も価値が安定しており、1KESあたり1.1円前後が相場。観光はもちろん、ビジネスの面からも大きな注目を浴びている国と言えるでしょう。
そこで今回は、いつかケニアで暮らしてみたいという人のために、実際に生活する場合に掛かる生活費や日本との相違点などを紹介します。

夜は“軽井沢”のように涼しい

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まずは、住まいの環境について。アフリカというと暑い印象が強いですが、ケニアの都心部は赤道直下であるにもかかわらず、気温は平均10℃~28℃と過ごしやすい気温です。これは、多くの地域が標高1,000m以上の高地にあることが原因で、夜は涼しく快適です。日本に例えるなら“夏の軽井沢”の気候に似ているとも言われています。
治安の面から安心して住める物件を探すとなると、やはり首都・ナイロビがオススメです。中でも日本人に人気なのは、ラビントン・ドンホルム地区などです。日本と同じような水準の暮らしをするには、月々の家賃は東京と同程度の8万円前後が必要となります。ただしワンルームなどではなく、日本に比べると広い部屋が多いです。

中心部を離れれば家賃1万円を下回るような激安アパートもありますが、スラム街が近くにある場合もあり危険が高いです。治安が悪い地域では、在宅中に強盗に押し入られる可能性もありますので、物件を選ぶ際は、家賃よりまず治安を優先して下さい。

食材は電子マネーで購入?

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近年では国内の中間所得層が拡大したことを狙い、大手ファストフード企業の進出が始まっています。我々に馴染みのあるものでは「ケンタッキーフライドチキン」や「サブウェイ」などの店舗もあり、セットの値段は700円前後が相場となっています。
ケニアは、アフリカ諸国の中ではスーパーマーケットの売上高比率が非常に高い傾向にあります。都心部では大型ショッピングモールの建設も相次いでおり、アメリカ最大手のウォルマート系列の店舗なども出店しています。
現地の伝統食は「ウガリ」というトウモロコシの粉をお湯で練ったもので、粉は1キロあたり100円前後。ジャガイモは1つ10円で買うことができます。ミネラルウォーターは500mlペットボトルで1本あたり30円、コーラは50円ほど。ポテトチップスなどのお菓子も人気で、1袋80円程度で買うことができます。
また、ケニアには「チャイタイム」という時間が存在するほど、紅茶がポピュラーです。味も香りもオーソドックスなものが多く、特にミルクや砂糖との相性が良いと言われています。現地のスーパーに行くと数10円〜数100円のものまで、たくさんの種類が並んでいます。
そして、意外と思われるかもしれませんが…国内では「M-PESA(エムペサ)」という電子マネーサービスが急速に普及しています。キャッシュレスでの支払いは、都心部であれば“ほぼ全地域で”利用できることできます。

タクシーも配車アプリで呼べる

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都心部で主要な交通手段として使われるのが「マタトゥ」と呼ばれるタクシーです。しかし、個人経営のタクシーに乗る場合は、整備されていない中古車を使っている運転手がいることもあるので注意して下さい。
最近ではアメリカのタクシー配車アプリ「Uber」がケニアにも参入しています。すでにナイロビの中心部などでは本格的に広まっており、使用して5分もすれば迎えに来てくれます。初乗り運賃も200円程度と安く、料金基準も一律に設定されています。ドライバーを評価するシステムも入っているため、悪徳な運転手に相場以上の金額を要求される心配もありません。
以上、実際にケニアで暮らす際の目安をご紹介しました。文化や習慣に様々な違いがあるものの、ケニアの物価は全体的に日本の都心と比べると安いと言えます。今後の経済成長を見越して、移住をする日本人も増えていくと予想されます。
たけやま

たけやま

理工学部出身のライター。ダンスミュージック好き。

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「「いつかは住みたい」ケニアでの生活費」のライター