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透き通るような青い海、どこまでも続く白砂のビーチ。ニューカレドニアは、世界遺産に登録されたラグーンを持つ南半球の島。美しい海で泳いだり、首都ヌメアの街を歩いたり、地元のグルメを味わったり、とにかくゆったりとできる観光が楽しめます。

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2019.10.26

世界遺産のラグーンを探索しよう

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2008年に世界遺産に登録されたニューカレドニアのラグーンは、長さ1600kmで世界最大級。このラグーンには世界で2番目に大きなサンゴ礁地帯が広がっています。そしてサンゴ礁がある所には多くの海洋動植物が生息。実際、ニューカレドニアのラグーンに生息する海洋動植物は世界の5%にも相当しているのです。このラグーンでの一番の楽しみ方は何といってもダイビングやスノーケリングですね。現地ではさまざまなツアーが企画されています。ぜひ世界一のラグーンを探索してください。
参考ツアー予約サイト:https://www.veltra.com/jp/beach_resort/new_caledonia/ctg/160120:Scuba_Diving/
費用:XPF13,000~

白砂のビーチでリラックス

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ダイビングやスノーケリングをしなくてもニューカレドニアのビーチは泳いだり散歩をするだけでもゆったりとした素敵な気分になれます。人気のあるビーチはアンスバタ、シトロン湾、ロシェ・ア・ラ・ヴォワル(帆掛け岩)、シャトー・ロワイヤルビーチ、クエンドゥ・ビーチなど。近くのカフェやレストランで食事をするのもおすすめです。

ヌメアの憩いの場「ココティエ広場」

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ニューカレドニアはフランスの海外領土。そのためフランス語が公用語です。首都ヌメアにある「ココティエ広場」のココティエはフランス語で「ココナツの木」のこと。(英語では「Coconut Square (ココナツ広場)」とも呼ばれています。)その名前の通り広場にはたくさんのココナツの木が植えられ涼しい木陰を作っています。他にも、真っ赤な花の咲く火炎樹が目を惹きます。広場の東側には音楽堂、そして中央には女神の像のある噴水が作られています。ココティエ広場はまさにヌメアの憩いの場なのです。この広場の周辺には、お土産屋やカフェ、レストランが多いので広場を散策しながらショッピングや食事も楽しんでくださいね。

ヌメアの町を見下ろす「聖ジョセフ大聖堂」

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ニューカレドニアのランドマークとして訪れる人が多いのが「聖ジョセフ大聖堂」です。1988年に完成した比較的新しいカトリック教会。教会の建物には高さ25ⅿの2つの塔が立っています。聖ジョセフ大聖堂は、ココティエ広場から坂道を登っていきます。高台にあるので、頂上からは息を呑むような美しいヌメアの市街地とそこから広がる海が見渡せます(アイキャッチ画像参照)。建物内はヨーロッパの教会と同じで、高い天井やステンドグラスの内装になっています。

「ラグーン水族館」は見逃せないスポット

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海のきれいなニューカレドニアに来てまで水族館?と思うかもしれませんね。でも、「ラグーン水族館」はニューカレドニアの見逃せない観光スポットです。特にラグーンでダイビングやスノーケリングをしない場合には必見。ラグーン水族館は、シトロン湾とアンスバタの間にあり、近年オープンした水族館です。館内には展示室がたくさんありますが、その中でも蛍光サンゴの展示室と屋外にある亀の水槽がおすすめ。水族館見学では、どれほど多くの海洋動植物がラグーンに生息しているのかを知り、きっと驚くことでしょう。

公式サイト:https://www.aquarium.nc/
入場料: XPF1,500

朝市でショッピングやグルメ満喫

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ヌメアの市街地、モーゼル湾近くにある「マルシェ(市場)」も見逃せないスポットの一つ。ここではニューカレドニアで最大の朝市が開かれます。青い屋根の建物が5棟並ぶこの市場は、毎週火曜日から日曜日まで朝5時からオープン。午後になると閉まってしまうお店もあるのでなるべく早く行くのが得策。
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地元産の生鮮食品を販売しているお店が半分以上を占めます。売っているのはマンゴ、ドラゴンフルーツなどのトロピカルフルーツやタロイモやハヤトウリなどの野菜。その他スパイスやフランスパンやお菓子も売っています。また、海に面した建物では海産物を販売しています。朝市の建物内やその周辺にはスタンドバーやカフェなどがありますから、ここで朝食を取ったりドリンクを飲んでゆっくりしましょう。
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ニューカレドニアのお土産には朝市で売っているニューカレドニアの民芸品やデザイン入りのアパレルなどはどうでしょう。建物内にも店がありますが、屋外に張られた小型のテントでも手に入ります。見て歩くだけでも楽しいですが、旅の思い出やお土産にぜひ素適な民芸品を購入しましょう。

ニューカレドニアの郷土料理

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ニューカレドニアの郷土料理と言えば「ブーニャ」。メラネシア系の人の間で食されている料理で、タロイモ、サツマイモ、バナナ、魚、肉などにココナッツミルクを掛け、それをバナナの皮で包んで蒸し焼きにしたものです。伝統的な調理方法は、地面に掘った穴にバナナの皮に包んだ食材を入れ、熱く焼いた石をその上に並べ土をかぶせ蒸し焼きにします。現在では、カナック式の釜を使って同様に蒸し焼きにする方法が一般的の様です。ホテルによってはこのブーニャを出してくれるところもあります。ぜひ味わってみてください。

アクセス

ニューカレドニアの首都ヌメアには、エアカランの直行便が成田空港から出ています。フライト時間8時間35分。

まとめ

南半球にあるフランス領ニューカレドニアは、その透き通るような青い海と美しい白砂のビーチが魅惑的なリゾート地。世界遺産に登録されたラグーンには多くの海洋動植物が生息しています。そんな海の自然の良さを味わい、首都ヌメアで街の散策やショッピングを楽しみながらリラックスした一時が過ごせるニューカレドニア。今度の休暇にぜひ出かけてみてください。
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オーストラリアのメルボルン在住。現地の日系企業で翻訳・通訳をする傍らフリーランスライターとして記事を執筆。2017年からはフルのライターに。カルチャーや社会に関心があり、趣味は旅行とアート。旅行はほとんどの場合、自分たちで計画して旅している。

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「天国に一番近い島「ニューカレドニア」で美しい海と街歩きを満喫」のライター