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美しいジェルネイルも、一歩間違えばアレルギーの一因に

美しいジェルネイルも、一歩間違えばアレルギーの一因に

つやが美しく3週間長持ちし、比較的簡単な取り扱いで人気のジェルネイル。その気楽さからか、最近はセルフでジェルネイル♪なんていう方も増えましたね。

ただ残念なことに、ジェルネイルの人気に伴って私のサロンに訪れるお客様の中には、明らかに健康な肌・爪とは言えない状態でいらっしゃる方がちらほら。そう、原因はジェルの質と取り扱いの知識のなさです。
ジェルアートを楽しむためにも、アレルギーを起こさないジェルネイルの施術方法を知っておいてください。

ジェルネイル自体の安全性、大丈夫ですか?

ジェルネイル自体の安全性、大丈夫ですか?

第一前提として、使っているジェルネイルは安心安全なものでしょうか?
どこで作られて、何が入っているか。理解していますか?

よく聞く「お友達には材料費だけで、ネイルしてあげてるんです。」という言葉。それは趣味として素晴らしいこと!
でも、もしそのジェルネイルにアレルギーを引き起こす素材や日本では化粧品として売ることができない物質が入っていたら? 責任、ないと言えるかしら……

ネイルサロンで使っているジェルネイルの成分がどんなものか、まったく分からずに使っていればネイリスト側も同じレベルです。お客様や私たちの手肌を守るため、ぜひ店長さんに成分の勉強会をしてもらってください。
(私は純国産、安心安全を守り続けているジュエリージェル、ジュエリージェルグランデを使用しています。)

ダストの乾燥、薬剤の浸透をバリアして

ダストの乾燥、薬剤の浸透をバリアして

ジェルの安全性が確保されたあとは、乾燥と薬剤の浸透に気をつけてください。ジェルのダスト(削りカス)による手の乾燥、結構かゆいものです! 施術前にハンドクリームでバリアを作ってあげましょう。

ジュエリージェルのTeo・ma・moleなら、アセトンやエタノールの浸透も防いでくれます。ジェルオフでアセトンを使うときにも、先に指先に塗ってからオフすればかなりの効果が期待できます。
施術後にはしっかりダストを払って、流水で手洗いすることも忘れてはいけません。

固まっていないジェルは皮膚につけない、基本です

固まっていないジェルは皮膚につけない、基本です

ジェルは皮膚に付けてはいけません。
セルフネイラーさん、新米ネイリストさん、本当に気をつけましょうね。特に甘皮下にまでジェルが流れ込んでいる、なんて大変危険です。

また完全に固まっていない状態のジェルや、固まった後のベタベタ(未硬化ジェル)も、アレルギーを引き起こしやすいものです。未硬化ジェルのふき取り時にも、お客様の指までぐいぐい拭かずにできるだけ爪の上だけをふき取りしましょう。

お客様側も施術中は激しく動かないようにして、固まっていないジェルをネイリストの肌につけないように協力してあげてください。お客様からのジェル移りで、アレルギーを起こすこともあるのです。
ネイリストさん側はずっとお仕事を続けられるよう、グローブで手を保護するのもおすすめです。一度アレルギーが出てしまえば、完治はなかなか難しいそうです。

施術する側も、される側も、きちんとした知識をもって。さらなる指先の安全を目指しましょ。
今日のあなたもキレイですよ!

ネイルデザイナー/田邉薫(mini-ka SURGA)

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