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白い砂浜に広がるエメラルドグリーンの海…セブ島は、世界中から観光客が集まる有数のリゾート地として知られています。マリンスポーツを楽しめるビーチやフォトジェニックなスポットが多いこともあって、近年はハネムーンの旅行先として日本でも人気を博しています。

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2019.3.1
島の平均気温は25℃程度と温暖ですが、湿度は日本ほど高くは感じません。大きな天災のリスクも少なく、リタイアメントビザが比較的取得し易いことから、セカンドライフを過ごすには最適な環境にあると言えます。
そんなセブ島に憧れて、いつか暮らしてみたいと思った人のために、実際に生活する際に掛かる生活費などを紹介します。1カ月あたりどのくらいのお金が必要なのか? 日本の暮らしとどんな点が異なるのか? 今後の人生設計の参考にしてみて下さい。

セブ島の通貨は?

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セブ島はフィリピンにある島の1つなので、一般的にフィリピンペソが使用されています。
紙幣は1,000・500・200・100・ 50・20ペソの6種類で、硬貨は10ペソ・5ペソ・1ペソの3種類があります。
※ 記事では、2019年1月末の時点である、1ペソ(PHP)=2.10円として計算していきます。
セブ島は、海外からの観光客も多いリゾート地ですが、基本的に現地では「ペソ以外の通貨はあまり使えない」と考えておいて下さい。また、ツアー客が多い大型ショッピングモールなどを除いては、クレジットカードを使えない個人店なども多くあります。
また、島で生活する際に覚えておくべきことが、お釣に関する問題です。日本では考えられないことかもしれませんが、郊外の小さな個人店などでは、少額のお釣しか持ち合わせていないことが珍しくありません。高額な1,000ペソ・500ペソ紙幣だけでなく、100ペソ紙幣や硬貨などを、常に財布の中に入れておくよう注意して下さい。

コンドミニアムはプール付き

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島内の物件はコンドミニアム(日本でいうマンション)が多く、ファーニッシュド(家具付きの)が一般的です。家賃の相場は、20〜30㎡程度の床面積で2万ペソ(約4万2,000円)、3万ペソ(6万3,000円)程度を払えば、プールやジム付きの高層物件に住むことも可能です。この様なコンドミニアムには警備員が常駐しており、トラブルがあった場合はいつでも相談することができます。
日本人が居住するのにオススメなのは、島の東海岸に沿って広がっている都市・セブシティです。フィリピン全土を含めても第5位の人口を誇る都市で、近年さらに開発が進んでいるエリアです。空港からも車で30分程度の距離にあり、生活する上で非常に利便性が高い地域だと言えます。
家賃まわりの件で、1つ注意点があるとすれば電気代です。常夏だからと在宅中にエアコンをつけっぱなしにしてしまうと、毎月5,000円以上の電気代を請求されてしまいます。就寝時にタイマーを設定するなどして、費用を少しでも抑えるよう工夫して下さい。
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格安交通手段・ジプニー

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電車が走っていないセブ島での交通手段は、徒歩か車となります。(今後は、モノレールなどの鉄道が普及される計画もあります)
島で最も一般的なタクシーは“白タクシー”で、初乗り料金は原則40ペソ(約84円)。距離ごとに追加料金もありますが、セブシティ内であれば、200ペソもあれば十分に移動することが可能です。ぼったくりのトラブルを避けるためには、乗車時にメーターが初乗りの40ペソになっているか、確認しておくと良いでしょう。
高額請求をするようなドライバーに出会いたくない場合は、タクシー配車アプリを活用することもオススメします。島内では「UBER」や「Grab」が普及しており、登録制のためドライバーの質が保証されているのが特徴です。
また、これらのタクシーよりもさらに格安な交通手段に“ジプニー”というものがありあます。20人程度が乗れる“相席の軽トラック”の様な車で、料金は基本7ペソ(約15円)から。降りたい場合には、屋根を叩くなどして運転手に知らせるシステムとなっています。
以上を考えると、島での交通費は、日本での10分の1以下に抑えることも不可能ではないでしょう。

食費は日本の半分以下

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食料品の物価に関してですが、例えば…500mlのミネラルウォーターは約15ペソ(約32円)、カップヌードルは1つ約20ペソ(約42円)が相場です。
肉・野菜・魚に関しては…鶏肉1kgは約150ペソ(約320円)、マグロ1kgは約300ペソ(約630円)、じゃがいも1kgは約50ペソ(約105円)が相場です。
外食に関しては…ローカルレストランで外食をすると1人あたり100ペソ程度(約210円)で、これが観光客向け、または日本食レストランとなると1人あたり400ペソ程度(約840円)の料金となります。
よほど定期的に日本食レストランなどに行かない限り、食費は容易に日本の半分以下に抑えることができると考えられます。
以上、セブ島で暮らすための目安をご紹介しました。これらを参考にして、移住への第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
たけやま

たけやま

理工学部出身のライター。ダンスミュージック好き。

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「「いつかは住みたい」セブ島での生活費」のライター