~間違ったトレーニングで筋肉太り女子になっていませんか?~

普段お尻の筋肉をうまく使えない人がトレーニングをしても、効果的にヒップアップを狙えませんよ、というのが前回のお話でした。地味なチューブエクササイズで殿筋のスイッチをONにする「アクティベーション」をご紹介しましたね。まだお読みでない方は、ぜひ前回記事からチェックしてください♪

今回はその続編として、より発展したヒップアップトレーニングにトライしていきます。若い時は下半身は少しでも細く!と思うかもしれませんが、これは年齢を重ねるにつれ逆転します。だんだんと下半身の筋肉が落ちてしまい、貧相なプロポーションに見えてしまうのです。お尻こそ年齢感が最も出てしまう要注意パーツと言えるでしょう。

目指すべきは''南米系ラテン・ヒップ''

クールに!スタイリッシュに!セクシーに!冬の大本命パンツスタイルを劇的に良くするのは、下半身のプロポーションそのもの。美脚に見えるためには、細く引き締まっているだけではダメなんです。

実は美脚には黄金比が存在し、それは太ももの付け根・ヒザ・足首の見え方が3:2:1だと言われています。多くの女性が発想として欠如しているのは、トップにしっかりボリュームをつけるということです。立体的に見たとき、太ももの付け根はお尻と繋がっていきますから、さらにトップのポイントを引き上げたらもっと綺麗ですよね?

ワールドクラスのモデルさんはブラジル人が意外と多かったりします。抜群のスタイルでありながらも、女性らしいというのが重要ですよね。これからの素敵なオトナ女子は、南米系ラテン・ヒップを目指しませんか?!

ラテン・ヒップに必要な、お尻と〇〇のカップリング

過去の記事から読んでいただいている方はもうご存知の通り、筋肉は単体で働くのではなく特定のシステムで機能します。お尻の筋肉も、他の背面の筋肉と密接につながっています。その中でも特に理想の相手となるのが背中の筋肉なんです!

「なんだ、お尻と背中の筋肉を同時に鍛えればいいのね?」

そう思った読者のみなさん、それだけではこの二人は永遠に結ばることはありません。まるで運命に引き裂かれるロミオとジュリエットです笑。
彼らが真の蜜月関係を築くためには、対角のお尻と背中をくっつけてあげることが必要なんです!このように右半身・左半身を飛び越えて、反対側の筋肉と繋がる機能のことを「クロスパターン」と呼びます。
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大殿筋と広背筋のクロスパターン
私たちが歩くときや走るとき、そしてスポーツをするときのほぼ全ての動きで、このシステムが活用されます。素敵なオトナ女子に求められる、凛とした美しい所作にも欠かせない機能なのです。

それでは、実際にクロスパターンを鍛えていきましょう!

❶ファンクショナルライン・ストレッチ

運命の出会いも、まずはストレッチから笑。お尻と対角側の背中の筋肉を繋げてあげましょう!
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・脚を前後にずらして座ります。

・前の脚は、曲げたヒザが身体の中心よりも外側になるようにセットしてください。

・前の脚と反対側の手を、フォームローラーに置いてスタンバイ。(フォームローラーがない場合は床に手を置きましょう)
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別角度から見るとこんな感じ。カタい人は後ろの脚を伸ばすのがつらいかもしれません。
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・やや斜め方向に、フォームローラーを転がしていきます。

・指先をピンと伸ばして、限界のところでさらに力を入れて3秒キープ!

・これを片方で3~5回繰り返します。
※上の写真の場合は、左側のお尻と右側の背中の対角ラインにストレッチがかかります。

❷ Tバランス

次に片方のお尻をつかう準備をします。少し難しい動きになりますので、焦らずにバランスを習得しましょう。
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・軸足側に重心をずらして、もう片方は少し後ろに添えておきます。

・肩の真横で両腕を広げて、親指を天井に向けてましょう。
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・徐々にお尻を後方に引きながら、おじぎをしていきます。

・重心はほとんど前の脚に乗せます。ヒザが曲がりすぎないように注意しましょう。

・元の姿勢に戻ります。
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・後ろから見るとこんな感じ。親指は天井を向けたまま、肩甲骨の辺りをキュッと引き締めるように意識します。

・骨盤の高さが、左右で同じになるように動けるとGood!

・片方で10回行いましょう。

❸ファンクショナル・プル

片方だけにダンベルを持って、いよいよクロスパターンが完結します。持つ方を間違えないでくださいね!
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・Tバランスをより難しくしたエクササイズです。

・3~6Kgのダンベルを片手で持ち、その反対側の脚を軸足にセットします。
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・ダンベルはぶら下げるようにして、軸足だけでおじぎします。後ろの脚は、かかとで蹴るように伸ばしましょう。

・元の姿勢に戻ります。

・体幹が捻じれないように注意して、10回行いましょう。
いかがでしたか?少し難しいエクササイズですが、コツを掴むとお尻への刺激が強烈に入るはず!地道に練習して是非マスターしてください♪

次回の記事ではその他のクロスパターンをご紹介します。お楽しみに☆

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