健康のためにチョコレートを食べるなら高カカオのものがオススメ!
チョコレートと一口に言っても、様々な種類があります。
身近なスーパーやコンビニでも手に入るのは
まろやかなミルクチョコレートやキリッとした苦味が美味しいビターチョコレートなどでしょう。
しかし、ビターチョコレートにも様々な種類があります。
68%や70%という数字……これは、チョコレートに含まれているカカオの量を示しています。
数字が大きくなればなるほどカカオの量が増え、砂糖の量が少なくなるので、苦味が強くなるのです。
ここでは、高カカオチョコレートの健康効果とパーセンテージによる味の違いなどを簡単にご紹介します。
高カカオチョコレートの健康効果
高カカオチョコレートが健康に良いことは、テレビや雑誌などでも頻繁に取り上げられているのでご存知の方も多いでしょう。
それもそのはず。チョコレートは、昔は薬として売られていたのです。
カカオをすりつぶして作った飲み物で、滋養強壮などに効果があると言われていました。
当時カカオは非常に高価だったので、チョコレートを飲めるのは一部の限られた人々だけだったそうです。
そんなチョコレートがヨーロッパに渡り、甘い飲み物になり、現在のような形になりました。
チョコレートの原料であるカカオには「カカオポリフェノール」という抗酸化作用のある成分が含まれています。
他にも食物繊維やミネラル、フラボノイドやテロブロミンといった様々な健康成分も含まれているのです。
カカオポリフェノールの主な効果は以下の通りです。
1.動脈硬化を防ぐ
カカオポリフェノールに含まれている「エピカテキン」という成分には、
血圧を下げ、悪玉コレステロールを減らす働きがあります。
そのため動脈硬化を防ぐことができると言われています。
2.がん予防効果
カカオポリフェノールの抗酸化作用が、体の中の活性酸素を除去して、がん細胞が増えるのを抑制してくれると言われています。
活性酸素を除去してくれるので、アレルギーやリウマチといった症状の改善にも効果が期待できます。
3.疲労回復・リラックス効果
チョコレートの香りには、ストレスを和らげリラックスさせたり、
集中力や記憶力を向上させる効果があることが研究で分かっています。
また「テオブロミン」という成分は高ぶった神経を落ち着かせる効果があるので、
ヨーロッパでは昔から
眠れない時や落ち着かない時にチョコレートをひと欠け口に入れる習慣があります。
4.ダイエット効果
食事の前にチョコレートを食べると、血糖値が上がります。
血糖値が上がると少しの食事で満腹感が得られるので、食べ過ぎを予防することができるのです。
もちろん食べ過ぎはNGですが、適量を食べる分にはダイエットの敵にはなりません。
健康のために食べるなら高カカオチョコレート
健康のためにチョコレートを食べよう! と思っても、どんなチョコレートを選べば良いのでしょうか?
健康のためにチョコレートを食べるのなら、パッケージに書かれている数字に注目してください。
できれば70%以上の「高カカオチョコレート」を食べるようにしましょう。
ミルクチョコレートよりも苦くて、最初のうちは食べにくいと思います。
しかし、ミルクチョコレートよりもたくさんカカオが使われている分、
健康に嬉しい効果が期待できる成分も多く含まれているので、意識して高カカオチョコレートを選ぶようにしましょう。
チョコレートを食べる際に気を付けたいのが、食べ過ぎです。
ミルクチョコレートの場合、高カカオチョコレートに比べてミルクや砂糖がたっぷり使われており、
少しの量で適量をオーバーしてしまいます。
特にダイエット中であれば、ミルクチョコレートの糖分と脂肪分には気を付けたいものです。
高カカオチョコレートであれば、苦い分使われている砂糖の量が少ないので、
ミルクチョコレートに比べて糖分と脂肪分を心配しすぎる必要はありません。
パーセンテージごとの味の傾向
私たちの身近で売られている高カカオチョコレートの多くは、65%~82%のものでしょう。
慣れないうちは、65%のものが丁度良いかもしれません。
ミルクが入っていない分、スッキリとした甘さを感じることができます。
しかし、健康効果を意識するのであれば、70%以上のものに挑戦してみましょう。
65%は、ビターチョコレート初心者の方におすすめです。
70%~72%のものになると、苦味の方が強く感じられるようになります。
苦味といっても程よい苦みです。
カカオの香りや苦味もしっかり味わいたい人は70%前後のチョコレートを選ぶと良いでしょう。
健康効果も期待できるので、上手に毎日の生活に取り入れたいですね。
85%のものになってくると、甘いものが好きな人は食べづらく感じるかもしれません。
逆に甘いものが苦手な人は、これぐらいの方が食べやすいのではないでしょうか。
カカオの濃厚な苦味と香りを味わうことができ、口の中にいつまでも残る甘さが無いので、
さっぱりとチョコレートを食べたい人に向いています。
90%を超えると、お菓子のチョコレートというよりも薬のチョコレートといった感じになります。
とても苦いため人によって好みがハッキリ分かれるでしょう。
ただし、砂糖が少ない分歯には付きにくいと言えます。
健康を考えるなら、高カカオチョコレートを
いかがでしたか? チョコレートには様々な健康効果があると言われています。
チョコレートを食べる時は、ぜひカカオがたっぷり使われている高カカオチョコレートをチョイスしましょう。
スーパーやコンビニなどでも気軽に購入できるので、これを機会に毎日の生活にチョコレートをプラスしてみてはいかがでしょうか?