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オックスフォード大学で知られるイギリスのオックスフォードは、同名州の州都。大学を中心に発展し、イギリスの歴史や伝統が残る学園都市です。そんなオックスフォードはいったいどんな所で、住んだらどれくらいの生活費が掛かるのでしょうか。

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2020.1.25

オックスフォードはどんな所?

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オックスフォードは、ロンドンから電車で1時間半ほどで行けるイギリスの地方都市。昔から学園都市として静かで安全な環境が築かれています。オックスフォード大学を中心に発展してきましたが、この大学のクライストチャーチカレッジには聖堂も作られていて、キリスト教とも深い結びつきを持っています。このクライストチャーチカレッジ、「ハリーポッター」のロケにも使われたところなので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
歴史の長いオックスフォードには、時代を感じさせる建造物が数多く残っています。さらに、美術館、博物館、植物園などの文化施設も充実。その一方で、モダンミュージックのコンサートや近代美術展もしばしば開催されます。歴史や伝統文化だけでなく新しいものも体験できる魅力溢れる都市なのです。また、オックスフォードの周辺にはまだまだ美しい自然や田舎の風景が残っているので、ゆったりとした時間を過ごすこともできます。

オックスフォードでの生活費

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地方都市であるオックスフォードは、家賃はロンドンよりも約33%低いですが、東京よりも約23%高く、外食費はロンドンよりも約20%低いですが、東京よりも約33%高くなっています。ところが食料雑貨費においては逆転し、オックスフォードが東京よりも約36%も安くなっているため、総合すると、世界的な生活費のランク付け(高い順)で、オックスフォードは442各国中106位、ロンドン28位、東京21位となっています。こうした数値から見ると、オックスフォードでの生活費は、地方都市という強みを活かし、東京やロンドンよりも安く、その分経済的に暮らしやすいと言えるのではないでしょうか。

※データ提供元:NUMBEO https://www.numbeo.com/cost-of-living/in/Oxford
※コストは£1 = 143.33円で換算(2020年1月18日現在の為替レート)。  https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/convert/?a=1&s=AUD&t=JPY

オックスフォードの家賃相場は?

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生活する上で最も大きな割合を占めるのが住居費。ここではアパートに住んだ場合の月の平均家賃で見てみましょう。

1LDK:市街地 £1,103.57 (¥158,191.28) 、郊外 £880.87 (¥126,268.12 )
3LDK:市街地 £1,932.14 (¥276,962.73)、郊外 £1,451.92(¥ 208,125.70)

先回ご紹介したシアトルの場合と同じで、オックスフォードでも「アパート」は日本で言うマンションのことです。ここでは寝室が1つの場合と3つの場合の家賃を紹介しましたが、中には寝室が2つというアパートや1つのスペースで暮らすスタジオなどもあります。

その他の費用
水道・光熱費: £181.68(¥26,042)
インターネット:£34.06(¥4,882)

伝統とエスニックの混ざったオックスフォードの外食事情

Vaults and Garden

Vaults and Garden

学園都市であるオックスフォードの中心は何といっても名門大学オックスフォード大学。世界的に有名なこの大学には、地元の学生はもとより世界各地から留学生が集まりコスモポリタンを形成しています。そのため、レストランもエスニック料理のレストランが多いのが特徴。旅行情報サイト「トリップアドバイザー」のレストラン情報を料理別にみてみると、もちろんイギリス料理のレストランが最も多いですが、次に多いのがインド料理店、続いてイタリア料理店、そして中国料理店、タイ料理店、日本料理店と続きます。イギリス料理の飲食店ではパブと呼ばれる居酒屋風の飲食店が目立ちます。オックスフォードにあるレストランの平均的な料金は次のようになっています。
大衆向けレストラン:£10.00(¥1,433)
中級レストラン、2人で3コースの食事:£50(¥7,167)
ビール:国産品(500cc)、輸入品(330CC) £4.00(¥573)
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オックスフォードのレストランのもう一つの特徴が、レストランのレベル。学生の街なので安いレストランがたくさんあるのではと思いきや、そこは少し事情が違います。もう一度トリップアドバイザーで調べてみると、高級レストランは7軒と少ないですが、最も多いのが中級レストランで、257軒。大衆向けのレストランは125軒でした。やはり世界的にも名の知れた大学だけあり、裕福な家庭の子供たちが通学している様子がイメージできますね。

生鮮食品や雑貨などが手に入るカバード・マーケット

Covered Market, Oxford http...

Covered Market, Oxford https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Covered_Market_Butcher.JPG

では自炊する場合はどうでしょう。オックスフォードで食品を入手するには、市内の中心にある「カバード・マーケット(Covered Market)」が便利です。現在51店舗が店を構えています。決して大きなマーケットとはいえませんが、ここでは肉・魚・野菜を初めとする生鮮食品から、チーズやパンなどの加工品、生花、靴、アパレル、装飾品などが購入できます。1774年開業という歴史ある建物も魅力的で、観光客にも人気のあるスポットになっています。マーケット内にはカフェやレストランも開業していますから買い物の前後に食事も楽しめますね。また、マーケットの近くには近代的なショッピングセンターもありますから、ほとんどすべての買い物はこのエリアで済ませることができます。

カバード・マーケット公式サイト: http://oxford-coveredmarket.co.uk/

代表的な食品の平均的な値段
ミルク(1ℓ):£0.93(¥132)
食パン(500g):£0.90(¥128)
米(1㎏):£0.79(¥113)
卵(1ダース):£1.84(¥264)
チキン胸肉(1㎏):£5.42(¥777)
ビーフ(1㎏):£6.73(¥965)
リンゴ〈1㎏〉:£2.39(¥342)

マーケットで食べたいイギリスの名物「パイ」

カバード・マーケットでトライしたいのがイギリス名物のパイ。数々の賞を獲得している「パイミニスター(Pieminister)」では伝統的なミートパイから創作パイまで、数多くの種類のパイを食べることができます。どれにするか迷ってしまいそう。持ち帰りでもOKでオンラインでもオーダーできます。値段はミートパイ12個入りボックスの場合£45(¥6,435)。もちろんパイの種類によって値段は変わります。

公式サイト:https://pieminister.co.uk/

オックスフォード内ではバスが主要移動手段

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オックスフォード大学に留学したり語学学校で英語留学をする時は寮を利用する人も多く、その時には移動手段として自転車を利用する人も多数います。実際、オックスフォードは自転車の街といわれるほど、あちこちで自転車を見かけます。またロンドンなど他の都市に行くときには電車またはバスを利用しますが、オックスフォード市内や近郊への移動にはバスを利用するのが一般的です。バスの料金は片道で£2.40(¥344)、1カ月の定期では£55(¥7,883)となっています。

まとめ

オックスフォードは、イギリスの大学の中で最も長い歴史を持つオックスフォード大学が所在する地方都市。イギリスの伝統や文化が多分に残り高い文化体験のできる場所でもあるオックスフォードは、同時に、世界各地から学生が集まるコスモポリタンになっています。そんなオックスフォードでは居住費や外食費が東京都よりも高くなっていますが、食品雑貨費が東京よりも安くなっているため、自炊すれば、経済的により快適な生活が楽しめるでしょう。
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オーストラリアのメルボルン在住。現地の日系企業で翻訳・通訳をする傍らフリーランスライターとして記事を執筆。2017年からはフルのライターに。カルチャーや社会に関心があり、趣味は旅行とアート。旅行はほとんどの場合、自分たちで計画して旅している。

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「「いつかは住みたい」オックスフォードでの生活費」のライター