【朝食で睡眠の質が変わる?】

睡眠の質を上げるには寝る前の過ごし方が大事ですが、1日の食事や運動などさまざまな活動も重要です。

その中でも「朝食」が良質な睡眠のためのポイントになると考えられています。

【朝食にはトリプトファンを!】

良質な睡眠には睡眠ホルモンである「メラトニン」をしっかりと分泌させる必要があります。

メラトニンの素になるのが日中に分泌される「セロトニン」ホルモンです。

セロトニンは日光を浴びたり運動すると分泌されるホルモンですが、食べ物に含まれる「トリプトファン」もセロトニンの原料になります。
トリプトファン→セロトニン→メラトニンと変化するわけですが、この過程には約15時間必要です。

なので、夕食にトリプトファンを摂取しても夜の睡眠には効果が期待できません。トリプトファンは朝食に摂取することが望ましいのです。

【トリプトファンを含む食べ物】

・大豆製品

(豆腐、納豆、味噌、豆乳、きなこなど)

・乳製品

(牛乳、ヨーグルト、チーズなど)

・卵

(鶏卵、たらこ、いくら、すじこなど)

・ナッツ類

(アーモンド、クルミなど)
これらの他にも、バナナ、はちみつ、白米、ゴマなどがあります。

朝食には、味噌汁や納豆ごはん、卵焼き、はちみつをかけたバナナヨーグルトなどがオススメです。

【ビタミンB6も一緒に】

トリプトファンからセロトニンに変換するには「ビタミンB6」が必要になります。なのでトリプトファンを摂取する時はビタミンB6も同時に摂るようにしましょう。

ビタミンB6を含む食品としては、鮭、サンマ、イワシ、マグロ、カツオなどの魚類と鶏肉やニンニクなどがあります。

トリプトファンを含む食品も考えると和食というのは良質な睡眠に最適だということがわかりますね。
また、バナナにはトリプトファンとビタミンB6が豊富に含まれているので、朝食にバナナを食べるのは良質な睡眠を得るのにもっとも効果的と言えるでしょう。

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