緑茶の魅力をおさらいしよう

「お茶」と聞いて、どのお茶を連想しますか?

「お茶しよう!」「お茶しない?」「お茶飲まない?」などど言う時のお茶から連想するのは「珈琲」と答える方が多いようですが・・・
今回は、そんな「お茶群」の中から「緑茶」をセレクトして、その特色や、日々の生活の中への取り入れ方に注目してみようと思います。
じっくりと、その茶葉を眺め、香りをかぎ、味わってみると、緑茶には独特の香り、渋み、苦み、甘味、旨みなど、たくさんの魅力が・・・。お茶を淹れる時の温度で、微妙に味が異なる緑茶。美容や健康にはどんな効果があるの?今一度のおさらいをしてみようと思います。

静岡緑茶プロジェクト(インスタより)

緑茶を美味しく淹れるポイントを教えて!

緑茶が美容と健康に良いって本当?

お茶の主成分はカテキン。具体的にはどんな効果があるの?

風邪の予防に効果があると言われています

緑茶には、殺菌効果があるカテキンが含まれています。このため、緑茶を飲むことでインフルエンザなどの感染症や風邪を予防する効果が期待できます。さらにカテキンには、免疫細胞を活性化する効果もあるとされているため、免疫力を上げるはたらきも期待できます。カテキンが含まれている緑茶を飲んで、風邪予防を心がけましょう。また、殺菌効果を利用したお茶うがいも有効です。

ダイエット効果が期待できると言われています

緑茶に含まれているカテキンには、脂肪の代謝を高める効果や、糖質の吸収を抑えるはたらきがあるとされており、この効果をうたった特定保健用食品の緑茶も販売されています。脂肪の代謝が向上することで、体脂肪をエネルギーとしてより多く消費できるようになります。また、体内で消費できなかった糖質は体脂肪として体の中に蓄えられてしまいますが、カテキンが含まれている緑茶で糖質の吸収を抑えることで、ダイエットにつながると期待されています。

生活習慣病の予防に効果があると言われています

カテキンには、血中コレステロールの吸収を抑える効果や血糖値の上昇を抑える効果、血圧の上昇を抑える効果が期待できます。動脈硬化や高血圧症、脳血管疾患、心疾患の予防に繋がります。

リラックス作用があると言われています

緑茶に含まれているテアニンにはリラックス作用があります。テアニンを摂取すると脳にα波と呼ばれる、リラックスをしているときに多く発生する脳波が出現し、摂取するテアニンの濃度が高いほどα波が強く現れます。このことから、テアニンを含む緑茶を飲むことでもリラックスする効果が期待できます。また、テアニンには脳の興奮を抑えて神経を沈静化するはたらきもあり、快適な睡眠が得られるという効果もあります。日常的に受けるストレスを緩和することや、快適な睡眠を得ることは間接的に免疫力を上げることにも繋がっています。

そして、大事なのは飲むタイミング

緑茶に含まれるカテキンには脂肪燃焼効果があり、運動によって脂肪燃焼を促進させるには、運動前の1~2時間前に緑茶を飲むことがおすすめです。血中のカテキンの濃度が高い状態で運動をすることで、より効率よく脂肪を燃焼させることができます。また、食後の血糖値の上昇を抑えるには、朝より夕方にカテキンを豊富に含む緑茶を飲むことが効果的です。

良いことづくめの緑茶。料理に使うことはできるかな?

すりつぶした茶殻をゴマやかつお節と一緒に乾煎りすれば、手作りのふりかけになります。茶葉が黒っぽくなり、完全に水分が飛んだら完成です。お好みで塩や唐辛子、じゃこを混ぜてもおいしいです。

緑茶を使ったレシピ

お茶マヨネーズドレッシング(程 一彦先生) 調理時間 /5分

茶葉がそのまま入って、爽やかなお茶の香りがレタスのサラ...

茶葉がそのまま入って、爽やかなお茶の香りがレタスのサラダにぴったり。緑茶に含まれるカテキンは、抗酸化作用、コレステロール値を下げる作用があります。

材料(つくりやすい分量)
・緑茶 (茶葉)大さじ1(3g)・マヨネーズ100g・砂糖大さじ1・塩少々・こしょう少々
つくり方
1耐熱性のコップなどに緑茶を入れ、湯50mlを加え、ふやかしておく。
21が冷めたら、残りの材料とともにミキサーにかける。
茶葉の香りがたまりません。

入梅いわしの新茶煮(きじま りゅうた先生

脂がのって、いわしのおいしい季節。緑茶を使ってさっぱり...

脂がのって、いわしのおいしい季節。緑茶を使ってさっぱりとした煮物に。緑茶の効果で魚の臭みが消え、ふっくら仕上がります。新茶でなくてもOK!

材料(4人分)
・いわし (頭とワタを取る)4匹・ごぼう10cm・ししとうがらし4本
【A】・緑茶400ml*茶葉でいれたお茶でもOK。・砂糖大さじ3・みりん大さじ2・しょうゆ小さじ2・塩小さじ2/3・赤とうがらし1本
つくり方
1ごぼうは皮をこそげて半分の長さに切ってから、4つに切る。鍋にごぼうとかぶるくらいの水を注いで火にかけ、煮立ったら5分間ほどゆでる。
2いわしの尾を落として3等分のぶつ切りにする。ししとうがらしは、なり口を落として側面に切り目を入れる。
3鍋に【A】を合わせて、いわしとごぼうを入れて火にかけ、煮立ったら弱火で5分間ほど煮る。一度火を止めて味をふくませる。
4再度火にかけて煮立ったら、ししとうがらしを入れて2分間ほど煮る。

スモークピーマン(田崎 真也先生)調理時間 /15分

日本茶の葉を使ってピーマンをいぶしました。ピーマンのほ...

日本茶の葉を使ってピーマンをいぶしました。ピーマンのほろ苦さとスモークの香りが絶妙です。

材料(2人分)
・ピーマン5コ・ほうじ茶大さじ1+1/2*ほうじ茶のかわりにウーロン茶、紅茶を使ってもよい・緑茶大さじ1+1/2*緑茶のかわりに茎茶を使ってもよい
【A】・赤ワインカップ1・バルサミコ酢カップ1/4・砂糖大さじ2・塩・こしょう
つくり方
1ピーマンのヘタに竹ぐしで数か所穴をあけ、焼き網にのせる。時々転がしながら中火で焼き色がつくまで焼く。
! ポイント
ピーマンは全体に焼き色をつける。焦がさないよう注意。
2ダッチオーブン(厚手の鉄の鍋)にアルミ箔を敷き、ほうじ茶、緑茶を入れて、金属製のふるいを伏せて置き、強火にかける。煙が出たら中火にして1のピーマンをふるいの上に並べ、ふたをして約3分間いぶす。
! ポイント
鍋底に茶葉が焦げつかないようにアルミ箔を敷き、金属のふるいを伏せる。煙が十分にでたら、焼いたピーマンをのせてふたをする。
3ソースをつくる。小鍋に【A】の材料を入れ、弱火にかけて1/5量になるまで煮詰め、塩・こしょう各少々をふる。
42のピーマンを皿に並べ、3をかける。
そのまま飲む、料理に使うなどの他、緑茶の茶葉は、入浴剤やシンクの汚れ落とし、また、消臭剤として利用することができます。詳しい内容は下記サイトに記載がありますので、ぜひ、ご覧ください。
https://www.y-koseiren.jp/special/food_nutrition/3701

関連する記事

【あさイチ】いまオシ!LIVE 緑茶パワーは、美と健康の強い味方」に関連するキーワード

「【あさイチ】いまオシ!LIVE 緑茶パワーは、美と健康の強い味方」のライター