夏になると、冷房冷えでかえって体が冷えてしまうことが多いです。
体を外側から温めるだけでは、冷房冷えによって冷えてしまった体を温めるのは難しいのです。

体を温める作用が強い食品を食事に取り入れましょう!

食事で健康体質に変えていくことを『食養生』と言います。これは東洋医学の考え方に基づいた方法です。
食養生とは、文字通り ”食で命を養う“ということ。私たちの身体は食べ物から摂る栄養素でつくられているため、食を整えることが健康を保つ一番の基本となります。

体を温める食養生で使える食品には、陽性(ようせい)の食べ物があります。

簡単な見分け方としては、色が濃く、寒い場所でとれるものが多いです。水分が少なくて硬いものや、塩辛いものは体を温める力があります。

生姜、にんにく、ねぎ、梅の黒焼きは体を強力に温めてくれる

生姜などより更に体を温める力が弱いものには、陽性のアルカリ食品があります。

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根菜類では、ごぼう、こんにゃく、人参、山芋、れんこんがあります。
自然塩、味噌、醤油、梅干し、たくあんなどの漬物も体を温めてくれます。また、血液をサラサラにしやすい性質も持っています。
ただし、食べ過ぎると塩分の過剰摂取になって高血圧になってしまう可能性があるので注意が必要です。
自然塩はミネラル分やにがりがほとんど取り除かれた精製塩と違い、ミネラル分とにがりが多く残されています。

摂りすぎると腎臓に負担をかけてしまうことがあるので気をつけて!

ミネラルが多いという点では優秀ですが、摂りすぎると腎臓に負担をかけてしまうことがあるので、過剰摂取には注意が必要です。
他にも体を温める食べ物には、鶏肉、豚肉、卵、ソーセージ、チーズ、貝類や赤身魚などもありますが、これらは血液をドロドロにしてしまう可能性があります。
体を温めて健康体質になるためには、体を温める力が強い食品を食事に取り入れて、バランス良く食べることが大切です。

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